ANDADURA

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2010.12.4

一緒にする事

僕は、人と何かするのが好きだ。ここ数日も、一緒にするお仕事をしていた。
そんな時は、ブログに書く事がなかったりする。

ここ数日がそう。

しかし、人とする事が楽しいなと思う自分を発見したのは
一人で初めてからの事。

人と楽しくする為には、自分がきちんと確立されなくては、と思うから、
人とする事は、自分自身を確立させる事でもある。

だから、人と一緒にする為にも、自分自身の事を、
しっかりしていこうと思うのである。

そして、お知らせ出来る内容は、
ブログにつらつら、書いてゆきたいと思います。

そして、明日、(本日だな)は益子に日帰りで行って参ります。
まったく、月に2回は行ってるな、益子。

今回の旅行本は『パパラギ』を選んでみました。
国立の匙屋さんで購入。ぼーと、いろいろ考えて参ります。
2010.12.4 | note

2010.11.30

作品と商品

例えばあなたが、百円均一に行ったとしよう、「あの、歯ブラシありますか?」の問いに
「その作品なら、あちらの棚にございます。」

と言われたら、どうだろう。

はたまた、とあるギャラリーにて、
「あの絵、良いですね。うん、お家に合いそうだわ。」
「あの商品ですか、あちらは…」

と言われたら、どうだろう。

なんだか、怖い。コメディーが始まったようで、どう言葉を返して良いのか、
(笑いをこらえつつも)困るはず。

僕も作ったモノが、場合によっては、商品だったり、作品になったりする。
最初は、うむむ、と思っていたが、最近では、場にあっていたら良いのでは、
と思っている。どちらもなんだか違うような気もするが、どんぴしゃり、な言葉なんて
ないから、仕方ない。

にしても、商品と作品の中間地点の言葉は生まれないのであろうか。
気長に待ち続けているのである。
2010.11.30 | note

2010.11.26

益子で考えたあれこれ(のはずが)

前回の続き、益子で考えたあれこれも、当時の熱は覚め、早くも忘却中。

話はそれるが、先日昔の話をしていたのだが、
殆ど覚えていなかった。そればかりか、
発言や手紙の内容は、今ならしないであろうもので、
まったく別人の話を聞くよう。

といっても、たかだか、3、4年前の話であるから、
この忘却無人ぶりには、ただただ呆れるばかりである。

しかし、きちんと覚えなきゃ!とはならず、
そっちの方が、気楽でいいや、と思うものだから、
ブラックホールは広がる一方で、それはそれで、この事態が、
僕をどこに運んでくれるのか、と好奇心が刺激される。

先日話したときは
「それ、どこの引き出しにも入ってない。」と度々言っていたから、
もしかしたら、数年後は口癖になっているかもしれない。

「それ、どこの引き出しにも入ってない。」

まったく恐ろしい事態だが、そこまで行くと
慣性の法則(か?)で多少は均される事に期待しつつ、

また益子の話がそれ、次回に持ち越し。
覚えているか、不安である。
2010.11.26 | note

2010.11.22

「益子で考えたいろいろ」のはずが…

「メディアはメーセージである。」という言葉で有名な
(言葉がいささか有名すぎる感もあるが…)
マーシャル・マクルーハンはカナダのトロントを拠点としていた。

アメリカを見る際に、少し離れてみる為だ。
「水の存在に気づくのは魚ではない。」と言っているように
渦中に身を置き、見えなくなる事を避けたのだ。

益子で考えるあれこれは、東京では考えない(考えられない)あれこれだ。
東京より少し離れ、水の存在に気付くであろう、人間や、陸生動物として
あれやこれやを考える。貴重な時間。

そう考えると、考える事なんて、結構『場』に支配されていたりする。
『場』だけでなく、時代や、年代や立場や関係や、そんなモロモロに影響を受けている。

少し話を進めると、新しい事を考える為には、新しい場所に行くだけでいい!
とも言えるが、こんな完全他力本願な考えも、うむうむ、と頷けたりもするが、
こればっかりはタイミングが肝心。

かくゆう僕も、物を作るとき、いろんな渦中にいないように気を付けていたりする。
例えば革に関しても。
革を愛し、その素材に溺愛する一方で、
「革なんて切りっぱなしの素材だよ。」とクールに言い放ったりする。

革には、革の素材の持つ渦中があり、意識的に見えのバイヤスを
知らなければ、新しいものは作れなかったりすると思うのだ。
革から少し離れる目線が「革なんて切りっぱなしの素材だよ。」なのである。

さて、益子で考えたあれこれを書こうと思ったが、
序文みたいなもので、結構な量になってきたので、
本題は次回に回す事にする。

と、最近は気付くと写真無しのテキストばかりになっている。
それは、僕がブログを書く際の傾向の様なものだ。

長々となりすぎた。
本題は次回にとか言いながらも書かなかったら、すみません。
2010.11.22 | note

2010.11.18

11月18日

11月18日は益子へ行って参ります。19日の夜に戻る予定です。
宜しくお願い致します。

話は変わるが、
最近は、いろんなものを手放している、
本40冊に服20着、ソファーにベッド(畳で寝よう!)などなど、
執着なく、どんどん、と。

まったく自分の執着心のなさに呆れるほど、淡々と手放す。

しかし手放し足りない感覚はずっとあるんだろうなとも、思う。
そして、旅に出て帰ると、大掃除をする事が多いので、
また、我が家からいろんなものがなくなるであろう。

と、書くとなんだか、整理整頓された、近代合理主義みたいな
部屋を想像されるかもしれないが、そんな事はなく、
散らかった部屋である事は正直に記しておきたい。
2010.11.18 | note

2010.11.18

ただいま

益子、宇都宮より戻って参りました。益子では色々考える。
民宿の夜は長いし(僕が寝ないだけ)何もない、のであれこれ考えてしまう。
何故だか、作り手同士のコミュニティー、みたいな事を延々に考える。
時間があるものだから、自分が着ているカーディガンを30分程観察する。
いろんな発見あり。

そして今回の「旅行本」に選んだ、
網野喜彦『無縁・公界・楽』を熟読。
「旅行本」選びのポイントは、自分より少し先行しているもの。
少し、というのが大切。

歴史は起こった事の連続で、起こらなかった事は、歴史にはならない。
そんな起こらなかった歴史(時代の無意識とでも言うべきか)が書かれていて、
2年前に頂いた「起こらなかった歴史を知る事が大切」という言葉を思い出し、
この繋がりに、嬉しくなって熟読。夜はふける。

益子でのモロモロの報告はまた後日にして、
今回お世話になりました、いろのみの磯部さん。ありがとうございました。
ヒジノワトークまたしましょう、衣装も気長にお待ち下さい。

そしていつもの如くスターネットさんに行く。
バスの時間もあり、ゆっくり出来なかったのが残念。

そして宇都宮のATELIER n°18 TRAVAILさんに、お会いしに、
そして今回は手持ち納品!実際に持って行けるのは、ただ嬉しい。
長々とお話させて頂き、ありがとうございました。

すごく走り書きな、益子、宇都宮報告でした。
2010.11.18 | note

2010.11.14

無事ARTS&CRAFT終了致しました。といっても、
いろんな方にお世話になりながらですので、
「終了させて頂きました。」という受動的なものですが、無事!

そして、今回は感慨深いものになりました。
その感慨の訳は、水無月さんにお借りした什器、メインの什器は
鉄足に、建具を載せたもので、建具の色は「水無月色と呼んでいるんです。」
と店主の大石さんが、おっしゃるお色。
グレイにビンク、少しブルーが混ざったような色味は
ANDADURAのキャメル、ブラウン、ネイビーにとても良く合っておりました。

つまりは、とても嬉しい見え方をしておりました。
そして、ご覧頂になってくださった方は、僕が伝えたいな…と思っていた方達でした。
それが、とても嬉しかった…

水無月さんには什器をお借りすると共に、嬉しい時間、
そして、応援して下さる事に、涙が出そうになりました。
ご来場頂いた皆様、出品者の方々、前日より泊めてくれた友人、
お手伝いしてくれた伊藤ちゃん
楽しい時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。

そして、11月20日より『SOLVA LIFE MARKET』が始まります。
そのご報告は今晩にでもアップしたいと思います。お楽しみに…

そして、11月17日は浅草橋に具材調達&
青森でお取り扱い頂いている、ステーブルズさんが東京に
いらっしゃるので、お話&8月にお会いした帆布でカバンを作られている
KOTON・熊川さんの展示会!久しぶりにお会いできるのが嬉しい。

18日19日は益子と宇都宮へとに行って参ります。
度々の外出ですが、宜しくお願い致します。
2010.11.14 | note

2010.11.11

水無月さん

ようやく、『ARTS&CRAFT』に向けての制作が完了した。ほ、っと一息。

天気予報では、当日は、晴れのち曇り。
ほ、っとひと安心。

明日は、細々した準備をする予定。
久々に多摩川に小石を拾いにも行こう。まったく歩いて2分程で
多摩川なのに、なかなか行けず、久しぶりの多摩川。

そして、『ARTS&CRAFT』当日は、東静岡にある古道具屋の
水無月さんに、什器をお借りします。水無月さん、いつもいつもありがとうございます。

始めたばかりの頃にも、嬉しい言葉を頂いたり、
我が家でも家具も水無月さんに、お世話になっており、いつもありがとうございます。

会場の護国寺からも近いですので、是非!お勧めです。

水無月さんはこちらからご覧頂けます。
2010.11.11 | note

2010.11.9

第二次普遍戦争

我が家で活躍中のグラス。良く見かけるイッタラ社のカイ・フランンクのデザインのもの。

買ったのは骨董市である。
それまで、イッタラショップなどで見かけても、あまり惹かれなかったのだが、
骨董市で見かけた時は、まったく素晴らしかった。

古いものにまみれて、転がっていたグラスは、なんだか凛とした、存在感があった。
古いものに埋もれたくても、埋もれないのだ。
グラスだけがなんだかその場で立ち上がって見えた。
まったく、今まで何をみていたんだろう、我が節穴の目。

しかし、言い訳を言わせて貰えるならば、イッタラショップの
あのカラーバリエーションの中で、フラットな目をもてるだろうか?

見え方という事を改めさせられた事件だ。

そしてかの杉本博司は、自身の作品の出来をみる為、
作品の横に~の大仏などを、置いてみるらしい。

おそらく、作品の耐久年数を確認しているんだと思う。
いろんなモノには、賞味期限みたいなものがあると思う。

耐久年数を迎え撃つ最高の武器は普遍性というやつ。普遍性。

大学時代よく「普遍普遍」と口走っていた。
いつしか言わなくなったのは、普遍性との戦いに敗れたからだろう。
そっりゃそうだ、手強い相手だもの…

しかし、今は普遍をよく考えたりする。
第二次普遍戦争である。今回は気長に戦うつもりである。

そして、この戦いに備え、~の大仏が欲しい。
どこかに落ちてたら、有難いのだが…



もちろんそんな簡単には落ちてないだろうから
とりあえずは、このグラスを横に置いてみよう。
と、思ったりする。
2010.11.9 | note

2010.11.25

糸色変更

※糸の種類の変更により、こちらの糸色の変更は終了致しました。
新しい糸色変更はこちらから(下の方にあります)ご覧下さい。

糸色変更して頂いた写真をコツコツ撮りためておりました。
少しまとまった量になりましたので、紹介します。
糸色変更される際の参考になればと思います。


・LGWC04 camel 白糸


・LGW06 brown サーモン糸


・LGW01 camel 白糸


・LGP02 navy 茶糸


・LGC02 camel 白糸


・LGW05 camel 萌黄糸


・LGWC02 brown 白糸


・LGW04 brown 白糸


・LGW05 navy サーモン糸


・LGWC01 camel 白糸


・LGW04 camel 白糸


・LGW01 navy 萌黄糸


・LGW05 camel 白糸


・LGP01 camel 白糸

KICX3301.jpg
・LGP02 camel 白糸


・LGWC02 camel 白糸


・LGWC01 navy 萌黄糸


糸色の変更が想像しやすくなったのでは、と思います。
やはりなかなか、小さなパーツで見ても想像しにくいもので、
ブラウンとサーモン糸が意外に馴染むんだな、キャメルには白糸も良いな、
などと発見もあったりします。

糸色変更についてはこちらからご覧頂けます。
2010.11.25 | note
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