2023.6.21
over the RainCowについて
2022.10.25
PECHKAの道具たち
「感覚に寄り添う道具」を作るPECHKAのアイテムとして、ミトンとアルミパンハンドルカバー、近所の軍手工場さんとワークグローブを作りました。それぞれ紹介していきます。
「作る」という行為の手前に、あるいはその周辺に漂う、ものが「なる・なろうとしている」気配のようなものを、手を動かしながら探しました。
「なる」ことだけで、ものを作るには僕(人間)には意識がありすぎます。それでも、感覚に寄り添う道具になるために「なる」という動きの輪郭を感じる必要があったように思います。
2022.7.29
Flat shoulder のひもの通し方
2022.7.29
ANDADURAとkarukuをつなぐ小さな穴
karuku wallet には背面に小さなハトメがついています。
内と外をつなぐちいさな穴を「connect hole」と名付けました。
この穴には、karuku walletと何かをつなげる「connect loop」が通ります。
カバンの取っ手に巻いて、カバンから取り出しやすくしたり、無くさないようウォレットチェーンの代わりとして&首から下げたりしてお使いいただけます。
このハトメ穴ですが、最初からこういう用途で使おうと意図していたわけではなく、karuku walletを作る時、お財布の背面に何か要素がないと、間延びするな、と感じたので、とりあえず、ここに穴を付けて進めてみよう、と付けました。
お財布に空気が入るのもいいし、お財布の中のゴミも出るのでは、とあまり機能としては期待していないけど要素としてプラスしました。
karuku walletは去年の夏には抜き型も出来ていたし、あとは作るだけになっても、
「この穴って何なんだろう。」ということが腑に落ちず、要素としてあった方がいいというだけでは本ちゃんを作る気にならず、テーブルの横において、「ほんと何なんだろうな、この穴。」などと思いながら眺めていました。
いつだったか「そうか、何かをつなげる穴だな、これは」と思いました。
「connect hole」はFlat shoulder の革ひもを通すこともできます。
「ANDADURAとkarukuをつなぐ穴でもあるのか!」など色々な発見がありました。
作ったものを、寝かせておくと、こういう発見がやってきてくれるのも、作ったのに放置する楽しさかと感じています。
リリースしてしまうと自分の手から離れてしまうように感じるので、世に出さず、ちょうど良く発酵するくらいのタイミングまで、自分の中に留めておく。
何かを世に出すときに、リリース(解放)とはよく言ったもので、自分の中からものが離れていくし、ものの方からしても作者が離れていくのではなかろうか。リリースする喜びは、作ったものを世に出す喜びもあるし、自分の中から出たことで、自分の中にあらたなスペースが生まれる喜びもあります。このスペースに次は何が入ってくるんだろう、とワクワクします。
2022.7.15
その柔らかさに用がある
2022.6.9
スライダー交換 キャメルの場合
ファスナーの修理は、ファスナーが噛み合わなくことが多く、その際、引き手を含めたスライダーを交換します。(ファスナー修理について詳しく書いているブログはこちら)
引き手交換の際、キャメルに関しては選択肢があります。
2022.6.16
ファスナー長財布(ショート)・LGW13
2022.6.15
LGW13
HPにアップしております。
2022.6.2
小物は緻密に、カバンはおおらかに
2021.3.23
First Rucksack
広島にあります、認定こども園さざなみの森さんと一緒に、子供たちが使うリュックを作りました。生地選び、色、仕様などを、菜穂さん、松井さん、さざなみの森のスッタフの方々と、対話しながら1年半くらい前からゆっくりと進めてきました。
今回は初めて縫製を縫製屋さんにお願いし、僕はデザインに専念しました。量産に落とし込む際に、スタッフの皆が制作出来るよう、ネジを緩める工程を経る事で、モノに客観性が帯びます。これが量産の楽しさか!と感じる事が出来たのも、すごくいい勉強になりました。
子供のアイテムを作る事も初めての経験です。これまでは、自分の体を使って使い心地を確かめていましたが、子供の使用感は見て感じる事しか出来ないので、じっくり観察しました。リュックを背負って違和感なく遊ぶ様子や、気持ちいい〜、といってくれる子もいたりして、たくさん背中を押してもらいました。
4月から子供たちが使う姿を想像するとホクホクした気持ちになります。
工房の中でものを考えるというより、さざなみの森の風景の中でものを作ったという手触りが残ってます。子どもたちの成長に寄り添うものになれば嬉しい限りです。