ANDADURA

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2017.11.16

企画展【STORES】参加のお知らせ



11月23日(木)から翌年1月28日(月)に岡山・牛窓の御茶屋跡で行われます、
企画展【STORES】に出品致します。

御茶屋跡は2017年4月にオープンし様々なブランド、作家、プロダクト
などご紹介してきました。この度の企画は今までにご縁のあった方々の
垣根をさらに広げ、より多くのモノ、コトを2ヶ月に渡りご紹介いたします。
ホームウェア、家具、オブジェや洋服、ジュエリーや香水。そして食など
普段の御茶屋跡とは違った全館使っての企画展です。
静けさのある冬の瀬戸内海に是非お越し下さい。
(DMより)

ANDADURAでは定番の中からお財布を中心に出品致します。
様々な方も出られる盛りだくさんな企画展ですので、
是非足をお運び下さい。
詳細は御茶屋跡のHPよりご覧下さい。

一点説明が必要なアイテムを持って行きますので、紹介します。
マルチケースというアイテムです。


これはカードと名刺のサイズ比較です。
名刺の方が少し大きい。

たとえば、お財布はカードやお札、小銭、領収書など様々なものが収まるよう、
デザインしますが、それぞれのサイズのズレみたいなものを、いかにうまく
繋げてやるかが、結構大切な事のように感じています。

そして、このズレを生かす、という方法で考えたのが、マルチケースです。

カードと名刺のズレは、

縫いが入り、小さくなった部屋にカードをあてがい、名刺は大きな
部屋に収まります。

名刺は手前の部屋にしか収まらないので、分ける事は出来ませんが、
入れる際に、手前が頂いた名刺、奥は自分の名刺と決めてしまえば、
ひと部屋で十分という考え方です。

マルチケースというからには、幾つかの使い方が出来ます。


こんなふうに、小さなお財布として使っても頂けます。


お札は二つ折りにして納めます。使ってると、ペロッと丸まります。


それが嫌な方は、こんなふうにフタの裏に入れてあげます。


カードは裏面に収まります。

用途を限定ぜず、様々な使い方が出来る事を目指して作りました。
(ひと部屋しか名刺が入らないので)名刺入れとも
言えないし、(収まる量が少ないので)お財布とも言い難い
事からマルチケースと名付けました。

これまでも作っていた構造ですが、この作りの持ち味をより引き出せたのでは、
と思っております。

そして、このマルチケースというジャンルは、革という素材の持ち味を
より引き出す事が出来るのでは、と思っております。
今後また別のマルチケースも考えていきたいと思います。

まだ、定番として出しては無いですが、ひと足先に御茶屋跡に持って行きます。
お店に並べる際に、このアイテムは説明文が必要だろうと思い、
ブログを書きながら考えてみました。少しまとまりました。
ありがとうございます。
2017.11.16 | information

2017.11.16

工房日誌 写真スタジオ編

工房日誌


ホームページの写真をより分かりやすくするため、撮り直すことにしました。
工房ではなく、自宅の一室を写真用スタジオにして、まとめて撮影していくことにする。
田舎の一軒家は使っていない部屋がいくつかあるので、お客様部屋がスタジオに。
まずは写真の背景となる板を探しに、ホームセンターをはしごするところから
はじまった。

購入した板にヤスリにかけて、オイルで色味を調整する。


和室の入り口にカーテンをつけたり。


レフ板になりそうな白いものを集め。


ようやく出来たつぎはぎの手作りスタジオ。

光源は太陽。
天気や光を見ながら撮影していくも、刻々と変化していく光にはじめは翻弄されながら。
光の傾く時間にどうがんばっても、光のある時間にかなわないことが分かってからはそこに集中して撮影することにする。自然の力は偉大だなあと、改めて思う。
手作りスタジオのゴールデンタイムは天気のいい日の午前10時から11時半。
短期決戦だ。
この時間に撮った写真は別格にうつくしかった。
ここから編集するので、またページが出来ましたらおしらせします。

おまけ
自宅の窓からみえる風景。今年は我が家からの工房もうつくしいです。



2017.11.16 | note

2017.11.13

KYを見に

週末、紅葉を見に近所の豪渓に行ってきました。





豪渓の紅葉はずっと見に行きたかったけど、
紅葉シーズンをすっぽり忘れていたり、きちんと時期を合わせて行っても、
「今年はだめねぇ」と甘酒売りの方に言われたりしてしてましたが、
ようやく念願の豪渓の本気を見ることが出来ました。

ってだけのブログですが、
紅葉のおすそ分け、という事で・・・
2017.11.13 | note

2017.11.7

ビルの背中

11月に入って、朝晩がしっかり冷えるようになりました。

このブログを読んでいる方が、もしかしたら(ひとりくらいは)気になっている
かもしれない、僕の背中(猫背)について・・・

昔からの猫背なのですが、密かに、ビル・エヴァンズの背中と称し、
少し誇らしく思っている節すらあったけど、



この写真を見て、全然ビルじゃない。ゴリラじゃないかと認識を改めました。

という訳で、作業テーブルの高さを見直したりして、姿勢改善を目論んでおります。
上の写真は夏ですが、



現在はこんな感じです。
自分だけでは、如何ともしがたいので、ロルフィングの助けも受けました。
美穂子さんありがとう!

前に、金刀比羅さんに行った時、売店のおばちゃんが見事に、
僕の考えるビル・エヴァンズの背中でした。ビルの背中の称号はあなたにお譲りします。
2017.11.7 | note

2017.11.3

工房日誌とレポート

本日の工房とayanoレポート

気温22℃ 湿度50%


今週は西日本における革産業の拠点、姫路のレザーフェスティバルがあること
教えていただき足をのばすことにした。
ANDADURAの革は栃木レザーをベースに使用しているが、
西日本に引っ越してきたこともあるので初めての姫路へ。

肝心な写真を撮り忘れるという失態をしてしまったが、
姫路にて革製品を作っている福本さんと林さんに案内していただき革の工場にも
伺うことができた。中でも印象的だったのは、明治から創業されているという大谷さんの
工場のドラム(革を入れて回す機械)。
木製でできたドラムは木の樽のようにも見えて、今も現役で回っている。
はじめて足を踏み入れた革の工場は、職人さんたちが肉体を使って汗水たらして
革を作りつづけている場所で。頭がさがるようなおもいがした。

ANDADURAでも普段革を作ってくださっている佐藤さんはじめ、お会いしたことない
職人さんたちが関わり一枚の革、そして製品が出来上がるのだなあと。

山本さんも革について、見えなかったことがみえたようで、
お互いに見えたことは違いますが感慨深い時間でした。


以下写真は、本日の工房です。









なぜか一枚だけ姫路城の写真を山本さんが撮っていました。
再来週は龍野のレザーフェアに行くので次回は写真を忘れずに行きます。
2017.11.3 | ayanote

2017.10.25

工房日誌

本日の工房

気温21℃ 湿度45%
(ストーブオン)

今週からストーブを設置した工房。
早いですが朝と夕方はもう使っている。
ストーブをつけるだけでもう冬になった気がするね、と話しております。








冬もこのバイクで通います。


夜は発光する工房。
2017.10.25 | note

2017.10.5

ラテックス移し替え

手の震えが止まらないので、(前のブログを読んで下さい。)
ブログ書きます。

接着剤として使っているラテックスの移し替えのレポートです。
ラテックスは天然ゴムでエフスタイルさんの制作で使用しているものです。

結構前に一斗缶で購入し、ちびちび使ってましたが、
少しダマになる部分も出てきたので、ダマを取り除きつつ、
ペットボトルに移し替え。




移し替え三種の神器。漏斗、茶漉し、茶漉しの持ち手を切ったやつ。
使った後は無残な姿になります。


移し替えたものに、キッチンで使う、アルミのやつ(名前あるの、これ。)を
巻いて遮光性を持たせて保管。

最初に一斗缶が届いた時に、「使いきれるの、これ!」って思ったけど、
あと4リットルです。沢山作ったんだなと、実感が湧きます。

使い切る、というのは、なんだか嬉しい。
ボールペンのインクが無くなったりすると、少し幸せな心持ちになります。


あと少しで無くなる、糸。

一斗缶の容量を調べてみると、18リットルもあるようで、
14リットルを使った計算。
残り4リットルを使いきると、3色ボールペンのインクが同時に無くなる
くらいの喜びが訪れそうです。楽しみ!

ラテックスを改めて調べてみると、いやらしい事に使う用途もあるんですね。
ふーん、って思いました。
2017.10.5 | note

2017.10.5

YAMAMOTOゴーグル

ご無沙汰しております。山本です。
今日は工房の隣のスペースの草刈りをしました。



草刈りの何が難しいって、刈払機は使うと振動で2時間くらい
手が震え作業が出来なくなる事。
なので、いつも日没直前や、お休みの日に作業してたけど、雨が降ったりして
なかなか出来てなかったので、ようやく出来てスッキリしました。

といつもの日常なのだけど、わざわざブログを書く訳は、
最近見つけて買った保護ゴーグル。



ゴム部分に「YAMAMOTO」の文字。全国の山本さんにお勧めです!
といっても、自分の名前が入っているのが、いいのか、悪いのかという
問題もあるけど・・・

今まではメガネが保護ゴーグルの代わりだったけど、
やっぱりちゃんとしたのは、良いですね。

そういえば、明日で岡山に引っ越して2年が経ちます。
以前は、革靴履いて、鎌で草を刈っていた(なめてる)ので、
小さいながらもうれしい進歩。

刈払機での草刈り、やってみると楽しいものです。
2017.10.5 | note

2017.9.29

工房日誌

本日の工房

気温24℃ 湿度50%

先週末に奈良のsonihouseさんでひらかれた家宴、長岡京アンサンブルさんのライブを聴きに行った。
音を聴くこと。
演者さんの響きを感じること。
聴きいるような、吸い込まれるようなすばらしい時間だった。
なぜ、そのような音が生まれるのか。
その「なぜ?」を垣間見るような時間だった。
久しぶりにたくさんの方にもあって、いただくものがたくさんあったように思う。
企画してくださったsonihouseさんとも改めてお会いすることができてうれしいなあとしみじみと。

岡山に戻り制作の日々。
今日は奈良での時間を誘ってくださったエフスタイルさんのステインプルーフシリーズを作っている。
少しづつ改良しながら続けているエフスタイルさんの制作。
こちらも、ANDARURA 同様に大切なシリーズです。







2017.9.29 | note

2017.9.22

二台のミシン

本日の工房

気温22℃ 湿度70%

今日はayanotoです。
最近ミシンの練習を始めた。
まだまだ慣れなくて、ミシンの方が先輩というかんじだ。
工房には二台ミシンがあり、それぞれ機械だけど性格が違う。
機械に違いなんてないような気がしていたけど、同じメーカーのものでもやっぱりちがうのだ。
使っている人の癖がうつるかららしいけど、動物みたいで面白いと思った。

初代ミシン


独立の時に中古で購入したもの。
・性格→少し癖があり、堅物なところがあるけれど、仕事はきれいでよいところがたくさんある。信頼できるミシン。


二代目ミシン


初代の調子がわるくなり5年程前に新品で購入したもの。
・性格→いつもご機嫌。たまに調子が悪くなると、山本さんが使うと元にもどったりする。パパっ子。初心者にも寛大で安定して使う事ができる。


山本さんは時々「いつもありがとう」と、ミシンに話しかけるそうだ。相棒だからと。
彼にそんな一面があったことをミシンに教えてもらう。
力が入ってしまってガタガタな縫い目になってしまうこともあるけど、
肩の力を抜いて、二台のミシンのことを知っていけたらなあと思っている。

追伸 
「ミシンを踏む」ということば以外に「ミシンに乗る」という表し方があるらしい。
後者の方が、なんだか仲良くなれそうでいいことばだなあと思った。
2017.9.22 | ayanote
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