ANDADURA

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2020.1.23

red&scar leather

1月も気がつくと20日過ぎてます。
今年も1年早そうです。

online shopに赤の革で作ったお財布、scar leatherと名付けた革で
作ったお財布をアップしております。



online shopは、実験的なことをやっていけたらと思っています。
やってみると、なかなか楽しいですね。

現在メールオーダーと、オンラインショップとがあって、
なんだかややこしいかなとは、思いますが、実験の場として、ひとまずは
このかたちでやっていくつもりです。

年始に掃除をしていて、去年作った試作をまとめると結構な量があり、
記憶にないものもまじっていて、まぁ、たくさん作ったなぁ、と
思うと同時に、ちゃんとリリース、というか発表するものが少ないなぁ、
打率低すぎでしょ、とも思います。
試作はエクササイズというかそんな気分でやっていて、リスのように
作ってもしまい込むので、それらを出せたらと思います。



今回作ったscar leatherは傷ついた革ですが、とっても極上な部位に良い傷が
ついてるのに避けて裁断するのがもったいなくて作りました。
また、良い傷が見つかり次第作ろうと思ってます。

こうやって、あれこれ考えていると、名前をつける必要性があることがあって、
とっても迷います。
scar leatherにしたって、(たぶん)正式にはscar on leatherになりますが、
まぁ、スカーフェイスって映画もあった事だし、和製英語として付けました。

online shopにしても、雰囲気的には、online storeって方が良いなとは
思うものの、意味的には、storeはコンビニとかスーパーみたいに仕入れしたものを
販売するお店。shopは加工なんかも行って販売する店らしく、どっちに
しようか迷います。名前をつけるの難しや、です。

少し話は変わるのですが、オンラインショップは外部のサービスを使っているのですが、
デフォルトの設定だと購入いただいた時など「こんにちは!○○さん。ハロー」みたいな
テンションで返信している事に気がつき、変えたりしてましたが、
まだ、そういうテンションで返事がいくことあるかもしれません。
まぁご愛嬌ということで。気付き次第直していく所存です。

思うことダラダラと書きましたが、ブログはこういったこと書きやすいですね。
またダラダラと書きます。
2020.1.23 | information

2020.1.5

あけましておめでとうございます



あけましておめでとうございます。
2020年が始まりましたね。

年末、年明けと、空調入れたり、大掃除をしたり
工房の事をしっかりとやってます。
工房の配置もなんとなくバタバタとしてそのままだったので、
この機会にしっかりとレイアウトしてます。
掃除&整理整頓好きとしては、至福の時です。

ANDADURAは2010年から始まりましたので、今年が節目の年です。
ただの数字といえばそうなんですが、10年ってスパンは物事を見る上で
結構有効だなと感じます。

これからの10年を考えながら、物を捨てたり、新しい機材のスペースを
作ったりしてます。

2017年に水に浸かってしまった革の腑に落ちた使い方もようやく見つかりました。
遅っ!っていう声が聞こえてきそうです。
この辺りもボチボチやっていきたいと思います。

お正月は家族や友人と過ごし、子供が木の下を歩くのが好きなので、
沢山木の下にいた気がします。

写真は工房から見える祠。去年屋根の塗り直しが行われたので、
赤になりました。最初はピカピカだったけど程よい感じになってます。

今年はゆっくりとスタート致します。
本年も宜しくお願い致します!
2020.1.5 | note

2019.12.14

冬の贈り物展に参加します



東京は練馬区石神井にありますcopseさんにて行われます、
「HAPPY CHRISTMAS~リネンの受注会と冬の贈り物」
に参加致します。

_____に風を通すビニロンシリーズたちや、
革のモノも並びます。

ANDADURAの他にも盛りだくさんですので、
冬の空気の中、ANDADURAをご覧頂けましたら幸いです。
暖かくしてお出かけ下さい。

「HAPPY CHRISTMAS~リネンの受注会と冬の贈り物」
場所:copse
会期:12月20日(金)~24日(火)*会期中は11時半~21時半まで営業

YAMMA(リネン)
ANDADURA(小物)
HARRYS(アクセサリー)
grue(リース、注連縄)
<おいしいアイテム>
クッキングチーズ(チーズ製品)
Le Jambon(シャルキュトリー)
オハヨー堂ベーカリー(パン)
東京ワイナリー(ワイン)

展示会詳細はこちらからご覧下さい。
2019.12.14 | information

2019.12.14

online shopはじめました



すっかり寒くなりました岡山です。

ホームページのささやかなリニューアル(スマホで見やすく)と
オンラインショップページ作りました。

これまで、メールオーダーというかたちでやって来ましたが、
ビニロンのお財布を作っていて、これをメールオーダーというかたちで
ご注文頂くのは、忍びないというか、モノと合ってないぞ、と思い。
オンラインショップを作ることに致しました。

メールでオーダーいただいた際のやり取りが、とても楽しく、
工房にこもっている身としては、とても有意義な時間でしたが、
それは僕としてで、購入いただく方にとっては、どうなんだろう?
とも思ってましたので、気軽に購入頂けるチャンネルとして、
始めてみます。

メッセージなどは備考欄でやりとりできますし。
(システムの都合上、いますぐ購入のページからは備考欄載せられなかった。)

実際にページが出来て、見てみると、
色々遊べるし、実験に持ってこいな場だな、と感じております。

ひとまず、ここから始めて、少しづつ楽しんで頂ける場に育てていきたいと
思ってます。

これまで、HPの制作は自分でやってましたが、最近はいろんなシステム言語も
あり、名古屋の森とねこさんにお願いしました。
ありがとう!やりとりも楽しくありました。

最近は一緒に作る醍醐味をたくさん味わっております。
ほんと癖になります。

不慣れで、行き届かぬこともあるかと思いますが、
宜しくお願い致します!

online shopはこちらからご覧頂けます。
2019.12.14 | note

2019.11.21

展示会終了しました



_____に風を通す
無事終了いたしました。
3日の間お店に立ってお話し出来て、楽しい時間でした。

新しくチャレンジした素材も楽しんで頂けたのが励みになりました。
今回は初めてアンケートというものを、とってみました。
質問間違えた(答えにくすぎる)なコレ、って感じで慣れていない感満載
でしたが、ご記入頂きありがとうございます。

自分や家族や、お店さん、材料を作って下さる方々は
皆チームというか同じ船に乗っている感覚ですが、
新しい素材を受け入れて下さり、お客さんもチームだなと思いました。
こうやって楽しんで頂けるから作ろうって思える訳で、
良い時間を過ごさせて頂きました。
皆さまありがとうございました。

最終日は久々の一人の時間(制作する時は一人ですがそういう感覚ないです)も
味わえ、肩の力が抜けて、こういう時は景色が美しいものです。
玉野の海は実に美しゅうありました。

工房に戻ると、庭の山茶花が見事に咲いていて、出迎えてくれました。
しっかり制作に励みます。
2019.11.21 | note

2019.11.16

新作アップいたしました!



ビニロンシリーズの新作たちをホームページにアップ致しました。
ビニロンの他にも、PVCのカードケースや革のちょっと小さな長財布も
アップしております。

是非ご覧下さい!

HPの更新作業に思いのほか時間がかかりましたが、
本日は11月16日、イイイロの日です。
なんとなく幸先良いので、良しとします。

わたくしは元来、新作バカというか、新作モンスターというか、
新しいチャレンジがカタチになることに、この上ない喜びを感じる
性癖の持ち主であります。

ビニロンシリーズはその制作過程で意見をもらう事も、カタログを一緒に作る事も、
お披露目会を話し合いながら進める事も、とっても学び深く、一緒にやるって事にも
すごく喜びを感じる体質になって来ていると感じます。

先日作った「希望のカード」にはこんな事が書いてあります。

伝う風が
合わさって
風を通して
混ざり合う

風と歩いていく先に
あらたな灯り生まれ出づ


こんな風に歩んでいけたらと思ってます。 新作たちも、じっくりご覧頂けたら嬉しいです。
2019.11.16 | information

2019.11.13

展示風景

bollardさんで行われております、_____に風を通すの展示風景を少々。
インスタには載せていますが、ブログが手薄になるものですね。
書いていてハイカロリーになったらブログ、そうではないものは
インスタと使い分けていこうと思います。


棚はコオチカズノリさんのモノ。ビニロンシリーズにぴったり。



準備の最後は、青木さんの絵の額装だったりします。
_____に風を通すには、いつも連れて行こうと思ってます。

ビニロンシリーズの使い方を、
bollardさんのサイトで動画で載せて下さってます。
分かりやすいので、是非ご覧下さい。
https://bollard.jp/event/andadura_19aw/

19日の最終日は在店します。平日ですが、ご都合合いましたら、
是非お越し下さい。
2019.11.13 | note

2019.10.23

もりもりwebコンテンツ

もりもりwebコンテンツ

現在bollardさんで開催中の_____に風を通すですが、
bollardさんのウェブサイトでも、コンテンツが盛り沢山です。
オンラインでの販売も始まりました。



チャットインタビューというかたちで、
ビニロンの事などかなり素で話しております。
というのも、チャットを開いて、作業の合間に返答していたので、
かしこまらずに書いております。
後で、編集すればいいやと、あれこれ書いてましたが、
ほぼ未編集で載せました。


そして、妻から見たANDADURA、『AYANO REPORT』も見られるようになりました。
bollardの五十嵐さんが冊子の雰囲気を気に入って下さって、
その雰囲気をそのままに、という事で、キャプチャ画像で
アナログ感タップリでご覧頂けます。


『AYANO REPORT』から現在までを綴った『AYANO REPORT2』
も展示会場に置いてありますので、コーヒーを飲みながらご覧頂けたらと思います。

webもりもりコンテンツたち、お時間ございます時に、(共にそこそこ長いです。)
是非ご覧下さい。
https://bollard.jp/event/andadura_19aw/ よりご覧頂けます。

ビニロンの写真や、展示風景などはインスタグラムの方にも載せております。
そちらも是非、ご覧下さい。
andadura_yamamoto

展示も11月19日までですので、是非足をお運び下さい。
11月3日(日祝)と11月19日(火)は終日在店しております。
2019.10.23 | note

2019.10.21

ビニロンシリーズの俯瞰説明



ビニロンシリーズは
VW(vinylon wallet)の品番が付くお財布3型とVE(vinylon expansion)の品番が付く
拡張ケース1型の計4型です。

 

ビニロンシリーズは型数は少ないのですが、どれを選んだら良いのか、
少し分かりにくいところもあるかと思いますので、
それぞれ説明しますね。

 

お財布として使われるのであれば、
VWのものをお選び頂き、カード、名刺などがメインであれば、
VEがオススメです。

 

VW01とVW02は共に極小財布で、VW03は薄長財布です。
極小財布は、ゴム留め(VW01)ホック留め(VW02)があります。

 

内容量はほとんど変わりませんが、
ゴム留め(VW01)のものは、カード、お札、小銭がバランス良く収まる極小財布。
ホック留め(VW02)のものは、カード、小銭に特化している極小財布。
薄長財布(VW03)は、カード、お札、小銭がそれぞれ使いやすいモデルです。


▲ VW01 カード、お札、小銭がバランスよく配置。フタが本体から
立ち上がっている為、お札の収まりが良いです。



▲ VW02 ホックを開けると、カード1部屋、奥に小銭とお札を一緒に収めます。


▲ VW02 さらにホックを開けると、カード2部屋。使用頻度の低いものは、
こちらに収めます。よく使うカードのみ表に出して、メインのカードと
小銭を使い勝手良く。
中のカードを取り出す際は、本体のフタを小銭入れのホックに留めて出し入れすると
小銭がこぼれません。


▲VE01はカード、名刺などを持ち運ぶアイテムです。
PVCには、カード、本体ポケットには名刺が収まります。


▲VE01のファスナーには、USBやメモリー、指輪など、無くしそうな小さい
ものを収納。(もちろん小銭も入ります。)


▲VW03 フタを開けると、手前に小銭


▲VW03 真ん中のスペースにお札、その奥にカードがガバッと収まります。
1万円札の札留めが上部についてます。ここに5千円、1万円を留めて置くと、見なくても
千円札が取り出せます。

 

ビニロンシリーズは単体でなく、
他のお財布のセカンド財布としても活躍します。
その説明はまた、書きますね。
ひとまず、それぞれの使い勝手について書いてみました。

 

ビニロンシリーズの制作秘話のようなものはこちらをご覧下さい。

2019.10.21 | note

2019.10.10

_____に風を通す



10月19日から岡山は玉野にあります、
bollardさんにて、新しく用いたビニロンという素材の新作を
お披露目致します。(詳細はホームページをご覧下さい。)

いろいろお話ししたい事はありますが、ひとまず、
ビニロンという素材について書きます。
おそらくは皆聞きなれないと思いますので・・・

といっても、ビニロンの特性云々ではなく、
「ビニロンとわたくし」みたいな事を書こうと思います。

わたくしがビニロンと初めて出会ったのは、
2014年の6月20日前後の事です。
こうやって、日にちをさらりと言えるのは、ビニロンに出会った日のことを
ブログに書いていたからで、そのブログには「恐ろしく良いナイロン素材」
とあります。まだ、よく分かってなかったのですね。

その日のブログには

益子に帰ってからも、ずっとそのナイロンの事を考えてしまう。
これは、恋だと思う。ただ対象が女の人じゃなく、ナイロン素材。
夜も眠れぬ、とまではいかないけど、ずっと考える。

「なんかご機嫌だね。」と言われたりしたけど、
そりゃそうだ。だって恋してるんだもの。

とあります。
その後も浅草の仕入れ写真の代わりに晩御飯の写真を載せて、

だって恋をしてノリノリなんだもの。

と締めている。

まぁ、ここで、言いたいのは、初期衝動というか、
惚れ込んだ素材なんだって事です。

恐らく、ビニロンがどんな特性を持ってようと、
それに合うものをひねり出して、作ったと思います。

それにしても、最初にビニロンを見たのは、
A4くらいの小さなサンプルだった気がする。
通常、巻きで大きな面積で見れるけど、すごく小さいサイズを見て、
よくここまで思い込めたな、と思う。
A4サイズの一目惚れ。

恋は盲目というか、我ながら(5年も経ったら、別人ですよね)
トランスしているなと思う。

そんなビニロン素材で、ようやくお披露目出来る事になりました。
このシリーズは、確か2018年の3月から作り始めたものです。
なんだかんだで、ようやくのリリースとなりました。

ここで「ビニロンとわたくし」という事から少し離れて、
ビニロンについて書こうと思います。

「美尼羅牟(ビニロン)頌板画柵」という棟方志功氏の作品がある。
これは、クラレの大原社長が、
「ビニロンという新しい繊維をベースにして、大きな繊維の世界をつくる。」
というビニロンに込める思いを、板画で表現できないかと
棟方志功氏に依頼したものらしい。

最近宮本常一氏の、講演集を読んでいて、
「最近はビニロンというなかなか良い繊維が出て来て」
と書いてあって、ビックリする。

古いアイロンを見ると、
中と高の間に、小さくビニロンと書いてある。

ビニロンはとっても古い素材なんだなと改めて思う。
1939年に製造に成功、とある。1939年となると
今から80年も前の話である。

こうやって書くと、すごく古い素材に感じるけど、
2014年に見たときは、すごく新鮮な素材として見ていた。

別に懐古主義で素材を選んだわけではなく、
単純に惚れ込んだって事です。
古くて新しい素材。

パッと見ると綿のように見えるけど、
麻のようなシャリ感もあって、でも綿でも麻でもない。

そんな素材で作った、
新作たちをお披露目いたします。







よく「構想10年」とか聞くと、
そんなかかるわけないじゃん。って思っていたけど、
いやはや、自分も(構想5年ではあるけど)同じ事になっている!

_____に風を通す、と題してお披露目しますが、
その旗というか、イラストを青木隼人さんにお願いしました。

ビニロンという素材への思いを、大原社長は棟方志功氏に依頼したのと
同様に、小さなお財布を通して風を通すという思いを青木さんにお願いしたと、
重ね合わせなくもない。(パッケージやカタログのデザインは松井雄一郎さん、
風を通すという小さな詩は、妻にお願いした。)

まぁ、そんな大袈裟にするのもあれですので、
_____に風を通すという旗を掲げてお披露目致します。

制作の始まりのはじまりから、実際に使ってもらい、
意見をいただいていたbollardさんで開催できる幸せよ。

ほんと、ようやく出せる。
去年の3月から作り始めて、ようやく、です。
なので、テンション的には忌野清志郎みたいに
「愛しあってるかい」とか言ってみたくなる気分です。

是非、お越しください。ベイベー。(すみません。)
2019.10.10 | information
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