ANDADURA

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2010.9.22

今後の事

昨日の夜は眠れなかった。
というのも、3ヶ月前に思いついた展示会のアイデアを
考えてたら、楽しくなった。

まだ何も準備してないし、いつやるのかも未定。
そして、やるのかさえも決まってない状況にも関わらず、

展示風景は鮮明だ。
タイトルは「それは背表紙を眺めるように」である。
DMに載せる文章だって出来ている。
来年あたりに出来たらな、と思っている。
今は温める期間。こうやって温める期間のものが、頭の中にいっぱい。

そして、新しい革を作って貰っている。
名付けて「double iron leather」これもサンプルが出来て
ワックスやオイルの具合を見て、気に入ったらだ。
これも来年になるか。冬には出せるかといった所。
これまでに見た事が無い革なので、ボツになるかもしれない。

新作の試作も進めている。久々の新作。2つ程出せれば。
これも少し先の話。

そして、ホームページにはbag、さらにはfabricsとある。
カバンは来年目処に、そして布も同じく、それくらいの予定。

そして、何が言いたいかというと、温めるのが好きだ。
始める前の、何もしない期間。何もしないのは、何かをするのと
同じ位大切な気がする。

しかし上にあげた予定達がスムーズに進むものとは思えない。
現にゴーしなかった(出来なかった)革もあるし、着地までは
時間がかかるし、うまく着地出来るかも不明である。

もろもろの温められた、人たち
実現されるかもしれないし、されないかもしれない
まだ見ぬ恋人を待つように、楽しみにしてて下さい。
2010.9.22 | note

2010.9.19

BGM



先日アマゾンより到着した
青柳拓次『まわし飲み』。これが良い。リピート・リピートで聞いている。
写真は敬意を込めて、まわし飲みのイメージで。

前作『たであい』は何度聞いた事か!
あまりCDは買わない僕だが、先日発見し、即購入の運び。

何が、いいって、何度聞いても飽きないし、全曲聞ける。
既に次作が楽しみだ。

大切な事は、3つ位だったりすると思う。
小説ならば、文体と構造とストーリ、
陶芸ならば、形と質感と色
世界ならば、愛と平和と勇気
音楽ならば、リズムとメロディーと歌詞(声)かな
映画を見るならば、セックスと嘘とビデオテープ

うん。これを聞いていると。この3つか4つのバランスだと思う。

そして、話はもちろん革ならば?となる。
なんだろ。自分の事となると、簡単には言いたくない。

もし、僕と会われることが、あったなら、こそっと聞いて下さい。
あくまでもこそっと、僕は小さい声で答えると思う。
2010.9.19 | note

2010.9.18

再・再・再修正

先程書きかけのブログが消えた。おそらく何かのエラーであろうが、
消滅したブログな、なんだか良く書けていた、ような気がするから不思議である。

タイトルも同じで、何ともな偶然。

そう型紙を修正した。と書いたんだっけ。(もはやスタミナ切れ)
記憶を試すという意味で、全く同じ内容で書きたいと思います。
こんな試みを設定しなくては、やってられない。

さて、
こんな3連休の初日は、型紙修正するにうってつけである。(違うなこれ)
そして、日頃からの懸念材料。型紙が消えたらどうしよう、
という不安を解消させる日。(全然違う)

この不安を解消させるプロジェクトを「永沢君プロジェクト」と名付けよう。
例えば、我が家が火事になった場合型紙は、型紙が消えてしまう。

そんな強迫観念より、型紙作って実家に送れば良かった、などと
後悔したくないのだ。

パソコンにスキャンし、今回は、イラストレーターで型紙を作ってみた。
1mmの誤差も許すものかという気合いで行われた。

new型紙、そして永沢君プロジェクトは無事終了。

もちろん永沢君は『ちびまるこちゃん』の永沢君です。勿論


全く違う内容になったが、タイトルからいくと、もう一回消える事になる。
なので、慎重に優しくアップする事にする。
2010.9.18 | note

2010.9.27

お取り扱い店舗『mokodi』

名古屋の星ヶ丘にある、日々の生活の道具を扱うお店mokodiさんでお取り扱い頂く事になりました。

以前のブログ、「土井さんの話」で書いた。
「プロダクトと作家のちょうど良い間にいるね。」と言って頂いたのが、
mokodiの店主の市川さんだ。

市川さんとお話してると、自分の作るモノがきちんと伝わっている嬉しさがあった。
だから、mokodiさんで、お取り扱い頂く事はとても嬉しく思う。

お店には、日々使う道具達が、並んでいる。
そして、ANDADURAも日々の道具として見て頂けたら…

mokodiさんはこちらからご覧頂けます。
2010.9.27 | shop

2010.9.16

SOTHEBY'S



たまに、本棚からだして、ふふん、と眺める、写真集がある。
『SOTHEBY'S-phoografics image and related material』と題された本。
おそらく名前にもあるように、サザビーズのオークション目録だろう。

この目録によれば、1844年に撮られた写真らしい。
今からざっと(といいながら、暗算ですぐに出せないのがモドカしい)166年前の
写真である。(結局電卓の出番となる。頭よ!!)

ついでに言うと、オークション目録だけに、落札予想価格が載っている。
300-500ユーロ(多分ユーロです。)高いのか安いのか、門外漢な僕には
分からない。しかし、この古い写真達、ことごとく、粒子が荒い。

現在のデジタル放送に慣れている僕の目からは(といっても我が家にテレビは無いのですが…)
とても荒いのだ。

しかし、荒さが伝えてくれるものもある。欠落というのは、教えてくれる事もある。
もちろん、鮮明さが伝えるものもあるのだが、
もし「荒さ」と「鮮明さ」に一票入れなきゃいけない場合。
「荒さに一票!!」と謙虚に一票を投じる心構えもある。

おそらく鮮明さが勝ち上がるだろう。それは分かっている。
だから、謙虚に一票なのである。

何を言いたいのか、少し分からなくなってきたが、
「いやー、古い写真もいいね!」という単純な事のような気もする。

うん、そうだ。古い写真も良いですよ。
2010.9.16 | note

2010.9.12

夏のおわり

夏の終わりを感じたのは、2日前。銭湯で体重を量った時の事。

この猛暑で沢山汗をかいたせいか、体重が4キロも落ちていた。
もともと指名手配になったなら(ならないだろうが)「御用ポスター」には
「170センチ・痩せ型」とかかれるであろう僕のどこに4キロも落ちる肉が
あったのかと、驚いた。

ふっと、気がつくと無意識で「もうこれ以上は落ちないだろう。」
とおもっている自分を発見した。夏の終わり。

そして、この夏、不思議に心に残っている言葉がある。
8月7日の事。(自分の誕生日だからはっきり覚えている)
帰郷していた僕は、友人の結婚式に向かう為、
バスにのって目的地へと向かっていた。このバスは、
僕が高校に通っていたバスで、山をひとつ越え「呉」へと運んでくれる。

そんなバスの中で、隣の座席に座っている2人の高校生の会話
「俺、小説を書こうと思ってる。」
「うん。それなら、自分が体験しなかった事を、思い出して書けばいい。」
と聞こえてきた。

そして、先日とある本の中で、小説家のポール・オースターが同じ事を言っていた。
オースターの場合、「小説は起こらなかった事を思い出して書く事だ、
だから、フィクションを書く事は、ノンフィクションを書くより難しい。」だが、
ポイントは同じである。

そして、オースターの言葉を読んで、あの高校生の事を思い出したのだ。
あの高校生も読んだのかな…
と思ったが、聞こえてきた声は自分の言葉で語るときの声だった。
読んだか、読んでないかは、全くどうだっていい。

なによりも、僕の耳に聞こえる声があったのだ。
そして、今思い返すと、なんだか、嬉しい誕生日プレゼントを貰った
ような気がするのである。
2010.9.12 | note

2010.9.12

気がついたら大掃除

きっかけは窓だった。たまたま手にしていた、濡れタオルで窓を拭いたら、景色の見え方が違う。
気を良くした僕は、メラニンスポンジを買いに走った。
そして、窓は今までとは違うクリアな景色を僕に見せてくれる事になった。

網戸を外し、風呂場でゴシゴシと、
メラニンスポンジで、目につくものを、ピカピカにしていった。

極めつけは、キーボード清掃である。
年に1度の恒例行事。確か去年は、大晦日にやったっけ…

それでは、キーボード清掃を…



現在のキードード、あのビニールのカバーをつけるのが、嫌なので、
手あかがついております。そして…



キーボードのキーを全部外します。



漂白剤入りの、ボールにキーをつけます。



5分程おいて、ざるでじゃぶじゃぶと。シュールだなぁ、この絵



そして天日干し…。少し離れて客観的にぱしゃり。シュールな絵



そしてパズルの如く、ひとつひとつ



完成!!ピカピカ新品です。

約1時間かかります。
窓ガラスからパソコンまで…
気がついたら、大掃除。

とっても、さっぱりしました。
2010.9.12 | note

2010.9.11

サダマラソン

本日、我が家にサダマラソン中の佐田君が寄ってくれた。まずは、どこから話したものか…

当然の疑問。サダマラソンとは、からですね。もちろん
サダマラソンはサダ+マラソンです。

佐田とは大学の同級生で、益子のスターネットさんで働いており、
この度、仕事を辞めて、神戸に帰る途中に寄ってくれた訳です。

見えてきましたね。
そう、益子から神戸までを走って帰るのです、サダマラソン。
サダマラソンルールにはお金は使わない。というものもあり、
いろんな人にお世話になりながら、神戸へと帰るのです。
走って帰ると聞いたとき、なんとも良いなと思った。

いろいろなものが見えるであろう、これから先、
神奈川→神戸間。
密かに、見守りつつ、気をつけて、そしてじっくり楽しんで…と思うのでした。
2010.9.11 | note

2010.9.9

オー特注ール

密かに特注の事をオートクチュールと呼んでいる。意味も近いし響きも似ている、「オー特注ール」。

制作の上で、具材を特注で頼む事もしばしある。
先日届いたオートクチュールを紹介します。



左がオー特注ールのRとり。
角のアールを取る際に使用します。

右は道具屋さん購入のRとり。

細かい事ですが、Rのサイズも気を緩めると、市販のサイズで作ってしまいそうに
なります。10mm、15mm、20mmと5mm刻みで揃っているのですが、
やはり18mmが一番バランス良いな、と思う事も多々あり、
そんな時、20mmに妥協せず、「オー特注ール」を頼むのです。

小さい事ですが、そんな事が、大切だなと思います。
因にオー特注ールR取り。逃げの部分も作って貰い、
なんとも使いやすいのです。
2010.9.9 | note

2010.9.8

○○の秋

ブログに間隔があきました。というのも、秋の夜長は、修理をしようと意気込んで、
いろんなものを直しておりました。するといろんな所に目が向き、
お風呂の大掃除をしたりと、いう始末。
おかげで、工房はきれいになりました。

そして「芸術の秋」と称し、
ビデオを借りに行くも、バイクがパンク、手押しで帰ったりと、
踏んだりけったり、な日々でした。

そして、「クリスマス・キャロル」を読みました。
ディッケンズのあれです。
ふむふむ。スクルージの様にカチコチの心にならない為にも、
昔の事を思い出すのは、大切だな、なんて思ったりしました。
「柔らかき感性」という言葉を思い浮かべては、ふにゃふにゃになる、
のが好きな僕にとっては、カチコチなんて…

いろいろ、昔の事を思い返しておったりもしました。
たまには良いものです。

思い出した昔の話をひとつ
小学校低学年の頃、好きな子が出来ました。
どうして良いのやらな、僕は、
「とりあえず、身体だけはきれいにと」いつもより丁寧に身体を洗う事にしました。

なかなか、乙な子供じゃないか!

とりあえず、身体はきれいに…
柔らかき感性を…

今年の秋は、こんな感じで臨もうと思います。
2010.9.8 | note
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