ANDADURA

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2020.3.30

84さんでのレジ横展示会を終えて



広島の84さんでの_____に風を通す、無事終了いたしました。

初めてのレジ横展示会でしたが、とても楽しい時間になりました。
3週間という少し長い期間でしたが、ずっと丁寧に紹介してくださった、
84の大田さんありがとうございます。

こんな時期にお越しいただいたみなさま、ありがとうございます。

レジ横展示は僕の気質にあっていると思いました。
また行っていきたいと思います。

小さな展示でしたが、自分の中でも記憶に残る展示になりました。
展示は終わった後に、「やって良かった。」と思えば成功なのですが、
今回は大成功です。自分で言うのもなんですが、いい展示でした。

ほんと冊子のデザインの松井さん、絵を描いて下さった、青木さん。
様々な方に改めて、ありがとうございます、と伝えたいです。

桜が満開な今日この頃。つくしをとったり、山菜とったりしながら
過ごしたいと思います。
2020.3.30 | note

2020.3.27

集塵機

工房のコバ磨き機に集塵機をつけました。
工房が綺麗になると、綺麗に作業できる環境を作りたくなるもので、
以前は、磨き粉(っていうの?)が舞って、後で掃除ってスタイル
だったけど、ようやく念願の集塵機です。

僕が使っている磨き機はかれこれ10年くらい使っているもので、
磨き機の現行品には集塵機接続できます、みたいなものが
あるけど、その頃はそんなものはなかったので、
お得意の、有り合わせの道具を駆使して作る技法(!?)で作りました。

何度も失敗しながらようやくいいものになりました。


↑集塵機TAKE1、ほんと有り合わせのもので、ミシンライトを改造したものに
集塵ホースをつける。(強引に電気パーツをコネクタにして接続)
この年代のプラスチックではない、ベークライトの質感は好みだけど、
粉塵の取りこぼしが目立ったので、作り直し決定。






↑現在使っているTAKE2
TAKE2とは言っても、集塵ホースの径をミスったりして、何度か作り直す。
集塵位置が合うように、調整。(ここでも沢山金具ミスって買ってます。)

形状がキープするホースをネットで見つけたので、
テーブルギリギリに磨き機を設置出来ました。
これにより、肘をついて安定して作業が出来るようになりました。

集塵機自体は、歯科技工士さん用のものを使用。
ボタンで作動する仕様からフットペダルで磨き機と集塵機が同時に
起動するような仕様に変更。(使いやすい!)

磨き機10年目にしてリニューアル。
テーブルのビニ板に挟んであるのは、10年くらい前の
大人グリコのおまけ。(こちらも10年選手)

かなりスッキリしました。
集塵機つけてない方、頑張れば取り付け出来ますので、オススメです。

ほとんど参考になるであろう人がいない内容ですが、
集塵機出来て嬉しかったので、アップします。
2020.3.27 | note

2020.1.5

あけましておめでとうございます



あけましておめでとうございます。
2020年が始まりましたね。

年末、年明けと、空調入れたり、大掃除をしたり
工房の事をしっかりとやってます。
工房の配置もなんとなくバタバタとしてそのままだったので、
この機会にしっかりとレイアウトしてます。
掃除&整理整頓好きとしては、至福の時です。

ANDADURAは2010年から始まりましたので、今年が節目の年です。
ただの数字といえばそうなんですが、10年ってスパンは物事を見る上で
結構有効だなと感じます。

これからの10年を考えながら、物を捨てたり、新しい機材のスペースを
作ったりしてます。

2017年に水に浸かってしまった革の腑に落ちた使い方もようやく見つかりました。
遅っ!っていう声が聞こえてきそうです。
この辺りもボチボチやっていきたいと思います。

お正月は家族や友人と過ごし、子供が木の下を歩くのが好きなので、
沢山木の下にいた気がします。

写真は工房から見える祠。去年屋根の塗り直しが行われたので、
赤になりました。最初はピカピカだったけど程よい感じになってます。

今年はゆっくりとスタート致します。
本年も宜しくお願い致します!
2020.1.5 | note

2019.12.14

online shopはじめました



すっかり寒くなりました岡山です。

ホームページのささやかなリニューアル(スマホで見やすく)と
オンラインショップページ作りました。

これまで、メールオーダーというかたちでやって来ましたが、
ビニロンのお財布を作っていて、これをメールオーダーというかたちで
ご注文頂くのは、忍びないというか、モノと合ってないぞ、と思い。
オンラインショップを作ることに致しました。

メールでオーダーいただいた際のやり取りが、とても楽しく、
工房にこもっている身としては、とても有意義な時間でしたが、
それは僕としてで、購入いただく方にとっては、どうなんだろう?
とも思ってましたので、気軽に購入頂けるチャンネルとして、
始めてみます。

メッセージなどは備考欄でやりとりできますし。
(システムの都合上、いますぐ購入のページからは備考欄載せられなかった。)

実際にページが出来て、見てみると、
色々遊べるし、実験に持ってこいな場だな、と感じております。

ひとまず、ここから始めて、少しづつ楽しんで頂ける場に育てていきたいと
思ってます。

これまで、HPの制作は自分でやってましたが、最近はいろんなシステム言語も
あり、名古屋の森とねこさんにお願いしました。
ありがとう!やりとりも楽しくありました。

最近は一緒に作る醍醐味をたくさん味わっております。
ほんと癖になります。

不慣れで、行き届かぬこともあるかと思いますが、
宜しくお願い致します!

online shopはこちらからご覧頂けます。
2019.12.14 | note

2019.11.21

展示会終了しました



_____に風を通す
無事終了いたしました。
3日の間お店に立ってお話し出来て、楽しい時間でした。

新しくチャレンジした素材も楽しんで頂けたのが励みになりました。
今回は初めてアンケートというものを、とってみました。
質問間違えた(答えにくすぎる)なコレ、って感じで慣れていない感満載
でしたが、ご記入頂きありがとうございます。

自分や家族や、お店さん、材料を作って下さる方々は
皆チームというか同じ船に乗っている感覚ですが、
新しい素材を受け入れて下さり、お客さんもチームだなと思いました。
こうやって楽しんで頂けるから作ろうって思える訳で、
良い時間を過ごさせて頂きました。
皆さまありがとうございました。

最終日は久々の一人の時間(制作する時は一人ですがそういう感覚ないです)も
味わえ、肩の力が抜けて、こういう時は景色が美しいものです。
玉野の海は実に美しゅうありました。

工房に戻ると、庭の山茶花が見事に咲いていて、出迎えてくれました。
しっかり制作に励みます。
2019.11.21 | note

2019.11.13

展示風景

bollardさんで行われております、_____に風を通すの展示風景を少々。
インスタには載せていますが、ブログが手薄になるものですね。
書いていてハイカロリーになったらブログ、そうではないものは
インスタと使い分けていこうと思います。


棚はコオチカズノリさんのモノ。ビニロンシリーズにぴったり。



準備の最後は、青木さんの絵の額装だったりします。
_____に風を通すには、いつも連れて行こうと思ってます。

ビニロンシリーズの使い方を、
bollardさんのサイトで動画で載せて下さってます。
分かりやすいので、是非ご覧下さい。
https://bollard.jp/event/andadura_19aw/

19日の最終日は在店します。平日ですが、ご都合合いましたら、
是非お越し下さい。
2019.11.13 | note

2019.10.23

もりもりwebコンテンツ

もりもりwebコンテンツ

現在bollardさんで開催中の_____に風を通すですが、
bollardさんのウェブサイトでも、コンテンツが盛り沢山です。
オンラインでの販売も始まりました。



チャットインタビューというかたちで、
ビニロンの事などかなり素で話しております。
というのも、チャットを開いて、作業の合間に返答していたので、
かしこまらずに書いております。
後で、編集すればいいやと、あれこれ書いてましたが、
ほぼ未編集で載せました。


そして、妻から見たANDADURA、『AYANO REPORT』も見られるようになりました。
bollardの五十嵐さんが冊子の雰囲気を気に入って下さって、
その雰囲気をそのままに、という事で、キャプチャ画像で
アナログ感タップリでご覧頂けます。


『AYANO REPORT』から現在までを綴った『AYANO REPORT2』
も展示会場に置いてありますので、コーヒーを飲みながらご覧頂けたらと思います。

webもりもりコンテンツたち、お時間ございます時に、(共にそこそこ長いです。)
是非ご覧下さい。
https://bollard.jp/event/andadura_19aw/ よりご覧頂けます。

ビニロンの写真や、展示風景などはインスタグラムの方にも載せております。
そちらも是非、ご覧下さい。
andadura_yamamoto

展示も11月19日までですので、是非足をお運び下さい。
11月3日(日祝)と11月19日(火)は終日在店しております。
2019.10.23 | note

2019.10.21

ビニロンシリーズの俯瞰説明



ビニロンシリーズは
VW(vinylon wallet)の品番が付くお財布3型とVE(vinylon expansion)の品番が付く
拡張ケース1型の計4型です。

 

ビニロンシリーズは型数は少ないのですが、どれを選んだら良いのか、
少し分かりにくいところもあるかと思いますので、
それぞれ説明しますね。

 

お財布として使われるのであれば、
VWのものをお選び頂き、カード、名刺などがメインであれば、
VEがオススメです。

 

VW01とVW02は共に極小財布で、VW03は薄長財布です。
極小財布は、ゴム留め(VW01)ホック留め(VW02)があります。

 

内容量はほとんど変わりませんが、
ゴム留め(VW01)のものは、カード、お札、小銭がバランス良く収まる極小財布。
ホック留め(VW02)のものは、カード、小銭に特化している極小財布。
薄長財布(VW03)は、カード、お札、小銭がそれぞれ使いやすいモデルです。


▲ VW01 カード、お札、小銭がバランスよく配置。フタが本体から
立ち上がっている為、お札の収まりが良いです。



▲ VW02 ホックを開けると、カード1部屋、奥に小銭とお札を一緒に収めます。


▲ VW02 さらにホックを開けると、カード2部屋。使用頻度の低いものは、
こちらに収めます。よく使うカードのみ表に出して、メインのカードと
小銭を使い勝手良く。
中のカードを取り出す際は、本体のフタを小銭入れのホックに留めて出し入れすると
小銭がこぼれません。


▲VE01はカード、名刺などを持ち運ぶアイテムです。
PVCには、カード、本体ポケットには名刺が収まります。


▲VE01のファスナーには、USBやメモリー、指輪など、無くしそうな小さい
ものを収納。(もちろん小銭も入ります。)


▲VW03 フタを開けると、手前に小銭


▲VW03 真ん中のスペースにお札、その奥にカードがガバッと収まります。
1万円札の札留めが上部についてます。ここに5千円、1万円を留めて置くと、見なくても
千円札が取り出せます。

 

ビニロンシリーズは単体でなく、
他のお財布のセカンド財布としても活躍します。
その説明はまた、書きますね。
ひとまず、それぞれの使い勝手について書いてみました。

 

ビニロンシリーズの制作秘話のようなものはこちらをご覧下さい。

2019.10.21 | note

2019.7.8

毎日のルーティーン



去年の大雨から昨日で1年経ちました。
制作できる幸せを感じながら、作業しています。

少し前から、
1日15分、畑と庭に水やりをする習慣と、
夕方30分、体のことをする時間を作りました。


工房前の庭。自分が見る景色を自分で作れる幸せ。


工房前の畑。毎日15分だけで、ちゃんとなってくれます。
考え事する時も、庭に行って考えたりしてます。

夕方の体のことをする30分はバイクで3分の河原に行って、
走ったり、ストレッチしたり、その時の気分で体の事をする。
なかなか気に入ったサイクルが定着しました。

庭もそうですが、1年くらい続けると、どうなるのか
楽しみです。




新しく工房にやってきた機材たち。
大きい方は電力工事が必要で、1ヶ月くらいを想像していたら、
田舎あるあるで、木の伐採などが必要だそうで、3ヶ月かかるみたいです。

とはいえ生活のリズムも変えて、結構気持ちよく過ごしております。
新作たちも来月には出せそうです。
楽しみにしていて下さい。
2019.7.8 | note

2019.6.1

オノマトペはコソコソ



今日は今作っているものについて書こうと思います。
新作を出して書くのが普通でしょうけど、
いろんな時期に作ったものが重なって同時進行となって、少し(かなり)頭の中が
ごちゃっとなっておりますので、書きながら整理したいと思います。

わたくしは、新作を作っているとき、
「コソコソと新作作ってます。」と自然に擬態語がコソコソとなります。
まぁ、とってもロンリーな時間で大好物です。

まず、PVCというビニールでカードケース作りました。
これは、イベントなどでいろんな方にどのお財布がいいですかね、
と聞かれると、お財布見せて下さい、とその人の容量にあったものをお勧めする。
容量とは結局カード枚数の事で、札束ごっそりでお財布パンパンって人は、
これまで1人だけ、です。

手軽に使える(だからPVC)カードケースを作って、
「好きなの選んで下さい。」と言いたい、と思い、当初は良いの仕入れて販売しようと
思い、事あるごとに探していたけど、1年くらい経っても見つからず、
作るしか無いな、と思い、岡山のビニール工場さんに行って、作りました。
オールオリジナル金型作りました。

あとこれまで、お財布を単体で作っては来たけど、
1つ作って全てのお財布が使いやすくなるもの作れたらいいなと考えてもいました。

そして、ビニロン シリーズ。
こちらは、いつか使いたいなとずっと、工房の脇に置いていた素材です。
引っ越し先を探している時に、このビニロンって素材が岡山で作られている
事を知り、だったら岡山もいいんじゃない、と思わせてくれた素材です。
その時は、それほど惚れ込んでおりました。まぁ恋をしている感覚です。

作ったPVCにケースを作ろうと思った時に真っ先に浮かんだのがこの素材です。
やっとこの時が来たか、と嬉々として取り組み始めました。
初めての素材は簡単なポケットや、断片を作ったりして、素材を知ることから
始まります。
手を動かしていると、いろんなカタチが出来て来ました。
留め具はマジックテープを試し、(これもずっと実験したかった事で、マジックテープの
設置面積を詰める事で、バリバリバリって音を心地よい具合に出来ないかと、
進めてましたがボツ)様々な紆余曲折を経て、おおよそ完成しました。
このアイテムたちは、お取り扱い頂いている、bollardの五十嵐さんに意見を
頂いたり、使ってもらってモニター的な事もやって頂きました。
型紙がなくなった時に、お財布を送ってもらって型紙起こし直したりしました。
「あと2割良くなります。」って5回くらい言った気がする。
ので、通算すると、最初から2倍良くなっているはずです。
今も、また最終変更(になるのか)の為、具材を取り寄せてます。
あと2割良くなります。お楽しみに、です。

とビニロンを作るときの方針、というか、考えていた事は、
2年前位にキャッシュレスが言われ始めた時に、お財布の意味合いに変化が
生まれるので、そうであれば、変化して固定される前に考えておきたい。そして、
自分の想像が何を見落としたのかを、実地で知ることが出来る、またと無い機会だと、
意気揚々に作りはじめました。

まだ、お財布の使い方が固定化されていないのであれば、固定化されていないからこそ、
こちらが、「こういう使い方できまっせ」と提案できる部分もあるのでは、
と今までのお財布の考え方の枠を外す事を意識してました。
路線としては、iphoneと連動させたケースは皆作ると思うので、
そうではない領域で考えました。

自分の考えていた事が、どうだったのか、こちらは数年後の答え合わせが楽しみです。
(こんな有難いタイミングもそうそう無いですよね。)

この辺りのアイテムは去年の3月位から制作し始めたものです。
まぁ、1年近く使った使用サンプルもあるので、せっかくなら、
この時間をしっかりと活かしてやろうと、思い、コソコソやっておりました。

あと、スウェードアイテムたち。
ビニロンが詰め詰めに作ってましたので、肩の力を緩める事を意識してます。
こちらはこれから、です。

あと、革のお財布です。
こちらも、ビニロン同様の考え方で作りました。
ただ、こちらはビニロンより少し後に作り始めたので、ミニ財布がすごく
ニュースなどで出るようになったのを見て、
これまで長財布→ミニ財布の流れの中で、それも反動なので、
その反動の後に落ち着くポイントを探りながら作りました。
数年前に作っていた帆布財布の使用感が、すごく好きで、それがヒントになりました。

あと、最近意識するのは、もうすぐ活動を始めて10年くらいに
なるので、(ありがとうございます)10年スパン生き残るものは、
作れたかなと、思うので、次は30年を目指したいと思ってます。

30年スパンになると、おそらく民俗学の視点が必要になってくると思います。
人間にとって、ほんとうに必要なものは?とか、
変わらない習慣とか、そういう事を軸に考える必要性を感じますので、
最近夜は、宮本常一さんの講演選集を読んでます。
全8巻もあるので、結構長く楽しめそうです。日々勉強でございます。

こうやって、いろいろ作っていて、嬉しいのは、
ビニロンやカードを作っている時なんかは、その前の年から、工房周辺の
荒地の草を刈って(かなり時間かかった)、風を通す作業をしてましたが、
カードはお財布に風を通すって事だし、ビニロン財布もANDADURAのラインナップに
風を通す事を意識していて、ようやく(益子にいた時も強く求めていた)
生活感とモノが繋がり始めている気配を感じ、一人コソコソ喜んでます。

最近は色に興味が湧き、ゲーテとかシュタイナーとかアルバースを読んで、
日常に色を感じられるよう、コソコソ花を植えてます。工房にもプリズム置いたり、
これが、どう繋がるのか、繋がらないのか。まぁ繋がるんですよね。こういうのって。

あとわたくし事ですが、先日男の子が産まれました。
様々な変化をしっかり楽しもうと思います。

頭の中、少し整理出来た気がします。ありがとうございます。
新しく作ったものをお披露目できる日を楽しみに、
引き続きコソコソして参ります。
2019.6.1 | note
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