ANDADURA

BLOG

2010.11.9

第二次普遍戦争

我が家で活躍中のグラス。良く見かけるイッタラ社のカイ・フランンクのデザインのもの。

買ったのは骨董市である。
それまで、イッタラショップなどで見かけても、あまり惹かれなかったのだが、
骨董市で見かけた時は、まったく素晴らしかった。

古いものにまみれて、転がっていたグラスは、なんだか凛とした、存在感があった。
古いものに埋もれたくても、埋もれないのだ。
グラスだけがなんだかその場で立ち上がって見えた。
まったく、今まで何をみていたんだろう、我が節穴の目。

しかし、言い訳を言わせて貰えるならば、イッタラショップの
あのカラーバリエーションの中で、フラットな目をもてるだろうか?

見え方という事を改めさせられた事件だ。

そしてかの杉本博司は、自身の作品の出来をみる為、
作品の横に~の大仏などを、置いてみるらしい。

おそらく、作品の耐久年数を確認しているんだと思う。
いろんなモノには、賞味期限みたいなものがあると思う。

耐久年数を迎え撃つ最高の武器は普遍性というやつ。普遍性。

大学時代よく「普遍普遍」と口走っていた。
いつしか言わなくなったのは、普遍性との戦いに敗れたからだろう。
そっりゃそうだ、手強い相手だもの…

しかし、今は普遍をよく考えたりする。
第二次普遍戦争である。今回は気長に戦うつもりである。

そして、この戦いに備え、~の大仏が欲しい。
どこかに落ちてたら、有難いのだが…



もちろんそんな簡単には落ちてないだろうから
とりあえずは、このグラスを横に置いてみよう。
と、思ったりする。
2010.11.9 | note

2010.11.25

糸色変更

※糸の種類の変更により、こちらの糸色の変更は終了致しました。
新しい糸色変更はこちらから(下の方にあります)ご覧下さい。

糸色変更して頂いた写真をコツコツ撮りためておりました。
少しまとまった量になりましたので、紹介します。
糸色変更される際の参考になればと思います。


・LGWC04 camel 白糸


・LGW06 brown サーモン糸


・LGW01 camel 白糸


・LGP02 navy 茶糸


・LGC02 camel 白糸


・LGW05 camel 萌黄糸


・LGWC02 brown 白糸


・LGW04 brown 白糸


・LGW05 navy サーモン糸


・LGWC01 camel 白糸


・LGW04 camel 白糸


・LGW01 navy 萌黄糸


・LGW05 camel 白糸


・LGP01 camel 白糸

KICX3301.jpg
・LGP02 camel 白糸


・LGWC02 camel 白糸


・LGWC01 navy 萌黄糸


糸色の変更が想像しやすくなったのでは、と思います。
やはりなかなか、小さなパーツで見ても想像しにくいもので、
ブラウンとサーモン糸が意外に馴染むんだな、キャメルには白糸も良いな、
などと発見もあったりします。

糸色変更についてはこちらからご覧頂けます。
2010.11.25 | note

2010.11.6

ミシンとの理想の関係

ミシンとの理想の関係のイメージの話。

革用ミシンで初めて縫った際。ステッチはおぞましいものだった。
そんな時、うまくなるように、とイメージしたのが、
「ケンタウロス」である。神話に出てくる、足が馬、上半身は人間のあれである。

僕のイメージは、足がミシン、上半身が僕である。「ミシンモトユウスケ」。現代の神話。
うまく扱えないミシンを身体の一部にする事で、うまくなると思ったのだろうか。

その辺りの記憶が曖昧だが、ミシンを縫いながら、
「ミシンモトユウスケ」(これは今名付けた)の姿を想像したものである。

そして、未だに「ミシンモト」を想像する事があるのは、
まだ一部にはなれてないのかもしれない。

しかしこんなイメージとは少しずれるものの、
よく顔を出すものがある。

バタバタになった時に登場する「田畑さん」
癪な事があった時は「シャクさん」が登場する。
ミシンがうまく扱えない時は「ミシンモト」とまったく安易だが、
こんな想像をしてしまうのだ。
2010.11.6 | note

2010.11.4

明日は

明日11月5日は、浅草に具材の仕入れと、先日よりブログに登場する『double iron leather』の詰めに革屋さんに、
そして、展示会の打ち合わせの為外出致します。
宜しくお願い致します。

そして、嬉しい風!
『double iron leather』は一度具材も改めようと、いろいろ探しておりました。
引き手は昔のアメリカで作っていた型のものを使いたいなと思っていた所、
なんとYKKより、11月より販売開始に…なんとも嬉しい偶然に、
YKKの担当の方にも「ほんとですか」とくりかえし、
これは、是非着地させなくては、と俄然やる気に…

まだ詳細未定ですが、11月20日~28日まで立川で「life market」に出ます。
また決まり次第連絡致します。

そして、今から箱屋さんが納品にいらっしゃる。ベランダ会議と称し、
あれやこれやをお話する。毎度楽しみ!本日のお題は「龍馬伝」との事。
これは白熱必至である。

となんだか、バタバタな最近ですが、「オドルダケ手ぬぐい」には
頼らずゆきたいと思います。マイルールで1回のみ有効なのです。
と、こんな感じで、「縛り」が好きなのです。

明日のお知らせ&雑記でした。
2010.11.4 | information

2010.11.3

盲目的に…

先日ライブに行ってきた、そしてグッズを買った。手ぬぐいである。
ライブと言っても、もともと船の荷下ろしに使われていた(確か)ビルに
20名程の小さな集い。



しょっちゅうライブに行く「オムトン」。
友人に言わせれば、「あんたは、オムトンの事になると盲目的になる。」との事。
しかし、盲目的にしてくれるから、好きとも言える訳で、
28歳リアリスト(か?)としては、そんなに盲目的になる機会はないのである。

グッズ購入も盲目性の成せるわざであろうが、本人としては、冷静だな、と思ったり
しているから、おそらくこれはとびっきりの盲目なのかもしれない。高純度の盲目。

人は恋愛で盲目になる、というか盲目にしてくれるから恋愛したりする訳で、
侮れない。

しかし、手ぬぐいは「オドルダケ」というアルバムのグッズである。
がんばり時に頭に巻いて「踊るだけさ。」とクールに乗り切ろうという目論みである。

果たしてこれは、盲目なのか自分では判断出来ない。
対象があり、そこに自分の物語を作ったりしているから、一歩踏み込んでいる
とは思うのだが、これがなんであるか、まったく何なのか分からないのである。
2010.11.3 | note

2010.11.1

今年こそは

11月!!時間の経過が何とも恐ろしい。
気付くと1ヶ月経っている。

おそらく、歳をかさねるにつれ、このペースは加速していくだろう、
馴れねば。

さて、今年こそは、冬服を買おうと思う。
冬になると、皆から「寒そうだね」と言われる。どうもダウンジャケットやナイロンや
温かい服の大げささがあまり好きにはなれない。

向田邦子のエッセイで気に入った手袋(マフラーだったっけ?)が無かった為
無しで一冬を越す話があるが、

僕の冬服に関しては、かれこれ何年我慢し続けている事か、
今年こそは、妥協しようと思う。冬服購入!



そして、ちょっとずつ新しいアイデアを形にしている所。
まずは、『ARTS&CRAFT』でお披露目できる様、進めてゆきます。

お楽しみに!
2010.11.1 | note

2010.10.28

ひっかけ隊

さて、前日の思いつき「ひっかけ隊」をしてきました。
近所のスーパーの道すがら、いろんなものにひっかけて参りました。

それでは、ひっかけ隊の活動の成果をご覧下さい。












最後のはひっかけてないけど、きちんと座ってる仲の良い3兄弟のイメージ。

こういう冗談みたいな事が、案外本気だったりもする。こういう遊びは心躍るのだ。

そういえば、小学校の頃、図書館に行って本2冊選び、その2冊のタイトルの繋がりを楽しんだり、
友人との会話を本のタイトルでしたりしてたなぁー、こういうのが、昔から好きなのだ。
(因にゴダールの映画で同じ事してて、びっくりした。)
冗談と悪ふざけの中間位が、一番本気になったり、してしまう。

因にタイトルの引っかけ隊、ってとっても質が悪そう。
お知り合いには、なりたくないなぁー。
2010.10.28 | note

2010.10.27

新作のお知らせ

恵みの晴れ間。雨乞いをする農夫のように晴れ間を求めました。
そして、ようやく新作アップ!
まず、引っ掛けたくなるキーホルダー。




そして、掌の小銭入れ?


掌の小銭入れは、プロダクトページよりご覧頂きたいと思い、
こんな、いやらしい事をしてみました。

是非ご覧下さい。
2010.10.27 | information

2010.10.25

引っ掛けたくなるキーホルダーの出来るまで

本日も曇天。

ですので今日はどんな感じで作っているかを少し紹介します。


新作キーホルダー。密かなテーマは「ひっかける」と「儀式」。


キーケースの形を導く為の過程。一部です。にしても沢山捨てたなー。
「ひっかける」形を追ってゆきます。ひっかけたくなる形を探るため、
穴のサイズ、位置、全体のバランスを追ってゆきます。
「ひっかけたくナーレ、ひっかけたくナーレ」と呪文のように唱えながら…
田舎のおばあちゃんが、久々の孫にスープを作る時、木べらで鍋をかき混ぜながら
「おいしくナーレ、おいしくナーレ。」とこんなイメージが頭に浮かぶ。
ここは、焦らず時間をかけてじっくり、と。


だいぶ煮詰まってきました。ここまでくると、左の紙のように、白い紙で隠したり、
見えを変えながら、形を詰めてゆきます。


細かい要素を調整しながら、詰めてゆきます。ここまでくると、同じ形に見えますが、
それでも、「ひっかけたくナーレ。」と最後まで手を抜かずに。


そして、出来ました。ひっかけたくなるキーホルダー。
ドアにフックをかけたり、いつもの位置にひっかけて…

もうひとつのテーマは「儀式」。
例えば僕が家に帰る前に、電車で多摩川をこえます。川をこえるという事で、
「嗚呼、帰ってきたな」と思えるのです。

それと同じで、家に帰り鍵を引っ掛ける事で、
「家に帰って来たな。」と思えるようなモノにしたい、という欲張りな気持ち。

キーホルダーの形を導くのに一ヶ月…
ひとつのモノを作るのに、こんなにも向き合って作れる事が、贅沢だな、と
思いました。おそらく見ても変わらないような部分にも時間を費やし、
なんとも有難いな、といろんなものに感謝の気持ちすら芽生えてくる。

明日は曇りのち晴れ。
おそらくアップ出来る事でしょう。

そして、このブログを書いてる間に「ひっかけ隊」と称し、近所のいろんなものに
引っ掛けてみようと思いつきました。ひっかけ隊ブログもお楽しみに。
大坂の「引っかけ橋」で写真撮影したいな、と心が旅へと揺れるのを、ぐっと
押さえるのでした。
2010.10.25 | note

2010.10.22

曇天続き

まったく晴れ間が見たい。晴れ間がないと、よい光でなく、新作写真が撮れない。
曇天続き…、次の晴れ間に新作アップ致します。

そして、気分的にも晴れ間が見たい。
すかっとした、気分になりたいのだ。

曇天の中、苦し紛れに我が家の器の写真を撮ってみた。
何を隠そう、器好きである。暇さえあれば、ネットで器を見ていたりする。

好きな器は、ふっ抜けた雰囲気で、軽やか、
なおかつ適度に重さがあるもの(雰囲気がです。)





なんとなく、古いものばっかり買ってる気がする。
物欲は衰えるも、器だけは別な気がする。
気をつけねば…

という訳で新作は来週に持ち越しです。
曇天、まったくもう。
2010.10.22 | note
page top