
今週末の17.18.19日に、和歌山のjijiさんでひらかれる「 海辺へ 」ひととおりのお知らせをしたものの、何かをお知らせ出来ていないような心持ちになりました。具体的なインフォメーションはしているし、出店のみなさんも紹介したし、十分な気はするものの、シルヴァスタインの絵本「ぼくを探しに」の丸になったような気分だ。
何かが足りない
足りないかけらを探しに行く
何が足りないのか分からないので、文章を書きながら考えてみたいと思う。「 海辺へ 」に向けてのひとりごとです。
「 海辺へ 」の集いについて、出店のみなさんが文章に書いてくれている。
そこには、僕の企画、とある。「えっ、企画なんかしたっけ?」言い出しっぺではあるけど、これまでも書いているとおり、「こんなのやりたいんだけど。」
「楽しそうじゃん。」「じゃ、一緒にやろうよ。」いう感じで、出会ったときの巡り合わせのようなものだと思う。
出店のみなさんは、長い付き合いの方が多い。いろんなタイミングで出会ってきた人たち。
会場になっているjijiの引網さんは、the roastersの仁子ちゃんに紹介いただいた気がする。仁子ちゃんとは、20代の頃に出会った。まだ僕がANDADURAをはじめてはなく、仁子ちゃんもコーヒー屋さんをやっていなかった。多摩川のお祭りのようなイベントではじめて会った気がする。
僕は記憶には自信がないので、「気がする」というのが、記憶について語る時の、デフォルトの文法となる。
仁子ちゃんは、auttaaの新井さんと、東京に出てきた時のはじめてのバイトで一緒だったらしい。今回、久々の再会になるようで、僕も楽しみだ。新井さんの娘さんは、はじめて海を見るそうで、海を見る、その時に一緒にいられるのも楽しみだ。はじめて見る海が和歌山の海ということも、なんだかいいな、と思う。
auttaaの新井さんは、僕は同期のように思っている。独立した時期が同じで、よくイベントで一緒になった。その頃、新井さんは、台東区でアトリエがあったので、浅草に買い出しに行く時は、よく工房に遊びに行った。思い返してみると、20代の頃の話で、あれから15年も経っているのかと思うと、クラクラしてくる。その後、僕は益子に引っ越し、数年してから、岡山に引っ越した。新井さんも台東区のアトリエから引っ越されていて、なかなか会う機会もなくなった。15年で、お互いの状況も変化し、世の中もずいぶんと変わったような気がする。
2年前くらいに、東京の展示の時に、新井さんが遊びに来てくれた。その時、「ずっと、何か一緒にやりたいと思ってる。」と言ってくれ、「じゃあ、何かしようよ。」ということになった。和歌山では、ゆっくり話ができることが楽しみだ。
人と人との関係は、ほんと面白い。いろんな時期に、出会っていたり、状況で合わなくなったり、ひょんな繋がりがあったりもする。子がアニメを見る横で(僕の今の読書環境です。シクシク)パラパラと読んでいる中沢新一さんの「レンマ学」のように、すべてが繋がりあっている。
和歌山で会う、というかjijiさんで集う、というのも、ミソで、引網さんとは、これまでも、いくつも一緒にモノを作っているので、感覚的に共有出来ていることも沢山ある気がする。引網さんからは、モノを作る純粋性のようなものをいつも感じている。純粋性を説明するのは難しけど、「弱さ」みたいなものの近くにある気がする。(jijiさんが弱いと言ってるわけじゃないですよ。)集うなら、そういう場所だろうと思う。
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何が足りないのか分からなく、ひとりごとを書いていたら、思い出の話になっている。それが足りない欠けらなのかは分からないけど、ひきつづき書いてみることにする。
ankhは妻の綾乃で、思い出というか、現在進行形だ。さっき、昼ごはんを食べに帰った時、「パロサントの匂いって少量でもすごい強いよね。帰った時、この匂い分かった?」と言われ、「いや、分からなかった、言われたら、匂うようになった。」と言うと、少々不服そうだった。最近はよく金木犀の花を摘んでいる。
tirupatiのお2人とは、友人のバーベキューの時に、はじめて会った気がする。ご近所さんなので、本の貸し借りをしたり、ご飯を食べに行ったり、忘年会や新年会をしたり、展示会をやってみたりしています。演奏してくれる、磯部さんのライブも一緒にひらいたりしました。前の時は、葦月のなおみちゃんは来られなかったので、今回は楽しみです。
磯部さんもなおみちゃんも、益子で出会った。僕が益子で住んだ家の前の住人だった。「家電のある原始人の暮らし」仲間だ。数年前に滋賀に引っ越されて、すごく近くなった気がする。
ao factoryのあつおくんは、大学の出席番号がとなりで(同じ山本)家の改装手伝ってくれたり、ちょくちょく会っているけど、今回、オリジナルの家具が生まれる予定なので、すごく楽しみだ。
みないろんなタイミングで会って、こうやって集合できるのが楽しみです。時間というのは面白いもので、和歌山の集いではじめて会った人と、10年後にこうやって「あの時にはじめて会ったね」とまた何かをご一緒するかもしれない。まぁ、当たり前といえば、当たり前の話だけど、巡り合わせ、というものが当たり前であってくれている、というのは、ものすごいギフトだと思う。
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「 海辺へ 」
会期:10月17.18.19(土.日.月)
時間:11:30 〜 16:30
会場:jiji(649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町1111−34 御幸ビルディング 2F)
演奏会:10/18: yu isobe. 17string koto “ambient place”「汀(みぎわ)の輪郭 ー 」