2023.7.4
ベージュの裏面の色について
2023.7.4
new color ベージュ
2023.6.26
ANDADURAの定番カラー変更のお知らせ
ネイビーはこれまで通り制作しますが、ベージュへの切り替えにあたり、キャメルとブラウンの革につきましては、工房の革がなくなり次第、終了となります。
お知らせするのは早いタイミングではありますが、キャメルと、ブラウンの革が無くなってからご案内ずるのは不親切かと思い、余裕を持ってお知らせさせていただきます。ベージュに切り替えるには、早すぎるくらい在庫は残ってますが、キャメル、ブラウンをご希望の方がいらっしゃいましたら、革があるうちにご注文いただけたらと思います。切り替えるといっても、革が残っているうちは、4色になります。
ホームページなども少しづつ切り替えていきます。ちゃんと整えてからと思っていましたが、今回は、やりながら整えていくやり方にします。
・ベージュの色について
顔料を使えば出せるけど、タンニン鞣し&染料では、タンニンの色味が出て難しいとのことでした。
数年ほど前に、ベースに使用する革を栃木レザーから、昭南皮革に切り替えました。
昭南皮革の革は、ヌメの状態で、少し赤みがあります。ベースに赤みがあるならオリーブのような緑を含んだ色で染めたら、綺麗なベージュになるのではとの着想のもと革作りをスタートしました。色を染めることに意識が向いてましたが、打ち消しあう染め方があるとは、盲点でした。
2022.6.9
革についての現状と今後の革作りについて
ANDADURAで使っている革は、独立当初より革屋の佐藤さんとANDADURAが目指す理想を共有しながら作っています。
2010年にANDADURAを始めてから、ベースとなるヌメ革をさんざん試し、現在は昭南皮革という日本で2箇所あるピットなめし(プールのような鞣し槽につけ時間をかけて革をなめす方法)で鞣した革をベースを染色し加工し、仕上げています。
アイロン屋さんで使っているアイロンは古いもので、メーカーも廃業しており、不具合を総合的に判断できる人がいないのが現状です。
今後も、原因が解明する事は難しいと思いますので、この工程での不具合を解消する事は難しいです。
この流れの中では、これまで出来ていた事が、急に出来なくなる事が今後も増えていくと考えられます。
・今後の革作りについて
さて、ここまで革作りの現状について書いてきました。
2021.2.19
【Relation】作り直して使いきる
という言葉があります。初めて読んだ時に、モノをつくる者として、向き合う必要のある言葉だと感じました。修理をしっかりアナウンスするのもそういう意味合いです。今回はもう一歩この言葉に踏み込んでみようと思います。
お財布の革を使いますので、どうしても小さいアイテムになります。とりあえず、Over the rainCowで作ったキーホルダーとカードケースから始めますが、欲を言えば、もう少し選べるアイテムがあり、長財布など比較的大きな革は、(使える革を全て使い)数種類に作り直して、使い切っていただく、というのが目指すところです。
僕自身工房で履く、作業用のパンツは膝がすぐに破けますので、破けたら、ショートパンツにして履きます。Tシャツもクタクタになったら、丁度良いサイズに切り分けて工房のウエスにして、使い切ってます。「作り直して使いきる」は普段自分がやっている事でもあります。単純にボールペン使い切るだけでも、そこはかとなくホクホクした心持ちになりますし。
使い込まれた革は、時間と共に少し痩せて物としての革の厚みが適正でない場合があります。使い切っていただく、という試みですので、その辺りはご了承下さい。
2021.2.5
革の裏面について
ANDADURAの革は2010年の独立当初より革屋の佐藤さんと共に作り上げてます。
革のベースとなるタンナーさんをいろいろ試したり、工程を変えたり、その時々で
一番いいと思う作り方で革を作ってきましたが、表だけでなく、裏面を仕上げるという
やり方はずっと変えずに行ってきました。写真右が革の裏面。
通常のやり方では、革を仕上げた後に、革の厚みを調整する革漉きを行いますが、
ANDADURAの革は最初に漉いて、そこから仕上げていきます。
それにより、裏面もキッチリ仕上がった革になります。
ANDADURAの製品は裏張りなど、自分が余計だと思うことはしていないので、
余計なことをしない代わりに裏を仕上げています。
通常のやり方は通常のやり方の良さがあり、安定的に革を作れますが、
それぞれに一長一短があります。どっちを取るかかと思います。
最後に漉くと、厚みのブレは漉き加工の精度のみのブレですが、
最初に漉くと、染色やら、表アイロン、裏アイロンなど、様々な工程の中でブレが大きくなってきます。革をしめるプレスアイロンで革がしまり、季節やロット、タンナーの種類、原皮などでしまる割合は異なり、厚みがブレてしまいます。
ですので、1枚1枚の厚みを変えて、ブレても許容できるように工夫しています。
今になって思うと、これって知らないから出来たことだなと思います。
いろいろ知識があったり、その後の苦労が分かったりすると、躊躇して出来なかったと感じます。
とはいえ、いろいろ考えるきっかけにもなりましたし、胆力のようなものも
2020.9.11
革に魚介類の匂いがついた場合
2020.5.30
スウェードについて
ONLINE SHOPにスウェードポーチをアップしました。
スウェードは子牛や山羊などの革の裏面(床面)を起毛させたものです。革の表面(吟面)がない分、やわらかいです。
今回は、少しマニアックな説明になりますが、名称に関して書きます。ANDADURAで使用していますスウェードは、仕入れ時にはキップ(子牛)ベロアという名称になってます。ベロアとは成牛の床面を起毛させたもので、毛足がスウェードよりも長いものです。
実際に成牛のベロアも試しに仕入れてみて、こちらは毛足が長く、ベロアという感じなのですが、今回使っているものは、毛足も長くはなくスウェードと呼んだ方が実際に’近いと感じます。
ベロアっていうと、光沢感があったり、繊維としてもありますので、ベロアと呼ぶ事で、実際の素材から認識が遠ざかっていくように思いましたので、名称をスウェードとしています。
毛足の長さの明確な基準も無く、厳密になることもない(成牛を使うのであれば、ベロアと表記しないといけないと思いますが)のですが、仕入れ時の名称と違う名前ですので、書いておかないと少々気持ちが悪いと思う性分ですので、記しておきます。
2020.5.8
レーダーオイルの使い方
レーダーオイル(オイル)
ドイツ生まれ天然成分のみで作られた、革・木製品等にも使用できるオイルです。主成分は、ひまし油、なたね油、バルサムテレピンオイル等です。革の汚れを落としながら、油分を補い、革をしなやかに保ちます。防水・艶だしの効果も少しあります。
・原材料 : ひまし油、なたね油、バルサムテレピンオイル 、オレンジオイル、酢
・容量:200ml
レーダーオイルの使い方
1. 柔らかい 布やブラシなどで、ほこりなどの汚れを落とします。
2. 柔らかい布にオイルを少量含ませ、なじませるように薄く均一にのばします。
3. マッサージするように、余分なオイルを残さないように拭きます。
4. 使用する布は、家にある古い布で十分ですが、綿100%などの植物性のもので柔らかいものをお使い下さい。
ーご使用上の注意ー
・ご使用前によく振って下さい。
・少量でよくのびますので、全体に均一にやや少なめにお使い下さい。つけすぎた場合は余分なオイルを拭き取って下さい。
・明るい色の革はご使用後、色が濃くなります。目立たない部分で試してから全体にお使いください。
・ANDADURAではTAPIR社の製品を、すべて取り揃えている訳ではございません。実際に使用してみて、良いと思ったものを、お取り扱いしております。
TAPIRホームページはこちらからご覧下さい。
2020.5.8
レーダーバルサムの使い方
レーダーバルサム(ワックス+オイル)
ドイツ生まれ天然成分のみで作られた、レザーケアー用オイルワックスです。主成分は、みつろう(蜜蜂の分泌物)とシェラックワックス、キャンデリラワックス等が配合されており、革に浸透する効果と、保護・艶だしの効果があります。
・原材料 : みつろう、シュガーケーンワックス、シェラックワックス、キャンデリラワックスカルバナワックス、ひまし油、オレンジテレピンオイル
・容量:85ml
レーダーバルサムの使い方
1. 柔らかい 布やブラシなどで、ほこりなどの汚れを落とします。
2. バルサム少量を布やブラシでつけます。(気にならない方は手指でつけるのをお勧めします。体温でクリームを薄くつけることができるだけでなく、なじみも良くなります。
【肌の敏感な方にはおすすめしません。】
3. 薄く全体になじませるようにのばし、手のひらでマッサージ。
4. 布またはブラシで、余分なバルサムを磨くようにして、落とします。
【使用する布は、家にある古い布で充分ですが、綿100%などの植物性のもので柔らかいものをお使い下さい。】
ーご使用上の注意ー
・バルサムをつけすぎると、ワックスが白く浮き出ることがあります。気になる場合は時間をおいてから、ブラッシングするか、植物性のオイルまたは、アルコールで拭く、もしくはドライヤーなどでワックスを一度溶かしてから、拭き取ると落ちます。
・ANDADURAではTAPIR社の製品を、すべて取り揃えている訳ではございません。実際に使用してみて、良いと思ったものを、お取り扱いしております。
TAPIRホームページはこちらからご覧下さい。