ANDADURA

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2026.2.19

椅子・考

 

去年は椅子について考えることが多かった。あつおくんと度々会っていたので、椅子について、自然に思いを巡らせるようになる。

あつおくんと話していて、椅子の黄金時代と比べると、材料の質や、作るのにかけられる時間など、ほとんどの分野で勝ち目がないそうで、現在に有利な点といえば、その後にどんな椅子が作られたかを知っている、という知の部分だった。

どんな椅子が作られたのかを考えると、100年くらいのタイムスパンで、ものごとを眺めることになる。椅子から離れ、人類にとって、椅子に座るという行為は何なのか、ということに思いを巡らせると、タイムスパンは随分と広がる。知が武器であるなら、パースを広げるという行為は、とても面白い冒険のように感じる、というわけで、椅子に座るということについて、思いを巡らせてみる。人類学者が婚姻制度について思いを巡らせるように。


と言っても、ただ空想・妄想しているだけで、根拠は無い。思いを巡らせているだけ。

まずは、これまで見たことのある椅子をあれこれ頭の中で思い浮かべみる。
古い椅子は、座の低い椅子が多い、まずはそこに焦点をあててみる。その椅子は、靴作りの椅子だったり、牛の乳搾りの椅子だったり、何かの作業の助けとなる椅子が多い、座面の高さは、切り株の高さのを模しているように感じる。あるいは、深くしゃがんだ方が作業に集中できるのかもしれない。そんな高さだ。

現在使っている椅子の高さは、テーブルの高さに合わせた高さで作られている。テーブルが無い時代は、その高さに縛られる必要がなかった、のかもしれない、と想像する。テーブルが無いことを前提として、作業しやすい椅子の高さがあるのかもしれない。
 
椅子というのは、何らかの作業をしやすいように手助けしてくれるものである。しかし、それ以前に、椅子というものは、人を長い時間そこに留めておくことのできる道具でもある。この作用は座るという機能よりも、根幹に根ざしているようにすら感じる。
 
その作用に最初に目をつけたのは、多分教会(的なるこも)なのだと想像してみる。ひとつの場所に人を留めておくことができるなら、教義はよりスピーディーに、効率的に広げることができる。僕が神父ならそうするかもしれない。

考えてみると、例えば椅子がない空間に何人かの人がいる場合、円座になったり、ランダムな配置になりそうだけど、椅子を並べることで、空間に規則性をもたらすことが出来る。これも椅子がもつ大きな作用。
 
その規則性は、円座による双方向の関係性から、一方向の関係性を生み出すことに繋がっていったのだと想像する。規則正しく並んだ椅子は、ランダムな立ち振る舞いを自然と排除し、その場に規律を立ち上げる。1人の知っているものが、複数の知らないものに何かを伝授するという環境も整えられる。
 
運動場などで整列しているのは、椅子以後の思考法で、椅子による規則性がない時代は、軍隊による整列など、特殊(その時代においては平常のことでありえたかもしれないけど)に用いられたくらいで、あまり整列という状況は生まれなかったのではなかろうか。
 
もちろん、個々人が椅子に座るという行為はずっとあっただろうけど、教会的な椅子の用い方は、座るという行為が当たり前になった今、きちんと考えておくことが大切なことのように感じる。
教会的な椅子の用い方は学校にも広がる。そして会社にも伝播する。学校というものは、古くからあっただろうけど、椅子の作用により、学校という空間に大きな変化をもらたしたのだろうと推測する。
 
この規則性について、思いを巡らせていると、フーコーのいう、規律訓練型権力という言葉が頭をよぎる。椅子というものは、規律訓練型権力に深くコミットしている、というかそれを下支えするものである。座るということで、長時間そこに留まることが出来るというあり方は、うがった見方をすれば、権力的なありようと結びついているように感じる。
 
インターネットが出てきた時に、このメディアは自分たちに何をもたらすのか?ということは、再三考えられたし、昨今のAIの議論も然りだ。椅子の登場は議論を生んだのだろうか?それまで家でも椅子を使っていて、この馴染みあるものが議論の対象になるとは考え難い。教会にずらっと並ぶ椅子を見た時に、当時の人は何を感じたのだろうか?
 
椅子の教会的な用いられ方は、人間に規律を与えた、という一面は見落としてはならないことのように感じる。椅子に座り、音楽も聴いたであろうし、さまざまな知恵を広げるのに役立った、ということを僕は知っている。椅子に罪はない。名作椅子を作った先人たちは、座ることに関するさまざまなベクトルを考えたのだろうか?と想像してみる。当時の椅子作りは、良きライバルもいて、皆で切磋琢磨できる。良い材を使うこともできるし、人々の生活を豊かにすることだと信じられた時代は、そんなことを考えなかったのではなかろうか?僕が当時に生きていたら、良い椅子を作ることが楽しくて、そんな余計なことは考えなかったかもしれない。世の中の回転のようなものが、緩やかになったことで、考えざるを得なくなったように感じる。
 
寺子屋のイメージが頭に浮かぶ。(映画とかのイメージだけだけど)そこには椅子がなく、おそらくその日の気分や体調や得意・不得意の科目なんかで、今日は後ろに座ろうとか、今日は最前席でがっつり勉強しよう、などと変則的に、その時その時の感覚で席を決めていただろう。
 
お城に行った際に見た、殿さまが使ったであろう肘置きも思い出される。時代劇では、戦場において、椅子に座っている武将の姿は描かれているけど、日常的には椅子に座る習慣はなかったのだろうか?どうなんだろう?椅子に座る習慣はなかったとのことで話を進めてみる。
 
なぜ、日本では椅子が用いられないのかを想像すると、肚の感覚を持っていたからなのではないだろうか。椅子の背もたれにもたれかかると、肚が開き、無防備な状態になる。この肚がさらけ出すことに違和感があったからじゃないか?肘掛けにもたれかかっても、肚は開かない。もしくは、刀を差していることと椅子は相性が悪いのかもしれない。
 
この肚の感覚は、ヒントになるのかもしれない。
 
といっても、現在では、椅子に座って、テーブルで作業するのが当たり前になっているので、そこから逸脱したものは作りにくいだろう。でも、離れたところから、座るということを眺め、その作用を知っておく(ただの想像だとしても)ことは大切なことのように思う。
 
まぁ、実際のところは、分からないんですけどね。

 

 

2026.2.19 | note

2026.2.18

Flat shoulder + grid +

 
以前に装飾というテーマで制作した grid & line でFlat shoulderバージョンを制作しました。
grid & line を制作した後、これでカバンを制作しようと思っていましたが、気がつくと2年弱経っていました。
 
今回は grid 模様で、色はネイビーとグレージュです。ネイビーは同色糸でグレージュは明るめのグレー糸です。
 
グリットの位置が表裏で揃っていることと、グリッドサイズと本体のバランスを考えたら、ミシンで12目(37mm)のグリットになりました。Flat shoulder - grid はFlat shoulder miniよりほんの少し大きいサイズです。
 
グリッドはミシンでステッチ入れています。普通に縫うと、糸の張力で革が伸びたり縮んだりして、グリッドの間隔がまばらになりますので、グリッドをプリントアウトした紙を伸び止めとして使い上から縫い、縫った後に裁断して組み立てていきます。
 
グリッドが交わる部分に注意しつつ縫う時は、「わたしは今、縫っている。」という意識が必要で、そもそも革は、縫い損じると針穴が空き、革が使えなくなりますので、ミシンの前に座ると縫うことに集中する体になっています。そう考えると、ミシンは、いまここマシーンですね。(ミシン瞑想という言葉もあるくらいです。)これまで、ミシンで縫い損じて革が使えなくなったことは1度もないですが、ミシンで縫い損じた時に、どんな気分になるのだろうと想像しますが、その時になってみないと、まったく分かりません。
 
 
Flat shoulder - grid 
size : w188×h238(mm)
shoulder length : 850〜1250(mm)
color :  greige . navy
 
 
【雑記】
 
年が明けてから、去年にやろうと思いつつ出来なかったことを、ひとつひとつ進めています。椅子の張り替えや、染め直しなど、さまざまな身のまわりを整えることを地味に行っていました。
旧正月までには終わらしたいな、と思いつつも、まだ、破れたタイコ皮の張り替え、椅子の修理が僕を待っています。椅子は何度直してももほぞが緩んでくるので、地獄ほぞというほぞ組みにチャレンジしようと思っています。ひとつひとつ終わらして、頭をやることから解放してこれからのことを考えようと思っています。
 
考えることは無数にありますが、考えたからってどうなるわけではなさそうなのが、昨今のデフォルトになっている気がします。むずかしや、むずかしや。
 
 
2026.2.18 | information products

2026.2.3

鉄 黒

 
 
 
黒の革でお財布を制作しました。
去年の秋ごろに、黒の革でお財布作れませんか?とのメッセージをいただきました。
その頃は黒の革を作る予定はなく、その旨をお伝えしました。
 
今年に入ってから、木のタンニンに鉄を反応させ黒染めしていたことを思い出し、同じタンニンということで、革も同じであろうと、鉄媒染液を作りはじめました。
 
酢に(匂いがきつくないリンゴ酢)鉄を溶かし、鉄媒染液を作る。
酢の鉄媒染液は、匂いもきつく、酢に浸かった鉄からは、気泡が出ていて、たまに空気抜きが必要な少しハードな液体で、あまり革に塗布したいとは思いませんでした。
 
ふと、タンニンが鉄を溶かすことを思い出し、緑茶で鉄媒染液を作ることにしました。
 
緑茶に入れた鉄は、気泡も出ず、匂いも鉄の匂いがするくらいで、これなら、使える。
タンニンが鉄を溶かし、その鉄が革のタンニンに反応し、黒く染まる、というサイクルもなんだか良い。
 
あるものを使うというのが、最近は心地よく、黒く染めた革を作るのではなく、手元にあるネイビーの革をベースにしました。
革を鉄タンニン液につけ込み、その後水洗いして、影に干す。水分が飛んだ革は、一緒にオイルも抜けているので、オイルもちょうど良い加減になるまで少しづつ塗布して、
アイロンで成形しました。
 
昔に作った染料染めの黒の革と比べると、染料染めの黒は、赤みのある黒ですが、鉄黒はベースがネイビーということもあるのか、青みのある柔らかい黒です。
 
シルバーのホックを打った時に、黒は黒の良さがあるなと感じましたので、いくつか鉄黒で制作しました。オンラインショップにアップしています。
 
よろしければ、ご覧ください。
 
 
 
2026.2.3 | information products

2026.1.26

ファーストリュック 2026

 
毎年の恒例行事、広島にあります、さざなみの森さん子どもたちのファーストリュックの納品に行ってきました。
 
ちょうど、お餅つきの日でしたので、餅つきをして、おしるこをいただき、たくさん遊んだ後に、カバンをお渡しができるように、タグをつけ、不織布に入れる作業をする。毎年恒例の手を動かしながらのおしゃべりも楽しみました。
 
子と竹の棒で小一時間チャンバラをしたり、(いろんな方に勝負を挑んでいた。)一緒にご飯を食べたり、たくさんおしゃべりをしたり、はじめましての嬉しい出会いもあったりして、リュックの納品に行ったものの、こちらがたくさんのものをいただいている、そんな1日でした。
 
ファーストリュックを作り始めたのが、2021年ですので、今年で6年目です。その間にいろんなものごとが、すごいスピードで変化しているように感じます。
 
 
そんな中、園庭の植物は毎年少しつづ成長し、庭の柵は、枝を使って作られていたり、皆が仕込んだ味噌壺が並んでいたり、お餅つきのもち米が、園の皆で作ったものだったり、生活に根ざしたものの中で過ごすことは、すごく安心します。新しく始められた、小学生のフリースクールの場で、子供たちが半年かけて掘った穴も見ることができたのも良かった。
さざなみの森の、松井さん、菜穂さん、スタッフのみなさん、はじめましてのみなさん、今年もありがとうございました。
 
リュックの縫製をして下さっている、Sally-allyの長野さん、縫製チームのみなさま、ありがとうございました。毎年言っていますが、生地やファスナー、ショルダーのテープ、糸や、プラパーツなど、作って下さっているメーカーの方々にも、ありがとうございますと、大きな声で伝えたいです。
 
 
毎年、リュックの納品の時は定点観測として、ものづくりの状況を確認する機会になっていましたが、今年は、そんな俯瞰したところから、ものごとを見るより、自分自身も入り込んで、たくさん味わったことを、じっくり体に染み込ませたいと思う、そんな納品でした。
 
 
2026.1.26 | information products note

2026.1.22

□ new box □

 
ANDADURAの箱をリニューアルします。
 

2年ほど前から、少しづつ作っていたものが、ようやく形になりました。1つの抜き型で薄と厚の2種類の箱が作れる仕様で、制作(裁断まで)はこれまでと同じく、竹内紙器製作所さんにお願いしました。

 

当時、運送会社さんで、置き配が標準になるとか、運送形態が変わるというニュースを度々目にしました。これまで直接渡しの安心感があり、宅急便でお送りしていたけど、ポストの中にある方が、安心な場合もあるのではと思いました。クリックポストでも送れるようにして、配送方法は、安心な方を選んでいただける方が親切だよな、と思い新しい箱をコツコツ考えました。

 
これまで、たくさんのクリックポストを送ってきましたが、紛失もなく、追跡もあるので安心してお送りできています。
 
箱のサイズは、現在の小、中、大の3種類から、中薄、中厚、大薄、大厚の4種類となります。(小に収めていたものは、中に入れます。)まだ現在仕様の中の箱が沢山ありますので、宅急便を選ばれた方には、旧箱でお送りします。

online shopで宅急便のみだったアイテムをクリックポストでお送り出来るようにしました。それと同時に、クリックポストのみでの発送だったものも、宅急便と選べるようにしました。安心できる配送方法を選んでいただけたらと思います。
 
配送形態を変えるという地味なお知らせですが、大切なことと思い、新作を出すように考えました。というか、これこそが、新作ですと言いたい気分でもあります。
 
クリックポストには、補償がないですが、紛失した場合、こちらからお送りしますので、安心してご利用ください。10年に一度あるかないかの紛失を心配するより、自分で補償すればいいって話ですものね。
 
 
 
 
制作話
 

これまでのANDADURAの箱は、小、中、大の3種類あります。箱の高さは厚みのあるアイテムに合わせて決めていましたので、薄いアイテムでも、その高さに合わせて納めることになります。必然的に宅急便コンパクトでしか送れないサイズになります。
 
クリックポストで送れるように、薄型の箱をプラスして作ることも考えましたが、3種類の箱に、高い低いで2種類作っていたら、箱が6種類になる。その1種類でも在庫がなくなったら、発注するとなると、箱の在庫がスペースを埋め尽くしそうで、少し気が重い。

それならば、箱はこちらで組み立てるようにしよう、と今回は、抜き型で作ることを前提に箱を考えました。1つの抜き型を作り、その型で全型作れたりしないかな、と終わりの見えなそうな、試作を始める。作業の合間に少し作り、中断したり、再開したりしながら進めました。
 

進めていて、「できるのか?これ。」と思いはじめたところで、ANDADURAの箱をお願いしている、竹内紙器さんに要望を伝えると、さっそくサンプルを作ってくださいました。1型で全型作るという現実感のないプランを、2つの抜き型で4型という現実的なところに着地できたのは、竹内紙器製作所の堀木さんのおかげです。ありがとうございます。
 
抜き型を作るというのは、僕の中では、贅沢な行為で、クリスマス頃に工房に届いた箱は、まさに自分へのプレゼントのようでした。

今回の箱は組み立てられていない状態で工房に届き、コツコツと自分で作ります。同じ抜き型で薄と厚の箱が作れます。箱を考えていく中で、ものが送られる事にまつわることをスムーズになるような箱にしたいと思いました。ANDADURAからお送りする際も、小さな箱で送れ、竹内紙器さんからも、小さな箱で届く。工房に置いていてもスペースをとらない。風通しを良くするようにと考えました。前の箱はギフトという観点から作っていましたので、その違いが味わい深い。
 
 
抜き型は、ANDADURA工房で保管するので、抜き型も送っていただく。抜いた紙を押し出す、緑色のスポンジが爽やかな気分にしてくれます。
 
 

箱の変更に伴い、関連するパッケージもいくつか変更しました。簡易梱包のためのダンボール枠も、ボール紙に変更しました。
昔使っていた抜き型をそのまま使い作りました。(最近はあるものを使う、というのにはまっています。というかずっとそのことをやっている気がする。)カットラインを入れるガイドを作ったり、あれこれ新調しました。
 
↑これまでの箱の収まり
 
 
いろんなアイテムをどう入れるかを試した時、LGWC01・小銭入れの収まりは、なかなかに色っぽいと感じました。
 
 
 
2026.1.22 | information products

2025.11.27

『CRAFTS COFFEE』at カモシカ(東京)

 

12月10日から15日まで、カモシカさんでのイベント『CRAFTS COFFEE』に参加します。

マメイケダさんの画集の出版を祝した巡回展です。ANDADURAは展示空間でお財布を並べます。内容は盛りだくさんの内容となっていますので、カモシカさんのご案内をご覧いただくとして、少しつらつらと書いてみます。

 

 

前にカモシカさんで2022年の年末に行った展示の後から、自宅の改装を始めました。自宅の改装が終わり、今回のイベントに参加します、となったら、ひとつの出来事を挟んだ展示になるのでしょうけど、まぁ、ものごとはそうスムーズに進むものではなく、自宅の改装は現在も進行形となっています。

 

そのかわりではないですが、8月よりオカズさんの住まわれる、蒜山のお家の改装工事をしていました。8月に解体工事に入り、9月より本格的に改装がはじまりました。月曜日に朝早く起きて、蒜山に向かい、泊まり込みで作業をして、木曜日か金曜日に帰るという生活サイクル。

 

 

大工仕事にまつわることは、またしっかり書きたいと思っていますが、2022年の展示のあとから、フッとした時に感じたことを強引にギュッとまとめると、生きるために必要なことをしよう、ということになります。自宅を改装することは、暮らしを考える良い機会でもあり、その中で感じたことなのか、はたまた世の空気に触れて感じたことなのかは、分けられませんが、生きるために必要なことというのが自分の行動原理の中心のようなところに広がっていった数年でした。ですので、大工仕事することは、自分にとってはごく当たり前のこととなっていました。改装の規模が大きかったので、(時間がより作れるので)仕事というチャンネルで行いましたが、いろんなかたちがあるようにも思っています。

 

ここ数年で感じていることは、自分自身の行動としては現れてきてはいますが、まだ、ものとしてかたちを形成することろまでは、もう少し時間がかかりそうです。

 

展示の案内というより、近況報告のようになりましたが、年内最後のイベントです。よろしくお願いします。

 

『CRAFTS COFFEE』は、新しい年を迎えるための催しのように感じています。
13日(土)は在店しますので、よろしければ遊びにいらしてください。

 

 

『CRAFTS COFFEE』(カモシカさんより)

 

心が踊り出すような、のびやかでいきいきとしたエネルギーに満ちたマメイケダさんの絵を中心とした、今年最後の展示会をひらきます。

 

11月に発刊となった『CRAFTS COFFEE』
2018年からマメイケダさんが描きためた、大阪・ギャラリーSHELFと系列のカフェ MOTO COFFEEのために描かれた絵を収録した、美しい画集です。
器と食に溢れた魅力的な本の出版を祝したSHELFでの個展に続き、カモシカでも巡回展をやらせていただくこととなりました。
原画はSHELFさん所蔵の非売品となりますが、他の絵はご購入も可能です。

 

マメイケダさんの絵をイメージして調合・焙煎されたコーヒーをcoffee Kajita 梶田真二さんが。お茶をTEALABO.t 武内由佳理さんが今展のために作ってくださいます。


また、絵の中に登場する料理や菓子の中から何点か選び、会期中通してご提供させていただきます。マメイケダさんは初日10日にご在廊。画集にサインして手渡しくださいます。

 

展示空間ではコーヒーまわりのものを中心に、革作家・ANDADURA 山本祐介さんの財布も並びます。2022年の個展「ペチカ」でもご好評いただいた財布たち。
以前は空間設計を仕事とされ、建築を作るように細やかに設計されるその作品からは、質の高い素材感と機能美、ほのかな愛嬌を感じます。
私達も使い続けていますが、これまで使ったものと比べて驚くほどヘタリもなく、いかに素材に寄り添い、考え抜かれて生まれたものかを実感しています。13日には山本さんもご在廊くださり、お財布についてのご相談に直接乗っていただけます。

 

テイクアウトでは展示をイメージしたコーヒーや紅茶、焼菓子などの他、毎年愉しみにされている方が多い蒜山耕藝の◯餅や黄粉も入荷します。お餅のみ、事前のご購入を承ります。餅に合わせて、15日最終日にはあんこ屋ねるの汁粉のご提供、粒あんのテイクアウトも。

 

また今年初めての試みとして、挿花家・雨宮ゆかさんの正月飾り教室を11日に開催します。
ご自宅に清々しい空気を運ぶ飾りを結ぶ会。どんな空気が流れるのか、とても楽しみです。

 

年末にふさわしい、楽しく心地よい展示会。今年最後の営業となります。
何かと慌ただしい日々が続く師走。ほっと一息、コーヒーやお茶がてらいらしていただけたら嬉しいです。

 

 

「CRAFTS COFFEE」
会場:カモシカ
東京都杉並区下高井戸5-5-23
会期:12月10日(水)~ 15日(月)
営業時間:12:00ー17:00(15日は16時まで)
山本は13日に在店します

 

 

2025.11.27 | information

2025.9.25

mat

 
台湾でレストランをはじめられる方から連絡をいただき、ランチマットを作りました。
 
マウスパッドを見て、ご連絡をいただきましたが、マウスパッドはランチマットにするには小さすぎること、革は洗えないので、ランチマットに適している素材とは言い難いことをお伝えしました。
 
それでもOKとのことでしたので、やりとりをして、ご希望のサイズで制作しました。カラーはネイビーで制作しました。
 
ご連絡いただいたのでは8月で、そのころは開店準備中とのことでしたが、オープンも近づいているのかな、と想像しています。どのように使っていただけるのか楽しみです。
 
 
革を作る際に、革を部位ごとに切り分けて適した部位で使います。少し前に、実験的に、厚めのヌメのままでお願いしたものがありましたので、その革で、マットを制作しました。革の厚さは、国産の原皮ですので、2.2mmほどの分厚すぎない厚さです。デスクマットというには小さいサイズですが、手紙などを書く下敷きにはいいサイズかと思います。
 

 

mat


size : w260×h226 mm
color : natural
 
 
online shopにアップしています。よろしければご覧ください。
 
 
2025.9.25 | information products

2025.9.3

jiji exhibition 2025 AW at axcis に参加します

 

9月19日から和歌山でお洋服を作っているjijiさんの展示に、友情出演(!?)的に参加します。場所は岡山にあります、AXCIS CLASSICさんです。

jijiさんの展示に花を添えるというか、一粒で二度美味しいというか、そんなかたちでの参加です。20日はjijiの引網さんと一緒に在店しますので、遊びにいらしてください。

 

AXCISさんより

 

和歌山県紀伊半島。

海に囲まれて、風がすーっと心地よく抜ける小さな街の、お店兼アトリエでjijiさんのお洋服は生まれます。

今年もシンプルで心地よい日常着がテーマのjijiさんのお洋服の展示販売会を開催します。

今年はjijiさんのおともだち、ANDADURAさんの革小物も一緒に並びます。素材の良さがしっかりと感じられ、使えば使うほど自分に馴染んでくるかっこいい革小物たちです。

20日にはおふたりとも在店のご予定です。

ぜひお越しくださいね◎

 

jiji

 

素材の良さと美しい佇まい

潔い仕立てに重きを置いた日々の一着

着る喜びを感じられる特別な日常を

その時々に思いついたアイデアやイメージを

日々メモに記し、ストックしています。

それは一枚のポートレートのもあれば、

縫い方、生地のことなど。

服をつくる時に丁寧に組み立て、形にしていきます。

生地選びには時間を費やします。

その生地が持つ個性と向き合い、

パターンとのバランスを模索しながら

美しいフォルムに仕上げていきます。

「一枚の生地の向こう側に、誰かの日常がある」

そんなくらしの風景を思いながら日々、服をつくっています。

 

 

jiji exhibition 2025 AW

会場:AXCIS CLASSIC 2F GALLERY

岡山市北区田中134-105

会期:919日(金)~ 28日(日)

営業時間:11:0018:00(平日)11:0019:00(土日祝)

お休み:水曜日

jiji - web site

 

 

2025.9.3 | information

2025.8.30

constellation / jiji - SLANT


 

和歌山で、お洋服を作っているjijiさんと今年も一緒にカバンを作りました。
今年で3型目です。

最初のカバンを制作する時から、jijiの引網さんにイメージを聞いて僕が形にするというのが、自然とjijiさんとの恒例の作り方になっています。

今回もサイズ感、イメージをお聞きし、一旦、自分の中に取り入れる。イメージが遠くまで動くように体調を整え、カバンのイメージをする。
斜めになったカバンを身につけた人が出てくる。試作を重ねて、イメージの中の線を探す。イメージを追いかけるように作るのも、毎年恒例の作り方ですが、毎年テーマ(気分とも言う)みたいなものは少し変わっている気がする。

タグやパッケージは僕が(打ち合わせもなく)勝手に作るというのも、毎年恒例のやり方。カバンと同じ角度に傾いた文字が、タグの穴位置をずらすことでタグが傾き、文字が平行になるようにしました。

これまでの2型は「FLAT」という名でしたが、「何か微妙に違うよね。」と引網さんは、このカバンに「SLANT」と名付けて下さいました。毎年恒例なことも嬉しいし、少しずつ変わっていくのも嬉しい。そんな風にできた「SLANT」をよろしくお願いします。

 

 
jiji 引網さんより
 
私は基本的に過度なデザイン性のあるものは好まないので、シンプルなANDADURAのカバンは日常使いにとてもよく馴染みます

今回新たに制作を依頼したカバンは、機能性を重視したアシンメトリーなデザインで、物の出し入れをしやすくするために傾斜がつけられています

ただ、実際に肩にかけてみるとその傾斜はほとんど目立たず、きちんと機能性を備えながらもシンプルに見える佇まいがとても気に入っています
 


SLANT
size : w352×h285 mm
shoulder length : 790mm
color : graige . navy
 
_
 
jijiさんのONLINE STOREでご覧いただけます。
 
 
2025.8.30 | information products

2025.8.27

腰袋用ベルト

 

プレゼントにと腰袋用のベルトを作りました。

自分用に何個も作り、使っているベルトを少し改良して制作しました。肉厚で柔らかいテープに、マグネットでワンタッチで脱着できるバックル。腰袋の脱着が楽なので、休憩の時に腰袋をつけたまま、ということも少なくなります。

 

 

ベルトの端がピラピラしないように、角カンをつけて、本体と一体になるようにしました。

 

 

バックルとベルトテープの縫いは、段差をなるべく少なくするために、テープは折り返しはせず、通常のミシンで、ひと針ひと針カンヌキ縫いをしました。

 


作業のしやすさに特化した、ベルトになりました。

 

 

2025.8.27 | note
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