ANDADURA

BLOG

2017.8.26

工房日誌

ここ最近の工房

気温30度 湿度35%















工房裏の竹。この中にひとつだけ竹じゃないものがあります。
さて、どれでしょう?
2017.8.26 | note

2017.8.3

工房日誌

工房日誌










一瞬コウモリと見間違えた蜘蛛の巣
2017.8.3 | note

2017.8.1

工房日誌

本日の工房

気温31℃ 湿度39%


先週、最近変な音が聞こえるようになった革漉き機「NIPPY」の修理を行う。
NIPPYは工房にある機械の中でも一番古い。
中古で買った時点でどれくらい使われていたか分からないほどの年代ものだが、
現役で日々活躍してくれている。
下町の親方さながらの貫禄がある機械だ。



変な音が聞こえるという症状を、会社さんに電話越しに機械の音を聞いてもらったところ
変えた方がいいとパーツを教えてもらう。



写真下が交換パーツ。円形部分が少しすり減っている。



こちらも右側の新しいものへ交換。


回転する歯は、半分以下にすり減っていた。



歴史資料集に出てきそうな説明書をみながら、部品を入れ替え。



パーツを取り替えました。


変な音も鳴らなくなり、これからも現役のNIPPY親方です。
2017.8.1 | note

2017.7.26

工房日誌

本日の工房

気温 30度  湿度49%

ファスナー会社より、注文したものと違うファスナー届いた。
仕様が違うので、一本づつ道具を使って直していく。








※この季節は首にアイスノンが必須です。
2017.7.26 | note

2017.7.20

工房日誌 7/20

本日の工房

気温 34℃ 湿度 31%

エフスタイルさんの制作が終わり、通常制作に戻る。







そろそろ、革屋さんからブラウンの革が届く。
と、ブログに書き込んだ所で、革が届いた。







一枚一枚、厚みや状態を確認していく。
今回は全体的に革の仕上がりが薄い。
毎回、革の状態は違う。
どうしていくか、これから革屋さんと電話で相談する。
2017.7.20 | note

2017.4.19

牛窓クラフト散歩

牛窓クラフト散歩、無事終了しました。
家を空けたのがたった3日なのに、家に戻ると山が芽吹き、違う風景になってました。
新緑の緑はいいですね。毎日うっとりです。

牛窓での展示の風景を少々




ANDADURAコーナー


ANDADURAとひとつ屋根の下だった服部謙二郎さんの美しい手織り布たち。
光の具合や天気によって、表情が変わり見飽きませんでした。
雨が降って湿度が上がると、布もしっとりとした表情になるのがビックリ。



岡山に引っ越して、近所の方々に自分の作ったモノを見て頂ける初めての機会でした。
大家さんも来てくれたし、引っ越しでお世話になった方々にも、そしてお財布を使って
頂いている方、初めて見て頂く方々。やはり作ったモノを見てもらえるのは
嬉しいものです。岡山という場所で、ようやく自己紹介が出来た感じです。

来て下さった皆さま、作り手の皆さま、大変なエネルギーをかけてクラフト散歩を
支えて下さったスタッフの皆さま、ありがとうございました。
楽しい時間でした!

そう言えば、前のブログで書いた、バカ桜。
桜の種類が違うよ、との指摘。僕がバカ山本でした。
まぁ、愛嬌という事で。
2017.4.19 | note

2017.4.10

革について

1日に2本のブログは久しぶりです。
展示会の際に様々な革を見て頂きましたが、ただ革だけより、補助のような文章が
あったほうが良かろうと、革についての文章を書きました。

革について書くのは、なかなか難しく、変に苦労話になったりしますので、
結構何度も書き直し、愛着もあるので、PCのブラックボックスに飲み込まれる前に、
こちらにアップします。


「ANDADURAの革について」



この革はANDADURAで使用している革です。
出来上がったヌメ革から、加工しANDADURAの革を作ってもらっています。

通常は半裁と呼ばれる形で仕上げますが、
ANDADURAの革は半裁を幾つかに分けて仕上げております。
表に使用する革をなるべく良い部位で使えるようにする工夫でもあり、
なるべく残さず素材を使えるようにする工夫でもあります。
革屋さんが作業しやすい革の大きさも考慮し、分ける部分を考えてます。

革の隅に、六とか七とかの数字がありますが、
これは仕上げる前の革の厚みです。
通常は後漉きといって、出来上がった革を最後に漉いて厚みを調整するのですが、
ANDADURAの革は裏面も仕上げる為、最初に漉いてから革を仕上げてゆきます。
革を仕上げる加工の段階で、革の厚みも変化していきますので、
毎回加工前の厚みを分かるようにして、データをためてゆくわけです。

こんな風に、半裁の革を分けて作ったり、数字を刻んでもらったり、裏を仕上げたり、
毎回厚みが変わったりという(手間のかかる)革づくりが出来るのは、
佐藤さんという革屋さんの存在があってこそです。

ANDADURAを初めてすぐにいろいろな革屋さんを回ったのですが、
小さなロットでも、面白がって革を作ってくれるのは佐藤さんだけでした。
佐藤さん曰く「もう一人いるよ。」との事ですが、
ANDADURAが素材から作る事が出来るのは、そんな革屋さんに出会えたからです。

革というものは、シミもあるし、傷もあります。革を作る際に汚れもつきます。
染料が入りにくい部位もある自然物です。僕はよくナマモノと呼んでいますが、
それを裁断してお財布やペンケースなどを作っています。
同じように見えても、よくよく見れば一つ一つ違う表情を持っています。

革は日々僕が向かい合っているものでもあります。
革というナマモノと出来上がったもの、共にじっくりご覧頂けたらと思います。

去年から仕事を手伝ってもらっている妻の綾乃に、『-AYANO REPORT-』と称し、
見たこと、感じた事などの記録をまとめてもらっております。
興味ある方は、そちらも合わせてご覧いただけたら幸いです。


「端革について」


こちらは、使われなかった革たちです。
端革を販売する事は今までしなかったのですが、
今回は展示会に合わせて販売致します。

展示している革のキャプションで革はナマモノと書きましたが、
端革をご覧頂く事がいちばんナマモノ感を感じて頂けるのでは、と思ったからです。

ここにある革は、革の質が悪かったり、厚みが足らなかったり、逆に厚すぎたり、
汚れてたり、など様々な理由で、使用しないと判断したものです。

端革は、いろんな時期のいろんな革が混ざっております。
革を作るにあたって、毎回作り方を微妙には変えてますが、
基本的には同じ作り方をしています。ロットによって色も違うし、質感も異なります。
さらに言えばロットが同じでも結構違ったりもします。

端革を通じて、革のナマモノ感を楽しんで頂けたら幸いです。
気に入った革がありましたら、何かに使って頂けたら嬉しいです。



京都の桜を楽しみにしておりましたが、少し時期が早く、まだ咲いてなかったのですが、
1本時期を間違えて満開になってました。こういう桜を僕はバカ桜を呼んでます。
何故か自分と重ね合わせてしまうのは、僕だけでは無いはず!
2017.4.10 | note

2017.4.10

展示会終了しました

ロクさんでの展示会無事終了しました。
展示の様子を少々。




ANDADURAで使っている革も展示しました。いつもの裁断テーブルで見るより
大きく見えました。


今回は革そのものを見てもらいたかったので、使わなかった革、端革も販売しました。


クセ革企画、その場で裁断箇所を見極めました。


ここからロクさんでの定番に加わるネイビー同色ファスナー仕様。
ファスナーひとつで印象が結構変わります。


そして、革について、端革についての文章も書きました。
これは、また後日載せようと思ってます。


ANDADURAの仕事をサポートしてもらっている妻の綾乃が、
工房で見た事などをまとめた「AYANO REPORT」
「何を書いてもいいから」と書いてもらいました。

今回の展示は一ヶ月前くらいに「そうだ、革そのものを見てもらおう。」
とピンときて、追い込み作業を進めました。
実際の製品と素材そのものを同時に見て頂きました。

活動の裏側というか、ANDADURAの日常を感じて頂けたのではと思います。
在店は2日でしたが、お財布を使って頂いている方も来て下さり、
ありがたい限りです。

嬉しい出会いも数多くあった時間でした。
ロク店主の橋本さん、お越し頂いた皆様、ありがとうございました。
これから制作するものも、ひとつひとつ制作してまいりますので、
楽しみにお待ち頂けたらと思います。

今回はせっかく関西に来たのだから、と和歌山まで足を伸ばしました。







和歌山をたくさん案内してくれた大学時代の友人のコーヒー屋さん、THE ROASTERS
オープン前に場所は見ていたけど、やっと来る事が出来ました。
和歌山の作り手さんとも沢山出会えて良い時間でした。

いつも工房にこもっている身としては、沢山の出会いが刺激的でした。
皆様ありがとうございました。

週末の牛窓クラフト散歩に向けて、また制作に励みます。
2017.4.10 | note

2017.1.5

この際、整合性は無視して

2017年あけましておめでとうございます。
本日から仕事初めです。コバを磨く機械を鏡餅に見立ててパシャり。



見立てられて無い気もしますが、工房にたまたまミカンがありましたので、
撮ってみました。ついでにコバを磨く機械の説明をしてみます。
上のオレンジのものが、砥石でまずはこれで荒くやすりがけをします。
そして、布にオイルを含ませて、磨き、その後、下の木バフで磨きます。
これを何回(革の厚みや状態によってことなります。)か繰り返して仕上げます。

いつも作業机の脇にあって、親近感がある機械です。

今年の抱負を書こうと思いましたが、何と言っても新作を作る!
と毎年同じことを繰り返している気がします。
僕の場合は新しいものを作るのが、一番のインプットですので、
新作を作り、新しく見えたものを次回に生かし、また新作を作る。
このサイクルを作って行きたいと思います。
通常制作と新作制作のサイクルを作るのがなかなか難しく、
少し悶々としてますが、変化を恐れず変わって行けたらと思います。

「この際、整合性は無視して。」

ってセリフがたまに口からでます。昔見た映画の中のセリフだったと思うのですが、
この際、っていうのが味わい深いです。

そんな1年にしていきたいと思います。
本年も宜しくお願い致します。
2017.1.5 | note

2016.12.29

2016年もありがとうございました

2016年も今日で仕事納めです。
年々掃除が好きになり、暇になったら、家・工房と掃除。
先日お家にもようやくカーテンを縫い終え(1年がかり)
今年も気持ち良く年を越せそうです。



パソコンを夏に新しくしたので、移行作業もじっくり行いました。
型紙を作るソフトもイラレから違うソフトに変えたので、一つ一つ確認しながら
データを完璧に。いつもの作業台にPCがあり、見慣れぬ景色にパシャり。

岡山に来て、1年と少し経ち、いろんな人に会えたり、
この土地にも慣れてきました。とはいえ、だいたい工房にいるので、
引っ越してすぐに慣れるのですが、近所の歴史を知ったりすると、
なんとなくいいものです。少しづつ岡山が楽しくなってます。
来年もさらに楽しめますように。

今年も1年間ありがとうございました。
毎年言ってますが、来年は新作を作りたいです!

みなさま、よいお年をお過ごし下さい。
2016.12.29 | note
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