ANDADURA

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2020.5.8

革作りについて

数年前に広島の84さんでの展示の際に革について書いた文章です。

この時期は革作りが一時的に安定していた時期なんだな、と記事を読んで思います。
革について書くときに、革はナマモノとよく言っていますが、
まさに現在も試行錯誤しながら革を作っています。

この頃は栃木の革のベースで革を作っていましたが、
今は昭南皮革の革をベースにしています。
いろんな事を変化しながらやってきましたが、
変わらないのは、革屋の佐藤さんと一緒に作っている、という事と、
いい革を作りたいよね、という2人(僕と佐藤さん)の心持ちでしょうか。

前に書いた文章ですが、
革作りについて正直に書いていますので、
読んで見て下さい。

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・革作りについて

ANDADURAで使用している革はオリジナルで作ってもらっています。
モノのベースになるもので、思い切って言えば、素材が良ければ
良いものになるし、素材が悪ければ、それだけのものにしかならない。
だからこそ、日本の革で職人さんとともに素材作りから行うことにしました。

革という素材はなま物で、その時その時で上がり方が違います。
あまりに異なる事が多い為、「農作物みたいなもの」と考えるようになりました。
雨が少なかったりといった天候に左右され、完全なコントロールはしにくい農作物の
ようなものだなと感じるからです。

ANDADURAをはじめて、数多くの革を使ってきました。
革が届くと革屋さんに感想を伝え、そして、次に作る革の方向を決めてゆきます。
毎回毎回良くなるように、作り方を少し変えては元に戻したりします。
ほぼ毎回微妙に異なるやり方で作ってきました。
革屋さんの良い革と僕の考える良い革は微妙に違います。
僕は製品になった時に良い革を良いものと考え、革屋さんは革としての良さを求める傾向にあると
思いますので、毎度そのズレも話し合い、展示会にも来てもらい、求める革を共有する作業も
必要になってきます。(革屋さんと話し合う為に、携帯は話し放題プランにしたくらいです。)

毎回「今のベスト」を目指して作ってきました革ですが、
ようやく求めるものが安定するようになってきました。
素材は活動のベースですので、6年をすぎ、ようやくベースが安定した訳です。
ANDADURAを始めオリジナルな革で作る、と決めた時、
「革作りは5年は踏ん張ろう」と決めました。生々しい話しですが、
オリジナルで作る以上、どんなものも買い取ります。
ですので、使える部位が少ない革が届くとビールではなく発泡酒を飲む事となります。

あれこれ話し合い、時に揉めたりしながら、首の皮一枚でつながっている状況になる事もありましたが、
それでも、信頼できる職人さんと素材から作れる事は、常に喜びを感じます。

そんな革がベースになって、形を支えてくれています。
2020.5.8 | note

2020.5.10

リニューアル

ホームページをリニューアルしました。

 

 

結構気合入れて作りましたので、隅々までご覧いただけたら嬉しいです。

これからも少しずつ手を入れて、楽しんでいただけるようにしたいと思ってます。

 

2020.5.10 | information

2020.5.7

ファスナーの修理について

ファスナーの修理は、ファスナーが噛み合わなくなる修理が多く、
その修理内容について書きます。


写真のスライダーは、左が新しいもの、右が摩耗したものです。

ファスナーは、ファスナーのムシという小さな金属がスライダーのY字のレールを通る事で、
開閉します。長く使うとスライダーの金属が摩耗してY字のレールの形状が崩れ、
閉めてもムシが噛み合わなくなります。

ファスナーの噛み合わなくなる場合は、ファスナーを全て交換するのでは無く、
スライダーのみの交換で修理可能なケースが多いです。
ANDADURAのお財布は、バラさなくてもスライダー交換出来るように作ってますので、
安価で修理可能です。

 



ファスナーの不具合は、上記のスライダー交換を試してみて、
それでも噛み合わない場合は、ファスナー全てを交換いたします。
試してみないと分からないですが、これまで95パーセントはスライダー交換で直ってます。

ファスナー生地の破れなどは、ファスナーごと交換いたします。
引き手が伸びたりすることもありますので、その場合はスライダーを含めて引き手を新しいものに付け替えます。


不具合がある場合は、修理依頼フォームよりお問い合わせ下さい。

※キャメルの革に関しては選択肢ありますので、こちらの「スライダー交換 キャメルの場合」をご覧ください。

2020.5.7 | products

2020.5.7

ホックの修理について

ホックの修理ですが、ホック交換する事も可能ですが、
簡単な方法で直る場合もありますので、1度お試しいただけたらと思います。

 

 

【ホックの簡単修理方法】

左のパーツを見て頂きたいのですが、
中に銅色のパーツ(2本の線)があるかと思います。

このパーツで右のパーツの頭の出っ張りを止めるのですが、開閉を繰り返すと、頭の出っ張りが削れてきます。
髪型でいうと段々と角刈りに近づいてくるイメージです。

ある程度まで削れると、押さえが利かなくなって、ホックが閉まらなくなります。

左のパーツを90度回転して頂くと、
出っ張りの削れてない部分にバネが引っかかり、ホックがしっかりと効くようになります。
裏表を親指と人差し指でしっかり持って回すと回転出来るかと思います。

90度回転して、またこちらの部分が削れてきましたら、ホックを交換するのが良いと思います。

ホックの簡単修理方法を試していただき、直らない場合は修理依頼フォームよりお問い合わせ下さい。

2020.5.7 | products

2020.4.6

AYANO REPORT

妻の綾乃が書いた、AYANO REPORT。

展示会などで読んで頂けるよう冊子にしてましたが、
AYANO REPORT pdf版作りました。

REPORTは15年前位から、3年位までの事を
REPORT2はここ数年の出来事を綴っています。

AYANO REPORT.pdf

AYANO REPORT2.pdf

結構長いですが、よろしければご覧下さい。
こういう長いものすすめる時は、秋の夜長にどうぞ、と言いたいところですが、
今は春なので、そう言えないのがくやしいところです。
2020.4.6 | note

2020.4.5

反転



いつも工房からお宮の写真を撮っているけど、
お宮から工房(草で写ってないけど)を撮ってみました。

今朝ふっと思って撮りに行きました。

反転
2020.4.5 | note

2020.4.9

ドメインで愛を叫ぶ



online shopのドメインを変えました。
ドメインは.comとか.co.jpみたいにホームページの語尾につく、あれです。
ANDADURAのホームページは.netを使ってます。

ドメインって取得しなくても使えるのですが、
自分が画面を見て、文字がごちゃごちゃしていると、
ほんのひと目盛りテンションが下がるので、ドメインを取ることにしました。

今回オンラインショップに選んだのは.loveです。
分かりやすく.shopにしようと思ってましたが、
ドメイン一覧を見ていると、.loveの文字。
ドメインって面白くて、.beerとか、.footballとか.sexyとかもあるんです。
使っているの見たことないんですが。

話は飛びますが、キヨシローは言ってます。ユーモアが必要だと・・・

僕はキヨシローの言葉をたくさん心の奥にしまってます。
ブルースは忘れちゃいけない、とかね。

僕の通っていた高校は広島の呉にあって、そこはブルーカラーの哀愁というものが
空気中に浮遊しているような町でした。
多感な高校時代にその空気を肺いっぱいに吸い込んで過ごすわけです。
ブルースの哀愁のようなものが自分の原風景というか、落ち着くんです。
だからこの感覚はずっと大切にしています。

愛し合ってるかい~。
って言葉は今僕にとってはすごく必要で、
自分自身がそう言ったらいいんだけど、まぁキャラクターってありますし、
代わりにドメインで愛を叫んでみます。

andadura.love~

もしかしたらさらっと.shopとかに戻すかもしれませんが、
今のところは.loveでいってみます。そういう気分です。

ドメイン変えたってだけの話ですが、
なにかしらのおまじない(あるいはステートメント)として。
2020.4.9 | information

2020.3.30

84さんでのレジ横展示会を終えて



広島の84さんでの_____に風を通す、無事終了いたしました。

初めてのレジ横展示会でしたが、とても楽しい時間になりました。
3週間という少し長い期間でしたが、ずっと丁寧に紹介してくださった、
84の大田さんありがとうございます。

こんな時期にお越しいただいたみなさま、ありがとうございます。

レジ横展示は僕の気質にあっていると思いました。
また行っていきたいと思います。

小さな展示でしたが、自分の中でも記憶に残る展示になりました。
展示は終わった後に、「やって良かった。」と思えば成功なのですが、
今回は大成功です。自分で言うのもなんですが、いい展示でした。

ほんと冊子のデザインの松井さん、絵を描いて下さった、青木さん。
様々な方に改めて、ありがとうございます、と伝えたいです。

桜が満開な今日この頃。つくしをとったり、山菜とったりしながら
過ごしたいと思います。
2020.3.30 | note

2020.3.27

集塵機

工房のコバ磨き機に集塵機をつけました。
工房が綺麗になると、綺麗に作業できる環境を作りたくなるもので、
以前は、磨き粉(っていうの?)が舞って、後で掃除ってスタイル
だったけど、ようやく念願の集塵機です。

僕が使っている磨き機はかれこれ10年くらい使っているもので、
磨き機の現行品には集塵機接続できます、みたいなものが
あるけど、その頃はそんなものはなかったので、
お得意の、有り合わせの道具を駆使して作る技法(!?)で作りました。

何度も失敗しながらようやくいいものになりました。


↑集塵機TAKE1、ほんと有り合わせのもので、ミシンライトを改造したものに
集塵ホースをつける。(強引に電気パーツをコネクタにして接続)
この年代のプラスチックではない、ベークライトの質感は好みだけど、
粉塵の取りこぼしが目立ったので、作り直し決定。






↑現在使っているTAKE2
TAKE2とは言っても、集塵ホースの径をミスったりして、何度か作り直す。
集塵位置が合うように、調整。(ここでも沢山金具ミスって買ってます。)

形状がキープするホースをネットで見つけたので、
テーブルギリギリに磨き機を設置出来ました。
これにより、肘をついて安定して作業が出来るようになりました。

集塵機自体は、歯科技工士さん用のものを使用。
ボタンで作動する仕様からフットペダルで磨き機と集塵機が同時に
起動するような仕様に変更。(使いやすい!)

磨き機10年目にしてリニューアル。
テーブルのビニ板に挟んであるのは、10年くらい前の
大人グリコのおまけ。(こちらも10年選手)

かなりスッキリしました。
集塵機つけてない方、頑張れば取り付け出来ますので、オススメです。

ほとんど参考になるであろう人がいない内容ですが、
集塵機出来て嬉しかったので、アップします。
2020.3.27 | note

2020.1.23

red&scar leather

1月も気がつくと20日過ぎてます。
今年も1年早そうです。

online shopに赤の革で作ったお財布、scar leatherと名付けた革で
作ったお財布をアップしております。



online shopは、実験的なことをやっていけたらと思っています。
やってみると、なかなか楽しいですね。

現在メールオーダーと、オンラインショップとがあって、
なんだかややこしいかなとは、思いますが、実験の場として、ひとまずは
このかたちでやっていくつもりです。

年始に掃除をしていて、去年作った試作をまとめると結構な量があり、
記憶にないものもまじっていて、まぁ、たくさん作ったなぁ、と
思うと同時に、ちゃんとリリース、というか発表するものが少ないなぁ、
打率低すぎでしょ、とも思います。
試作はエクササイズというかそんな気分でやっていて、リスのように
作ってもしまい込むので、それらを出せたらと思います。



今回作ったscar leatherは傷ついた革ですが、とっても極上な部位に良い傷が
ついてるのに避けて裁断するのがもったいなくて作りました。
また、良い傷が見つかり次第作ろうと思ってます。

こうやって、あれこれ考えていると、名前をつける必要性があることがあって、
とっても迷います。
scar leatherにしたって、(たぶん)正式にはscar on leatherになりますが、
まぁ、スカーフェイスって映画もあった事だし、和製英語として付けました。

online shopにしても、雰囲気的には、online storeって方が良いなとは
思うものの、意味的には、storeはコンビニとかスーパーみたいに仕入れしたものを
販売するお店。shopは加工なんかも行って販売する店らしく、どっちに
しようか迷います。名前をつけるの難しや、です。

少し話は変わるのですが、オンラインショップは外部のサービスを使っているのですが、
デフォルトの設定だと購入いただいた時など「こんにちは!○○さん。ハロー」みたいな
テンションで返信している事に気がつき、変えたりしてましたが、
まだ、そういうテンションで返事がいくことあるかもしれません。
まぁご愛嬌ということで。気付き次第直していく所存です。

思うことダラダラと書きましたが、ブログはこういったこと書きやすいですね。
またダラダラと書きます。
2020.1.23 | information
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