ANDADURA

BLOG

2023.6.21

over the RainCowについて

 
キーホルダーとカード&名刺ケースは、over the RainCowという名前で、西日本豪雨の際に、水に浸かった革の汚れをさけて裁断できるように考えた小さなアイテムたちです。
 
水に浸かった革は、残り少なくなりましたので、over the rainCowのアイテムは、水に浸かった革ではなく、裁断して残った小さな革を使って作りつづけます。
 
長い時間をかけて、水に濡れた革を生かすことができました。ありがとうございます。
 
over the rainCowという名前は、当初のいきさつを反映したものですが、革を使い切ってムダにしないという、方向性は同じですので、そのままにすることにしました。
 
 
パッケージは少し変えました。キーホルダーを見た方が、「∞ インフィニティーだね」と言ってくださったので、モチーフにしました。改めて、よろしくお願いします。
 
 
2023.6.21 | information products

2022.10.25

PECHKAの道具たち 

オカズデザインさんとPECHKAという名前で協働でものづくりをしました。

「感覚に寄り添う道具」を作るPECHKAのアイテムとして、ミトンとアルミパンハンドルカバー、近所の軍手工場さんとワークグローブを作りました。それぞれ紹介していきます。
 
 
 
【ミトン】
 
オカズさんから最初に投げかけをいただいたのが、ミトンです。手首もカバーし、オーブン作業でも熱を感じないミトン。
ミトンに適した革を探すことから始めました。熱を感じない革の厚みを見定める事も必要でした。熱に触れるものですので、革が縮んだり硬くなったりすることも考え形を導きました。
 
PECHKAの道具を作る時、頭の片隅にあったのは、「なる」という言葉でした。
「作る」という行為の手前に、あるいはその周辺に漂う、ものが「なる・なろうとしている」気配のようなものを、手を動かしながら探しました。

「なる」ことだけで、ものを作るには僕(人間)には意識がありすぎます。それでも、感覚に寄り添う道具になるために「なる」という動きの輪郭を感じる必要があったように思います。
と前に書きましたが、このミトンは特にそのことを意識させるものでした。
果たしてカタチになるのか?ならないのか?そんな分からない状態で手を動かしてました。
 
その分からない状態に居続ける事で、PECHKAのイメージや、他のアイテムのイメージが広がったように感じています。
 
mittens
size : 270×172 (mm)
material : goat leather
 
 
 
【ハウスミトン】
 
その名の通り、家庭で使うことを考え作ったミトンです。コンパクトで着脱しやすく、熱を感じる部分は革を2枚重ねにしています。
手の形にそうように、使う線に無理がないように、複雑にならないように全体と部分とが自然と調和していくよう方向付けをしながら、全体の形を見つけていきました。
 
house mittens
size : 172×110 (mm)
material : goat leather
 
 
 
【アルミパンハンドルカバー】
料理人の方が数多く使うアルミパン。アルミは熱伝導率が良すぎて、ハンドルが持てなくなると聞き、作ったハンドルカバーです。
熱くなったフライパンを洗う際など、トングや箸などでアルミパンを抑えるとスポッと抜ける、ゆるさを持たせた着脱しやすいサイズ感で作りました。
 
上下は同じ形状にして、どちらからでも鍋に入れられます。鍋が入りやすいよう、テーパーを持たせました。テーパーの角度は137.5度。自然界によく見られる角度です。アルミパンの形状とマッチし、調和するよう形を導きました。
 
aluminum pan handle cover 
size : 162×35 (mm)
material : cow leather
 
 
 
【グンテミトン】
 
パン職人やオーブンを多用する料理人の方は、オーブンの出し入れの際、軍手を2枚重ねて作業をするそうで、ずっと良い軍手を探していると聞きました。
ANDADURAの工房からバイクで3分のところに軍手を製造する山本手袋さんがあります。そんな偶然から生まれたのが、グンテミトンです。
 
山本手袋さんが作っている軍手をたくさん見せていただき、出来ること、出来ないことを明確にして、制作に挑みました。
オーブンの出し入れの際に、やけどしやすい手首の部分もカバーするよう長く編んでいます。着脱しやすいように、手首を広くし、手首に仕込むゴムの数も減らしました。軍手の表を綿で編み、内側の部分には、空気を含み熱が伝わりにくくするよう中空糸を使いました。中空糸はムレにくい性質もあります。
 
オーブンの出し入れなどの短い時間であれば1枚でも熱を感じにくい厚手のミトンです。
 
軍手を2枚重ねて使われている方は、手首に入っているゴムを切ったりしてアレンジして使われているとも聞きました。
そんな方の作業に寄り添うグンテミトンとなってくれたら嬉しいです。
 
料理の時だけでなく、キャンプや焚き火などの火の周りでのご使用にもピッタリかと思います。
 
 
突然の依頼に、快く応えて下さった山本手袋さんに感謝です。
山本手袋さんが作った手袋のサンプルをオカズさんに送り、実際に使っていただき、フィードバックをいただく。
僕は伝書鳩のように山本手袋さんに伝える。そうしてまたサンプルを作っていただく。山本手袋さんとオカズさんの間を何度も往復しているうちに出来たように感じました。
 
gunte mittens
 
size : 全長370mm
material : 綿 65% ポリエステル 32% ポリウレタン 3%
 
PECHKAのアイテムはカモシカさんのHPにてご覧いただけます。
 
 
少し関係のない話をします。一休さんの話です。
ある時期、一休さんが座禅を組んで、頭につばをつけ「トントントン」とやっている時、一休さんの中で何が起こっているのかが無性に気になる時がありました。
アニメの中では、その行為の説明はなかったので、気になって推察しました。
 
一休さんが「トントントン」とやるのは、決まって無理難題に出くわした時で、普段の生活では「トントントン」は出てこない。
 
一休さんは、普通の理屈では道筋を立てられないような出来事を前にし、「トントントン」とやることで違う回路を開いているのだと思いました。
普段の意識では、出来事をなにかしら判断し、意識の上で扱いますが、「トントントン」の時は出来事をそのままの、無意識の海に放り投げる。
そんな無意識の回路が開かれている一休さんなので、その無意識の海は混沌としていて、判断つかないものが、そのままの形で有象無象に蠢いている領域をキープしている(たぶん)。
 
なので、その海に、無理難題をそのまま放り込む。こうやって一休の海の中で様々な事象との化学反応が起き。「チーン」と答えらしいものが導かれる。ある種、一休さんのオートメーション機能なのだと思いました。
 
一休さんがやることは、普通の理路で導かれるかどうかを判断するだけで、導かれないのであれば、海に放り投げる。
 
この通路って、ものづくりでも使えるのではと、あれこれ考えました。
その時に会った人には、「一休さん的ものづくり」について嬉々として話していたように思います。独立してすぐ位の時、ものづくりの仕方は一休さんからヒントを得ました。
 
ただ、僕の無意識の海は一休さんほど豊穣ではないので、「チーン」となるまでには、数ヶ月や1年くらいかかったりもします。時間はかかるけど、「チーン」はやってきてくれます。
 
少し前にある方と話をしていて、「山本さんは混沌を好む」と言われました。それで、僕の中の一休の海も少しは豊穣になったのだなと感じました。
 
関係のない話をします。と言ってましたが、関係なくはなく、協働で作ることは、投げかけがやってくるという事で、一休的に作ることがしやすいのだと思います。
 
一休さんはどうやってその海を見つけることが出来たのか?という疑問は、僕の中の一休の海を漂ってます。
 
 
2022.10.25 | information products

2022.7.29

Flat shoulder のひもの通し方

Flat shoulderは3mmの丸ひもにて、長さの調整ができます。
ひもの通し方を説明します。
 
Flat shoulderの上部に小さなハトメ穴があります。革ひもを表から通します。
 
結び目を作って長さを調整します。長さが決まりましたら、ぎゅっと結びます。
結んだ先に、随分長さが余っているかと思います。
 
先端には付属の小さなフックが装着できます。カバンの中でものが迷子にならないよう、繋いでおけます。こちらも長さに余裕があるかと思いますので、カバンの中でひもが邪魔にならない長さでカットしご調整ください。
 
迷子ひもが不要な場合は、長さ調整の結び目の下カットしてお使いください。
 
Flat shoulderのひもは、karuku walletの背面のハトメ穴にも通すことができます。
 
 
お使いの用途に合わせ、アレンジしてお使いいただけたらと思います。
 
 
2022.7.29 | products karuku

2022.7.29

ANDADURAとkarukuをつなぐ小さな穴

karuku wallet には背面に小さなハトメがついています。
内と外をつなぐちいさな穴を「connect hole」と名付けました。

 

この穴には、karuku walletと何かをつなげる「connect loop」が通ります。
カバンの取っ手に巻いて、カバンから取り出しやすくしたり、無くさないようウォレットチェーンの代わりとして&首から下げたりしてお使いいただけます。


このハトメ穴ですが、最初からこういう用途で使おうと意図していたわけではなく、karuku walletを作る時、お財布の背面に何か要素がないと、間延びするな、と感じたので、とりあえず、ここに穴を付けて進めてみよう、と付けました。
お財布に空気が入るのもいいし、お財布の中のゴミも出るのでは、とあまり機能としては期待していないけど要素としてプラスしました。

karuku walletは去年の夏には抜き型も出来ていたし、あとは作るだけになっても、
「この穴って何なんだろう。」ということが腑に落ちず、要素としてあった方がいいというだけでは本ちゃんを作る気にならず、テーブルの横において、「ほんと何なんだろうな、この穴。」などと思いながら眺めていました。

いつだったか「そうか、何かをつなげる穴だな、これは」と思いました。

 


「connect hole」はFlat shoulder の革ひもを通すこともできます。
「ANDADURAとkarukuをつなぐ穴でもあるのか!」など色々な発見がありました。

作ったものを、寝かせておくと、こういう発見がやってきてくれるのも、作ったのに放置する楽しさかと感じています。
リリースしてしまうと自分の手から離れてしまうように感じるので、世に出さず、ちょうど良く発酵するくらいのタイミングまで、自分の中に留めておく。

何かを世に出すときに、リリース(解放)とはよく言ったもので、自分の中からものが離れていくし、ものの方からしても作者が離れていくのではなかろうか。リリースする喜びは、作ったものを世に出す喜びもあるし、自分の中から出たことで、自分の中にあらたなスペースが生まれる喜びもあります。このスペースに次は何が入ってくるんだろう、とワクワクします。

 

 

2022.7.29 | karuku products

2022.7.15

その柔らかさに用がある

 
定番のお財布をヌメ革で制作しました。
ヌメ革で作れませんか?と投げかけをいただいたことが、制作のはじまりでした。
 
ヌメ革は店頭で置いていると、焼けてくるし、汚れも拾いやすいし、扱いが難しいこともあって、制作してきませんでした。
また、ヌメ革というと、THE 革みたいな印象があって、自分自身が素材との距離を取れないのでは、という懸念を持っていたのですが、今ならいけるかも、という感覚がありました。
 
ヌメで作ることを頭の中で、あれこれ転がしていると、あぁそうか、ヌメ革ってonlineにフィットした素材なのかも、と思ったこともつくる手助けになりました。
 
革が届いてみて、手で触ってみると、「あぁ、そうか。今はこの柔らかさに触れることが必要だったんだな。」と感じました。
 
ヌメ革をお願いする際に、ひとつのチャレンジとして、なにも加工せず、厚さを調整するだけにしました。
ANDADURAで作っている革は加工を施しており、手がその革の感覚に慣れていますが、なにもしていない革の柔らかさが、手に新鮮な感覚でした。
 
少し柔らかすぎるので、加工をお願いしようという考えが頭をよぎりましたが、この柔らかさを活かせるよう、小さいものを作ればいいかと。作れるアイテムの幅は狭くなりますが、
「この柔らかさに用がある」と歌のタイトルを思ってしまいました。
 
革の傷や表情がたくさん出ていますので、野生を意味する、wildっていうカラー名にしようかと思いましたが、なんのこっちゃとなりそうですので、素直にnaturalにしました。wildにしようと迷ったということで、そういう革であるということはお伝えしておけたらと思います。
 
完全な作り手目線 & 作り手(僕)の満足感で作っていますが、もしかしたら「その柔らかさに用がある」と思われる方もいるかもしれません。
 
ヌメ革に、つや消しのシルバー金具、定番よりワントーン明るい灰味のあるベージュファスナーとほんの少し灰色の混じった淡いベージュ糸が、素材との良い距離感かなと感じましたので、その位置どりで作りました。
 
ヌメ革は定番の革のベースになっているものと同じ、昭南皮革さんの革です。このヌメ革で作ってみて、この革に対する信頼感 & 素材に支えてもらっている感覚がさらに増しました。
そんな素材を作り続けている、昭南皮革さんに多大なる感謝です。「革作り、全身に伝わってますよ〜。」と言いたい気分です。
 
 
 
online shopにアップしております。よろしければご覧ください。
 
 
 
 
2022.7.15 | products

2022.6.9

スライダー交換 キャメルの場合

ファスナーの修理は、ファスナーが噛み合わなくことが多く、その際、引き手を含めたスライダーを交換します。(ファスナー修理について詳しく書いているブログはこちら

引き手交換の際、キャメルに関しては選択肢があります。

キャメルは、もともとの革から色が濃くなっていて、写真のような色の差があります。
 
使っていくうちに、近い色になりますが、交換してすぐに2トーンになるのがよろしくなければ、引き手にブラウンを使うことも出来ます。(使っていくと引き手の色が濃くなりますが)
 
写真は、ブラウンでコバの色&糸色をキャメルに合わせたもの。
色の選び方は好みかと思いますので、お好きな方にて修理いたします。
 

 

 

2022.6.9 | products

2022.6.16

ファスナー長財布(ショート)・LGW13

ファスナー長財布(ショート)・LGW13の詳しい説明です。
ファスナー長財布より、横幅が23mm短くなっています。
 
L字のファスナーはすっきりとした印象です。
 
手で持ったサイズ感。(女性の手です。)
実寸はw184×h94×d15(mm)です。
 
サイドにあるカードスペースは2部屋あります。カード入れの奥には、おみくじ等を入れる小さなポケット2部屋。カードスペースの幅は、余裕を持って出し入れ出来るよう、他のモデルより広くしています。
 
お財布に、小銭、カード、お札を入れたところ。
 
片側には札おさえがついています。5千円、1万円札を挟んでおくことで、探さなくても千円札を取り出せます。札おさえは、ささやかな機能ですが、地味ながらも役に立ってくれます。
 
 
ー制作話ー
 
これまでもLGW05の短いもの作れないか?とご要望はいただいておりましたが、なかなかうまく着地できずにいたのですが、片側のカード入れを無くして、札バサミをとりける。サンプルを自分で使っていて、おみくじがあぶれていたので、短いポケットはおみくじ入れ(おみくじでなくても小さなもの入れ)にする事で、このサイズにすることのリアリティが出てくれました。
 
2022.6.16 | products

2022.6.15

LGW13

LGW05のショートバージョン LGW13を定番化しました。
 
 
LGW05のお札サイズの短い仕様は、これまでにもご要望いただいてました。何度もチャレンジするも、着地できなかったですが、片側のカード入れを無くして、札バサミをとりける。サンプルを自分で使っていて、おみくじがあぶれていたので、短いポケットはおみくじ入れ(おみくじでなくても小さなもの入れ)にする事で、このサイズにすることのリアリティが出てくれました。このあたりの細かい出し入れって、ほんとうに難しかったです。
 
このお財布は、くらしのギャラリーの赤木さんからの「LGW05の短いの作れないですか?」という問いかけから始まっています。「今までチャレンジしていますが、なかなかうまくいかなくて、ひとまず作ってみますね。」とお答えしたと思います。最近はこういうささいなやり取りから、ものが生まれることが少なくない。作り終わってみると、いいタイミングでお声が下さったな、とタイミングの妙のようなものを感じています。
 

HPにアップしております。

こちらからご覧ください。
 
2022.6.15 | information products

2022.6.2

小物は緻密に、カバンはおおらかに

 
新たな素材、スウェードでポーチ&ショルダーバッグを制作しました。
ポーチは3サイズ。フラットなショルダー2型と少し大きいウォークバッグも制作しました。
軽くてやわらかな素材が手や体になじむよう、心がけてデザインしました。
 
革の世界では、「小物は緻密に、カバンはおおらかに」との言葉があります。
誰がどこで言ったのかは忘れてしまいましたが、ずっと覚えている言葉です。
まさにそのような作り方になったと思います。
 
このスウェードシリーズで挑戦したかったのは「ひと部屋」であることです。
お財布では、ポケットや仕切りなどの構造を考えてきましたが、ポケットがないひと部屋であることが腑に落ちるかたちを探しました。
 
作りにおいては、スウェードは革のように裁断面は磨きが入りませんので、革の重なりが少なくなるような作りを意図しました。
重なりが少なくなるように意図はしますが、それが原則にならないよう、おおらかな心もちでものを見るように心がけました。
 
最初は4色で進めていましたが、春にbollardさんで行なった「ちいさなカバン展」で作ったコーラルの色みが加わった姿がしっくりきましたので、5色にしました。
この素材はさまざまな色がありますので、定番の5色です!というより、そのときどきで変わっていっても面白いなと思っています。
 
HP&ONLINE SHOPにアップしています。ぜひ、ごらん下さい。
 
 
2022.6.2 | information products

2021.3.23

First Rucksack

 

広島にあります、認定こども園さざなみの森さんと一緒に、子供たちが使うリュックを作りました。生地選び、色、仕様などを、菜穂さん、松井さん、さざなみの森のスッタフの方々と、対話しながら1年半くらい前からゆっくりと進めてきました。

 

 
 
最初にさざなみの森さんが大切にする事をじっくり話し合いました。リュックの制作で迷った時は、この言葉とモノを行ったり来たりしながら進めていきました。
 
 
 
リュックの色は、広島の田んぼ、岡山の田んぼを、それぞれ場所で眺めながら決めた、稲穂の垂れた秋を映す色。子どもたちへの成長の願いを込めた色です。お互いの田んぼの写真を送り合いながら、色の最終決定しました。
 
広島と岡山でお互いの見る田の色は違いますが、イメージで同じ色を共有できている手応えがありました。生地は倉敷にあるタケヤリさんにお願いして、バシッとイメージの色に仕上げてもらいました。
 

今回は初めて縫製を縫製屋さんにお願いし、僕はデザインに専念しました。量産に落とし込む際に、スタッフの皆が制作出来るよう、ネジを緩める工程を経る事で、モノに客観性が帯びます。これが量産の楽しさか!と感じる事が出来たのも、すごくいい勉強になりました。

チームでのものづくり、これはハマりますね。縫製チームは倉敷に工場があるSally-allyさんにお願いしました。ほんと最後の最後まで、細かい箇所にもお付き合いいただいた、代表の長野さん、ありがとうございます。
 

子供のアイテムを作る事も初めての経験です。これまでは、自分の体を使って使い心地を確かめていましたが、子供の使用感は見て感じる事しか出来ないので、じっくり観察しました。リュックを背負って違和感なく遊ぶ様子や、気持ちいい〜、といってくれる子もいたりして、たくさん背中を押してもらいました。

 

 
↑1回目の観察、ここからさらに修正して、
 
 
 
↑2回目の観察
 
ここから、ネジを締めたり、緩めたりして、最終の形になりました。
 
自分の子供が生まれたタイミングで依頼いただき、一つ一つに向き合う時間はとてもありがたいギフトのような時間でした。
 
昨日、届けに行き、タグを付けたり、お渡しできる状態に整えました。
 
 
 
 

4月から子供たちが使う姿を想像するとホクホクした気持ちになります。

工房の中でものを考えるというより、さざなみの森の風景の中でものを作ったという手触りが残ってます。子どもたちの成長に寄り添うものになれば嬉しい限りです。

 

 
 
 
 
First Rucksackはonline shopにアップしています。
さざなみの森さんの定番の5色はこちらから 、実験的に制作した、First Rucksack color はこちらから  ご覧ください。
 
 
2021.3.23 | note products
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