ANDADURA

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2010.9.17

土井さんとベランダで

すっかり秋だ。気がつけばロンTを着ている。それだけでただただ嬉しい。
そうロンT、大好きなのです。

朝、夕と肌寒く、そんな日は、ベランダで、土井さん(前回登場)と話をする。
夏で、思考停止されていた頭が、ようやく、少し回転を始めた。(長かった…夏…)

ベランダにコーヒを持ち、土井さんとおしゃべり(といっても独り言に近いのですが。)

ヤ(ヤマモトの略)「土井さんは、なんで工場長になったの」
ド(もちろん土井さんのド)「工場長は総合的だからな。」

ヤ「そんなに総合って魅力的?」
ド「今となっては、部分的な事ななんて、興味持てんな。」

ヤ「何故?」
ド「おまえさんは、総合って簡単に言うけど、どう考えてるんだい?」

ヤ「うーん。総合は総合でしょ、土井さん。」
ド「総合ってのはだな、人体みたいなもんさ、部分が全体であり、全体が部分なんだ。」

ヤ「実に分かりにくいよ!」
ド「そうさな、分かりにくく言うと、分かりやすくなるかもな、例えばおまえさんが、
完璧に総合的にバランスがとれたものを作ったとする。」

ヤ「うん。」
ド「それはね、三日月の端にクリップで留めたメモのようなモノになる。」

ヤ「?」
ド「つまりね、誰も気づかないのさ!そんなものがあることに。」

ヤ「それに意味はあるの?」
ド「意味は無くはない。百人に一人位は、気付くんだ。月に何かあるぞって。」

ヤ「うんうん」
ド「そして、運良く気付いたとしても、何て書いてるのかは、分からないんだ。」

ヤ「また振り出しだね。」
ド「そうでもないさ。お前さんが、見たければ、何て書いてあるか、見ればいいのさ。」

ヤ「土井さんは、見たの?何て書いてあるか?」
ド「ワしゃ、見ておらん、あんまり、見たいとも思わんのでな。」

ヤ「そんな!きっと素敵な言葉が書いているよ。」
ド「素敵かもしらんが、わしは見たくないんだ。後戻り出来なくなるからな。」

ヤ「後戻り?」
ド「そう。秘密は秘密のままでいいんじゃ。」

ヤ「そんなもんかな?」
ド「わしにとってはな。おまえさんは、見た方が、良いんかもしらんが、
誰にも、そんな事は、分かりゃせんよ。」

ヤ「今日は、なんだか抽象的な話だね。」
ド「抽象的な事も、突き詰めると、具体的になるし、一定のポイントを超えれば
それらは、繋がっておるんじゃぞ。」

ヤ「そんなもんかな。」
ド「そんなもんじゃ、経験則じゃ。」


などと、つらつらとりとめもなく。
やはり、一人の時間が長いと、それなりに楽しみをみいだすんだな、人って。(僕ってだな。)


ベランダからの風景。吸い込まれそう。
2010.9.17 | note
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