ANDADURA

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2012.11.15

帆布タグ

先日アップした、帆布たちですが、
帆布のもののパッケージは、箱ではなく、タグになります。

これも箱と同様、竹内紙器さんにお願いしました。
箱よりも少し厚めのボール紙を使用しております。



間に紙を3枚挟むのですが、クリアランスがドンピシャですので、
是非ご覧頂きたい一品です。

そして、11月も半ばという事で、必須アイテムは、ハンドクリーム。
何故か、手だけは綺麗に保ちたい欲求があります。これは道具を綺麗に保つ、
職人さんの心境と同じなのですかね。分かりませんが昔からです。

顔なんかは、かさかさでいい、とか思ってますが、手だけは放っとけない。

ハンドクリーム選びのポイントは乾きがいいこと。これに尽きます。
ずっとベタつくと作業出来ないですからね。



そして服も腕周りがダボついたものは、作業しにくいので、
腕周りの細いものが、選ぶ基準だったりもする。

もの選びの基準が制作ベースというのが、完全に職業病です。
そんな感じで装備した装いで、制作に励んでいる昨今です。
2012.11.15 | note

2012.11.14

新作の帆布たち

長らくとりかかっておりました、帆布シリーズをHPにアップしました。
素材が新たになると素材のページやら、いろいろ作るモノがある上に、
昔書いた文章が気に入らなくなり、時間がかかりました。

気に入らなくなったコトバに「革のメンテナンス」があります。
これを見て、数秒う~ん、となりました。
メンテナンスって表現はいかがなものだろうかと、全面的に「お手入れ」という
コトバに変更しました。こっちの方が、ピッタリくる。
昔の自分よ、その言語感覚はなんなんだ?と問いつめたくなる。

と、そんなこんなありながら、無事アップ出来ました。





少しHPの補足をさせて下さい。
まず色味は「white beige」「lavender gray」「dim khaki」の3色です。
最初の2つはそのままなんですが、悩みに悩んだのが、カーキです。
カーキと記載するにはくすんだ微妙な色味なので、何か説明がいるだろう、
と付けたのがdimです。これは「ほの暗い」などの意味があり、
明け方の薄明かりでカーキを見たらこんな色味だろうと、名付けました。

明るめのホワイト・ベージュと中間色のラベンダー・グレイとディム・カーキ
色違いで持っても、決まるような色味を選んだつもりです。



そして、是非見て頂きたいのが、帆布長財布です。(一番凝った作りですから…)
これまで、時間が経つと、作り方が分からなくなったなどブログに書きましたが、
それが、このお財布です。是非HPよりご覧下さいね。

そして、こんな事言うのも何なんですが、帆布は仕事で扱った事がなく、
「素人」と呼んでも差し障りのない状態で、それ故に、楽しんで作れたと思います。
クオリティーを高める制作方法を見つけたり、革とは違う作り方になりましたが、
これからが楽しみです。

革もそうなのですが、新しく作り始めるときは、
「この技は使う」「この作り方は使わない」と、いろいろ枠を、決めるわけ
(僕はそうです)ですが、帆布は半分位は枠組みが決まって来た感じです。
あとは、いろいろ作りながら、固めてゆきたいと思います。

いろいろ書きましたが、是非ご覧頂けたらと思います。
2012.11.14 | products

2012.11.12

お取り扱い店舗『NEUTRAL STORE』

香川県の高松市にございます、ニュートラルストアさんで、お取り扱い頂く事となりました。

先月の高松への小旅行は、ニュートラルストアさんにお会いする旅だった
わけです。ANDADURAを始めたばかりの時に決めた、
「お取り扱い頂くお店さんには、実際に行く!」
というのを、きちんと守っているのです。えへん!

ニュートラルストアさんは、どんなお店なのかと言うとすると、
まず、ニュートラルとは?というところから話すのがいいと思います。
まあ中間的とか、中立的とかを意味するこの言葉なのですが、
中間的でいるのって難しいですよね。

「僕はニュートラルだ。」って言っても、
吉田拓郎が『イメージの詩』で「自然に生きてるって分かるなんて、
なんて不自然なんだろ~。」と歌っているように、
「なんてニュートラルじゃないのだろう~。」となってしまうだろう~。

うーん。これは、僕にとっての普遍と同じような事だ。
普遍的なものを作りたい。というと青臭く聞こえたりする。

ニュートラルになりたい!というのも、ユートピア志向ね。
と言われるかもしれないけど、真のニュートラリストはそれでもニュートラルを
指向する。ニュートラルを指向した人にとって、ニュートラルは出口ではなく、
入り口なのだろうと思う。

ニュートラルを入り口に設定すると、おそらく、多指向、多視点になる、
どれだけ、多指向になろうと、ニュートラルに辿り着くことは出来ないかも
しれないけど、それだけいろんな視点を得る事が出来るのだろう。

などと、ニュートラルストアさんを訪れた後の夜行バスで考えた。
とまぁ、そんなお店なんだと思います。

となんの説明になっていないような気がするから
実際に行ってみてもらうのが一番!なのです。

ニュートラルストアさんはこちらからご覧下さい。
2012.11.12 | shop

2012.11.2

11月

早くも11月になりました。無事展示会も終わりました。
お越し頂いた皆様ありがとうございました。

やはり実際にお話する事も有難いですが、
自分の制作したものが、一堂に並んでいる様を見るのも、
いろいろ感じるものがあります。次はこういうもの作ろう等と
思ったりもします。

お披露目した、帆布シリーズもホームページにアップしようと進めておりますので、
楽しみにしてて下さい。

そして、益子は陶器市が始まり、賑やかになりました。
益子駅のある、真岡鐵道は休日にはSLが走っていて、SLの音が休日の合図みたいに
なってます。SLが走り回るこの期間、少し肩の力を抜いて、制作したいと思います。

って、これブログをアップする期間が、空きすぎて「そろそろ書かねば」と思い、
アップしたのバレバレな内容ですね。
しかしSLも走ってるのだし、よしとします。
2012.11.2 | note

2012.10.24

数日のこと

展示会より益子に戻って来ました。
寒くなっているだろうと思っていたものの、それほどではなくひと安心です。

さて、今回は、兵庫、高松、東京といろいろ行って来ました。
シャツにバックパック(45L)が似合わない事を、高松の地下駐車場の鏡で
発見したものの、着替えもなく、ずっとその姿で過ごした数日でした。

展示会では、多くの方とお話する事が出来、実際に使って頂いている勇姿も
見る事が出来ました。制作の励みになります。ありがとうございました。



ほんと沢山の方にお会いした、今回の小旅行でした。
全てを書いてるとちょっとした旅行記になりかねませんので、
神戸~高松行きのフェリーでの出来事を少しだけ。



朝の8時初のフェリーに乗って、神戸を後にしました。
神戸は地元の呉と同じように、山と海があり、ノスタルジックな思いに駆られます。

フェリーのBGMも面白く、「愛」やら「恋」やらをフェリーに絡めて歌ったもので、
実際に愛人や不倫などの抜き差しならぬ、気配を漂わせる方々も多く、
このテーマソングはその後ろめたさを払拭させるのに、いくらかは
貢献しているのかも知れないなと思いつつ、船内を楽しむ。



そして、高松に到着。
不倫の人々は途中の小豆島で降りるのが、習わしであるらしく、
高松港で降りたのは、健全な人々(分からないけど)ばかりでした。

そして、このフェリー、到着のアナウンスも変で、
「ただいま、高松港へ着岸しました、お気をつけて上陸下さい。」
うーん。大げさだ。変だ。しかし嫌いではないぞ!
と思いつつ高松に上陸したのでした。

というわけで、いろんな方に会い、毎晩飲んでいた気もする楽しい時間でした。
展示会は、まだまだ、30日まで行われておりますので、是非足をお運び下さい。

お会いした、皆様、ありがとうございました。
2012.10.24 | note

2012.10.5

裏技

最近お気に入りの裏技。

縫うものの段差が見えにくい際に使う裏技。
ミシンに取り付けている、Zライトで照らす角度を変えると、



見えにくい縫い道が、



影で分かりやすくなる。



しかし、影過ぎるのも好きではなく、
これくらいの見え方が縫いやすい。

なにごともホドホドがいいですね。
Zライト様様な裏技でした。

自分で発見したとか思ってるけど、案外みんな使ってたりして…
2012.10.5 | note

2012.10.2

10月

くらしのmoto市も無事終わりました。
沢山お越し頂き、ありがとうございました。
新しく作った帆布もいろんな方に、見て頂き、有難い限りです。

打ち上げからなにからなにまで、出展者も含め楽しませて頂いた、
moto市の方々、ありがとうございました。

出展者のみなさんも、お話できて嬉しかったです。
改めて考えると、こういったイベントは一年ぶりで、
すごく楽しかったです。

そして、現在はいつもの益子ライフです。
毎年10月に入ると今年も終わったなと思ってしまいます。
あとは身を委ねて乗り切るべし、みたいな感じで…

しかし、今年はその慣例は置いとこうと思う、今日この頃です。

そして、一年間続いた連載「作文」も無事終える事が出来ました。
最後は手創り市の名倉さんに締めて頂きました。ありがとうございます。

無事連載を終えた「作文」はこちらからご覧になれます。

作文を書く、あの深夜の時間も、引き続き何か出来たらと思いますが、
さて、何をしようか…。

今のところ、友人に借りた朝ドラ・カーネーションのDVD全巻を見る事くらいしか
思いつきませんが、とりあえず秋の夜長を楽しもうと思う、
今日この頃でもあります。
2012.10.2 | note

2012.9.28

9月28日

くらしのmoto市用の制作も終わり一段落。

少し台風が心配ですが、雨天決行です。
状況はmoto市HPをご覧下さいね。

そして、10月17日から西宮のEnvelopeさんで展示会を行います。
またmoto市から戻りましたら、詳細お知らせしますね。

新たに制作した帆布ものも持って行きますので、お楽しみに、です。



さてさて、これからmoto市の準備。
2012.9.28 | note

2012.9.25

エフスタイルさんのステインプルーフ新作

お手伝いしている、エフスタイルさんのステインプルーフシリーズ。
新作の名刺入れ(Sサイズ)&祝儀袋入れ(Lサイズ)もお手伝いさせて頂きました。

大切に織られている生地の残布も使え、生地が生きかえって嬉しいものです。


ふっくらとした印象です。
いい!


開けたところもいい!(褒めすぎ)
切りっぱなしならではの造形です。


自立します。ふふふ、なポイント。


さて、今回は抜き型の裁断もANDADURA工房で行いました。
通常は大判の抜きはクリッカーという戦車みたいな機材を使うのですが、(持っている
ところにお願いしてます。)今回は工夫しながら自分で抜きました。
実際に抜く際は、上に重い鉄板をのせて型がはねないように、
部分部分を少しずつ抜いてゆく。
同業の人から見れば、無謀すぎる試みだろう。しかし、なんとかなります。はい。


ホック打ちをしていて紹介したい道具を発見しました。


この子です。普段ホックは、鉄の塊の上で叩くのですが、
鉄の塊が入らないところは、こういう小さな鉄を入れるのですが、
かれこれこの子とは、4年くらいの付き合い。

もともと「のどごし生」のおまけについてあったもの。でかでかと「のどごし生」と
ロゴも入っていたけど、サイズ感とステンレスの素材
(通常アルミの小さなものを使うので叩くと変形する)が気に入り使っていたら、
3年位でロゴがはがれ、お気に入りの道具に変わりました。
いい感じに育ってくれたと嬉しい限り。

そして、はなしは戻り、今回のステインプルーフシリーズのはなし。
制作した後に「これ、革でも作れるんだな。」と思いました。
作ってる時は、生地に合うかたちで考えてたのですが、
出来上がってみると、革でも作れるけど、考えもしなかったかたち。
こういうのが素直に出て来てくれるのは、やはり一緒にやる醍醐味。

勿論革では作りませんが、ここから着想を得た構造のものが、幾つか湧いて来たのも
事実で、新たな水脈みたいなものが生まれる気がする。
一緒にやるのは、くせになります。ありがとうございます。

名刺入れ&祝儀袋入れ、見かけたら是非お手にとってご覧下さいね。
2012.9.25 | note

2012.9.12

工房の動物たち

またしても、久々なブログです。在庫作りをしていると、どうもネタが無いものですね。

というわけで、工房の愛嬌たっぷりな動物たちを紹介します。
動物ものは、見かけるとついつい買ってしまいます。


鳥と魚


刻印機のダイヤルの上に居座る、もこもこしたもの(動物?)


鳥。ミシンの裏にひっそりと…


スピーカーの上に…たまに風で倒れます。

もっと沢山いるかと思いましたが、4匹ですね。
4は縁起が悪いから、もう一匹増やそう!などと自分の物欲を正当化しそうになります。

愛嬌たっぷり工房の動物たちでした。
2012.9.12 | note
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