

mat
size : w260×h226 mm
color : natural
mat
9月19日から和歌山でお洋服を作っているjijiさんの展示に、友情出演(!?)的に参加します。場所は岡山にあります、AXCIS CLASSICさんです。
jijiさんの展示に花を添えるというか、一粒で二度美味しいというか、そんなかたちでの参加です。20日はjijiの引網さんと一緒に在店しますので、遊びにいらしてください。
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AXCISさんより
和歌山県紀伊半島。
海に囲まれて、風がすーっと心地よく抜ける小さな街の、お店兼アトリエでjijiさんのお洋服は生まれます。
今年もシンプルで心地よい日常着がテーマのjijiさんのお洋服の展示販売会を開催します。
今年はjijiさんのおともだち、ANDADURAさんの革小物も一緒に並びます。素材の良さがしっかりと感じられ、使えば使うほど自分に馴染んでくるかっこいい革小物たちです。
20日にはおふたりとも在店のご予定です。
ぜひお越しくださいね◎
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jiji
素材の良さと美しい佇まい
潔い仕立てに重きを置いた日々の一着
着る喜びを感じられる特別な日常を
その時々に思いついたアイデアやイメージを
日々メモに記し、ストックしています。
それは一枚のポートレートのもあれば、
縫い方、生地のことなど。
服をつくる時に丁寧に組み立て、形にしていきます。
生地選びには時間を費やします。
その生地が持つ個性と向き合い、
パターンとのバランスを模索しながら
美しいフォルムに仕上げていきます。
「一枚の生地の向こう側に、誰かの日常がある」
そんなくらしの風景を思いながら日々、服をつくっています。
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「jiji exhibition 2025 AW」
岡山市北区田中134-105
会期:9月19日(金)~ 28日(日)
営業時間:11:00ー18:00(平日)11:00ー19:00(土日祝)
お休み:水曜日
和歌山で、お洋服を作っているjijiさんと今年も一緒にカバンを作りました。
今年で3型目です。
最初のカバンを制作する時から、jijiの引網さんにイメージを聞いて僕が形にするというのが、自然とjijiさんとの恒例の作り方になっています。
今回もサイズ感、イメージをお聞きし、一旦、自分の中に取り入れる。イメージが遠くまで動くように体調を整え、カバンのイメージをする。
斜めになったカバンを身につけた人が出てくる。試作を重ねて、イメージの中の線を探す。イメージを追いかけるように作るのも、毎年恒例の作り方ですが、毎年テーマ(気分とも言う)みたいなものは少し変わっている気がする。
タグやパッケージは僕が(打ち合わせもなく)勝手に作るというのも、毎年恒例のやり方。カバンと同じ角度に傾いた文字が、タグの穴位置をずらすことでタグが傾き、文字が平行になるようにしました。
これまでの2型は「FLAT」という名でしたが、「何か微妙に違うよね。」と引網さんは、このカバンに「SLANT」と名付けて下さいました。毎年恒例なことも嬉しいし、少しずつ変わっていくのも嬉しい。そんな風にできた「SLANT」をよろしくお願いします。
プレゼントにと腰袋用のベルトを作りました。
自分用に何個も作り、使っているベルトを少し改良して制作しました。肉厚で柔らかいテープに、マグネットでワンタッチで脱着できるバックル。腰袋の脱着が楽なので、休憩の時に腰袋をつけたまま、ということも少なくなります。
ベルトの端がピラピラしないように、角カンをつけて、本体と一体になるようにしました。
バックルとベルトテープの縫いは、段差をなるべく少なくするために、テープは折り返しはせず、通常のミシンで、ひと針ひと針カンヌキ縫いをしました。
作業のしやすさに特化した、ベルトになりました。
週末は祖谷川に川遊びに行ってきました。
妻の誕生日だったので、小旅行。
子には、「綺麗な川で泳ぐと、1週間くらいずっと爽やかに過ごせるよ。」と言っていた。
「それって無限ってこと?」「そう、川で泳ぐとたしかに無限になるね。」
というわけで、無限になりに川へ。
かずら橋から、上流に散策すると、川の間に、大きな丸太が挟まっているのが見える。
その丸太の半分は木で、半分は石化して、石になっている丸太だった。木って石になるの?と思ったけど、目の前の丸太は、木が石になることを、その姿で示してくれている。
一度、半木半石の丸太を見たあとでは、どの石が木が長い時間をかけて石になったものかが分かるようになっている。今立っている巨石も、木が流され、堆積し、砕け、また堆積することを繰り返し、巨大な塊となり石化したものだったと分かる。それまで石としてしか見えなかったものが、1本の丸太を見たことで、もともと木であったことを知覚できるようになっている。その知覚を通して、木の時間がその場に立ち現れてくるように感じる。不思議な感覚だ。
川を歩いて下る際は、皆で、「これは木だったやつだね。」などと言いながら、新しく開いた回路を味わうように、さまざまな石を眺める。「石だけど木にしか見えないね。」どうしてこれが石に見えていたんだろうか?
石化した木には、堆積して固まりになったものもあるけど、1本の巨木だったであろうものも紛れていて、木であったことを想像できない太さだった。大昔にはこんな大木が生えていたのだろうか。その木だった石はまさに、「恐竜時代のメッセージ」で、そのメッセージをしっかり受け取ったとは言い難いけど、「しっかり見たよ、君たちはもともとは木だったんだね。」と小さな声でささやくくらいは出来た。
川で泳いで無限になるという趣旨とは、少し違った角度で、無限を感じた週末でした。
脚立に登らず地面にいながら雨樋掃除ができるように、パーツを強引につなげて(パーツの隙間は無視して)ブロアーを改造。
下の枝は、土で固まった箇所をゴリゴリする道具。ちょうど良い角度の枝ぶりの木を選んで制作。(枝を切っただけ。)
これで、2階の屋根の雨樋も掃除できるようになった。
地味ながらも、安定しない脚立に乗って作業しなくていいので、梅雨前の雨樋の掃除が、少し楽になりました。
ビニ板の下に、A4用紙に書いた十字がある。
少し前に、染料入れと薬品入れをガラスにしたいと、ふと思い立ち、工房にやって来た実験用ガラス容器。
使ってみると、片方を使うときは、もう片方がフタ置きになってくれ、もう一方を使うときも、同じように、もう一方がフタ置きになってくれる。
まったく想像していなかった使い勝手。嬉しい誤算。
この容器を使っていると、なぜか「倚りかからず」の詩が頭に浮かんでくる。
お互いをサポートし合うような、たまには倚りかかる関係性の容器を見ていると、今度は実篤氏の詩が頭に浮かんでくる。
cotogotoさんでの展示、無事終了いたしました。久々の方だったり、はじめましての方ともお話することが出来て、楽しい時間でした。
文章を書いていると、ついつい長くなることが常ですが、「読んでるよ。」と伝えてくださる方もいらっしゃり、ありがたいなと感じました。
僕自身も、ご飯屋さんで美味しかった時には、「美味しかったです。」と伝える活動(?)を地味に行っていますが、やはり、言葉にして伝えていただくのは嬉しいことですので、今後も「美味しかったです。」と伝えることは大切にしようと思いました。
cotogotoの栗原さん、スタッフのみなさま、webページを作ってくださっている亀山さん、ありがとうございました。遠隔でのやりとりでしたが、安心して進めることができました。足をお運びくださったみなさまも、ありがとうございました。