ANDADURA

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2019.11.16

新作アップいたしました!



ビニロンシリーズの新作たちをホームページにアップ致しました。
ビニロンの他にも、PVCのカードケースや革のちょっと小さな長財布も
アップしております。

是非ご覧下さい!

HPの更新作業に思いのほか時間がかかりましたが、
本日は11月16日、イイイロの日です。
なんとなく幸先良いので、良しとします。

わたくしは元来、新作バカというか、新作モンスターというか、
新しいチャレンジがカタチになることに、この上ない喜びを感じる
性癖の持ち主であります。

ビニロンシリーズはその制作過程で意見をもらう事も、カタログを一緒に作る事も、
お披露目会を話し合いながら進める事も、とっても学び深く、一緒にやるって事にも
すごく喜びを感じる体質になって来ていると感じます。

先日作った「希望のカード」にはこんな事が書いてあります。

伝う風が
合わさって
風を通して
混ざり合う

風と歩いていく先に
あらたな灯り生まれ出づ


こんな風に歩んでいけたらと思ってます。 新作たちも、じっくりご覧頂けたら嬉しいです。
2019.11.16 | information

2019.10.10

_____に風を通す



10月19日から岡山は玉野にあります、
bollardさんにて、新しく用いたビニロンという素材の新作を
お披露目致します。(詳細はホームページをご覧下さい。)

いろいろお話ししたい事はありますが、ひとまず、
ビニロンという素材について書きます。
おそらくは皆聞きなれないと思いますので・・・

といっても、ビニロンの特性云々ではなく、
「ビニロンとわたくし」みたいな事を書こうと思います。

わたくしがビニロンと初めて出会ったのは、
2014年の6月20日前後の事です。
こうやって、日にちをさらりと言えるのは、ビニロンに出会った日のことを
ブログに書いていたからで、そのブログには「恐ろしく良いナイロン素材」
とあります。まだ、よく分かってなかったのですね。

その日のブログには

益子に帰ってからも、ずっとそのナイロンの事を考えてしまう。
これは、恋だと思う。ただ対象が女の人じゃなく、ナイロン素材。
夜も眠れぬ、とまではいかないけど、ずっと考える。

「なんかご機嫌だね。」と言われたりしたけど、
そりゃそうだ。だって恋してるんだもの。

とあります。
その後も浅草の仕入れ写真の代わりに晩御飯の写真を載せて、

だって恋をしてノリノリなんだもの。

と締めている。

まぁ、ここで、言いたいのは、初期衝動というか、
惚れ込んだ素材なんだって事です。

恐らく、ビニロンがどんな特性を持ってようと、
それに合うものをひねり出して、作ったと思います。

それにしても、最初にビニロンを見たのは、
A4くらいの小さなサンプルだった気がする。
通常、巻きで大きな面積で見れるけど、すごく小さいサイズを見て、
よくここまで思い込めたな、と思う。
A4サイズの一目惚れ。

恋は盲目というか、我ながら(5年も経ったら、別人ですよね)
トランスしているなと思う。

そんなビニロン素材で、ようやくお披露目出来る事になりました。
このシリーズは、確か2018年の3月から作り始めたものです。
なんだかんだで、ようやくのリリースとなりました。

ここで「ビニロンとわたくし」という事から少し離れて、
ビニロンについて書こうと思います。

「美尼羅牟(ビニロン)頌板画柵」という棟方志功氏の作品がある。
これは、クラレの大原社長が、
「ビニロンという新しい繊維をベースにして、大きな繊維の世界をつくる。」
というビニロンに込める思いを、板画で表現できないかと
棟方志功氏に依頼したものらしい。

最近宮本常一氏の、講演集を読んでいて、
「最近はビニロンというなかなか良い繊維が出て来て」
と書いてあって、ビックリする。

古いアイロンを見ると、
中と高の間に、小さくビニロンと書いてある。

ビニロンはとっても古い素材なんだなと改めて思う。
1939年に製造に成功、とある。1939年となると
今から80年も前の話である。

こうやって書くと、すごく古い素材に感じるけど、
2014年に見たときは、すごく新鮮な素材として見ていた。

別に懐古主義で素材を選んだわけではなく、
単純に惚れ込んだって事です。
古くて新しい素材。

パッと見ると綿のように見えるけど、
麻のようなシャリ感もあって、でも綿でも麻でもない。

そんな素材で作った、
新作たちをお披露目いたします。







よく「構想10年」とか聞くと、
そんなかかるわけないじゃん。って思っていたけど、
いやはや、自分も(構想5年ではあるけど)同じ事になっている!

_____に風を通す、と題してお披露目しますが、
その旗というか、イラストを青木隼人さんにお願いしました。

ビニロンという素材への思いを、大原社長は棟方志功氏に依頼したのと
同様に、小さなお財布を通して風を通すという思いを青木さんにお願いしたと、
重ね合わせなくもない。(パッケージやカタログのデザインは松井雄一郎さん、
風を通すという小さな詩は、妻にお願いした。)

まぁ、そんな大袈裟にするのもあれですので、
_____に風を通すという旗を掲げてお披露目致します。

制作の始まりのはじまりから、実際に使ってもらい、
意見をいただいていたbollardさんで開催できる幸せよ。

ほんと、ようやく出せる。
去年の3月から作り始めて、ようやく、です。
なので、テンション的には忌野清志郎みたいに
「愛しあってるかい」とか言ってみたくなる気分です。

是非、お越しください。ベイベー。(すみません。)
2019.10.10 | information

2019.3.21

TAPIR レーダーバルサムの変更について



ANDADURAでお取り扱いしております、
TAPIR社のレーダーバルサムの価格と成分が変更になりました。

レーダーバルサム 1,500円 → 1,600円+税

になります。
成分の変更につきましては、TAPIR社からの文章をご覧下さい。
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原材料の一部に変更がありますのでお知らせします。
現在までに使用している原材料に加えて、
ドイツの大学と持続可能社会へ向けた資源の利用というテーマで、
ドイツ・タピール社は共同研究を進めています。
その中で、砂糖キビの搾りかす、いわゆるバガスから得られる油脂分である
シュガーケーンワックスを使用することになりました。
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これまでのレシピに、シュガーケーンワックスが加わっております。
実際に使用して試してみましたが、
使用感はこれまでと変わらない印象でした。

レーダーバルサムの変更のお知らせでした。
2019.3.21 | information

2018.2.17

糸色変更しました。

ANDADURAではこれまで白糸が定番でしたが、ブラウン、ネイビーは同色
キャメルは現在よりトーンを落とした白糸に致しました。


糸色を変えるという事は、製品ページの写真を撮り直すわけです。
これまでは、一人で撮っていましたが、今回は二人で撮りました。
二人で撮るという事は、手で持った写真を撮れる事で、
大きさがダイレクトに伝える事が出来ます。

なので、嬉々として手で持った写真を撮っていましたが、

これは、山本の手です。ゴツゴツしていてモノより、手に目がいく
ので、即却下となりました。


というわけで、妻の綾乃の手で撮りました。
前に書きました、マルチケースも無事定番化致しました。

ささやかですが、HPもリニューアルしました。
写真サイズもより見やすいように大きくしたり、
ちゃんとしたカメラで撮りました。
以前の写真は、あんまり綺麗に撮りすぎるのも照れる、という若者の
感覚で、そこらへんのデジカメで撮っていましたが、
写真が全然モノに追いついてない。という指摘を受けたりしていたので、
今回はしっかりと撮りました。

あと、トップのページは作りながら「おみくじページ」と呼んでいて、
モノの写真がランダムに出るようになっております。
ど れ に し よ う か な
と迷われた際は、ロゴマークをクリックして頂くと、天の采配を
受け取ることが出来ます。是非遊んでやって下さい。

個別ページの写真ですが、右半分をクリックすると次の写真、
左半分をクリックすると前の写真に戻ります。
少し分かり難いので、ひと工夫を入れるかもですが、
今の所、そんなふうになってます。

久々にhtmlに向き合うと、頭がクラクラして、
制作に逃げ込む事もありましたが、無事出来ましたので、
是非ご覧頂けたらと思います。

定番の糸色変更しましたが、白糸を気に入って頂いている方
には、引き続き制作させて頂きますので、ご注文の際に
お伝え下さい。

html言語にも少し慣れたので、また気になるところはコツコツと
変えていく予定です。ちょくちょく覗いて頂けると嬉しいです。
2018.2.17 | information

2017.11.16

企画展【STORES】参加のお知らせ



11月23日(木)から翌年1月28日(月)に岡山・牛窓の御茶屋跡で行われます、
企画展【STORES】に出品致します。

御茶屋跡は2017年4月にオープンし様々なブランド、作家、プロダクト
などご紹介してきました。この度の企画は今までにご縁のあった方々の
垣根をさらに広げ、より多くのモノ、コトを2ヶ月に渡りご紹介いたします。
ホームウェア、家具、オブジェや洋服、ジュエリーや香水。そして食など
普段の御茶屋跡とは違った全館使っての企画展です。
静けさのある冬の瀬戸内海に是非お越し下さい。
(DMより)

ANDADURAでは定番の中からお財布を中心に出品致します。
様々な方も出られる盛りだくさんな企画展ですので、
是非足をお運び下さい。
詳細は御茶屋跡のHPよりご覧下さい。

一点説明が必要なアイテムを持って行きますので、紹介します。
マルチケースというアイテムです。


これはカードと名刺のサイズ比較です。
名刺の方が少し大きい。

たとえば、お財布はカードやお札、小銭、領収書など様々なものが収まるよう、
デザインしますが、それぞれのサイズのズレみたいなものを、いかにうまく
繋げてやるかが、結構大切な事のように感じています。

そして、このズレを生かす、という方法で考えたのが、マルチケースです。

カードと名刺のズレは、

縫いが入り、小さくなった部屋にカードをあてがい、名刺は大きな
部屋に収まります。

名刺は手前の部屋にしか収まらないので、分ける事は出来ませんが、
入れる際に、手前が頂いた名刺、奥は自分の名刺と決めてしまえば、
ひと部屋で十分という考え方です。

マルチケースというからには、幾つかの使い方が出来ます。


こんなふうに、小さなお財布として使っても頂けます。


お札は二つ折りにして納めます。使ってると、ペロッと丸まります。


それが嫌な方は、こんなふうにフタの裏に入れてあげます。


カードは裏面に収まります。

用途を限定ぜず、様々な使い方が出来る事を目指して作りました。
(ひと部屋しか名刺が入らないので)名刺入れとも
言えないし、(収まる量が少ないので)お財布とも言い難い
事からマルチケースと名付けました。

これまでも作っていた構造ですが、この作りの持ち味をより引き出せたのでは、
と思っております。

そして、このマルチケースというジャンルは、革という素材の持ち味を
より引き出す事が出来るのでは、と思っております。
今後また別のマルチケースも考えていきたいと思います。

まだ、定番として出しては無いですが、ひと足先に御茶屋跡に持って行きます。
お店に並べる際に、このアイテムは説明文が必要だろうと思い、
ブログを書きながら考えてみました。少しまとまりました。
ありがとうございます。
2017.11.16 | information

2017.8.18

夏のお楽しみ市

東京は石神井にございます、copseさんで8月25日(金)~27日(日)の3日間行われる、
夏のお楽しみ市に参加致します。



夏のお楽しみ市は、ズバリお蔵出し市です。

制作中についた傷や、少しの汚れなどあるものですが、使用には問題ないものです。
ANDADURAも着々と(というか・・・)溜まってましたので、
状態の良いものを見繕って出品致します。

先日は地域の花火大会でしたが、雨が降りそうで急いで上げてしまったらしく、
着いた頃には終わってました。僕は夏のお楽しみを見逃してしまいましたが、
お楽しみ市に足をお運び頂けたらと思います。

copseさんはこちらからご覧下さい。
2017.8.18 | information

2017.8.8

価格改定とラインナップの変更について

こんにちは。
本日は岡山らしい快晴です。

さて、この度いくつかの変更があり、お知らせ致します。
少し長くなりますが、一読頂けたらと思います。

ANDADURAを始めてこの4月で7年が経ちました。
いろんな方に応援頂き、活動を続けてくることが出来ております。
ありがとうございます。
始まりの頃より、製品が良くなるよう、少しづつ改良を行いながら、
進めて参りました。
今後に向け、発展していくため、しっかり足元から見直し、
この度大きい変更を行う事に致しました。


・価格の改定について

原材料である革の値段が、ANDADURAを始めてから1.4倍になりました。
ここ2年は革の値上がりはないのですが、2年前の値上がりの際に、
やれる事をやってみてから、判断しようと試行錯誤してまいりました。
原材料費が、制作の工夫などでは、カバーしきれず、現価格での維持が難しいとの
判断に至りました。


・ラインナップの見直しについて

定番のものを継続して作り続けたい、という思いを持ってやって来ましたが、
新たしいものを作っていく為、ラインナップを絞る必要性を感じるようになりました。 その時々で本当に良いと思えるものに絞り、定番のものを安定的に作れるようにして、
継続的に新作を作っていけるように、していきたいと思います。

やはり、自分にとって、新作作りという時間が、ものを作り続ける上で、
本当に必要なんだなと思うことが多く、その思いを大切にしたいと思っております。

その他に、ネーム刻印の廃止など細かい変更点もございます。

価格や新しいラインナップは8月15日のHPの変更をもってお知らせさせて頂きます。
詳細をご希望な方が、いらっしゃいましたら、メールにてお連絡頂けたらと思います。

また現在糸色なども見直しております。ここから少々変更が続く事と思いますが、
新作が出来ました!と報告できる日を楽しみにしております。

今後とも、よろしくお願い致します。           ANDADURA 山本祐介
2017.8.8 | information

2017.3.12

展示会&クラフトフェアのお知らせ(サイフの日)

本日はサイフの日(3月12日でサイフ)です。僕が勝手にサイフの日に認定
してましたが、調べてみるとサイフの日になってました。なんの日もありますね、
昨今。さて、そんな日にイベントのお知らせです。

4月に展示会とクラフトフェアの出店がございます。

まずは、展示会から。

4月1日から9日まで京都のロクさんで展示会を致します。
ロクさんの7周年記念企画展です。
前回から4年ぶりの京都での展示会です。



今回はラインナップを絞り、その分糸色などを充実させて見て頂けたらと
思っております。普段は使用しないクセのある革を持っていきます。クセ革の中から
部位を選んで裁断箇所を選んで頂くということを行います。
(後日製作してのお送りになりますので、お時間頂きます。)

こちらは、在店日の1日と2日に行います。
(在店日)
・1日(土)14時半頃から19時まで。
・2日(日)11時から14時半頃まで。

先ほど書いたクセ革とは、シミやら、革の色抜けなどのある革です。
ロクの店主橋本さんが、工房にいらっしゃった際は、革の話ばっかりし
ていたように思います。実際の革はナマモノで、こんないろんな部位があるんです、と。
それが、今回のクセ革企画に繋がりました。

ANDADURAでは、キャメル、ブラウン、ネイビーの3色ありますが、
仕上がりがそれぞれ異なります。
キャメルは柔らかく仕上がるし、ネイビーは固めに仕上がる。
傾向がありますが、革によっても異なります。
ブラウンは原因不明の色抜けが起こります。
染料によって鉱物が異なるのがおそらくの原因というのが、革屋さんと僕の仮説です。
(革1枚1枚の個体差もあるので、原因を特定するのが困難です。)
職人さんとあれやこれや話しながら、試しながら革作りを行ってます。

そんなわけでクセ革はブラウンが多いのですが、クセ革の中でも良い部位を
選んで持って行きます。

今回は工房の端革も持って行きます。
端革販売はどうかなと思っておりましたが、いろんな時期の革を見て頂けるのも、
革のナマモノ感が伝わるのでは、と思いました。

なんだか最近は、革自体にスポットライトを当てたい時期なのかも知れません。
革という素材は自分自身が日々向き合っているものでもありますし、
素材そのものを見て頂くのが、革でものを作るという仕事をストレートに感じて
頂けるのでは、と思います。せっかくの展示会ですので、
できれば裏側(というか製品だけでは見えない部分)を見て頂きたいです。

展示会まで3週間を切っておりますが、裏側が見えるような工夫を
思いついたりしております。時間の許す限り、出来る事をやってゆきますね。

4月の京都、これはお越しくださいと、とても言いやすい、のが有難い。
是非お越しくださいね!


そして、クラフトフェアのお知らせです。



瀬戸内の牛窓でのクラフトフェアに参加します。
日程は4月15日(土)・16日(日)です。

ホームページ、パンフレットにはANDADURAでなく山本祐介(個人名)で載ってます。

海すぐ近くの街並みの民家をお借りして、
染織の服部謙二郎さんと同じ空間で展示させていただきます。
ひとつ屋根の下です。
服部さんとははじめましてですが、楽しみです。

心地よい4月の風と共に、是非足をお運び下さい。

工房に籠りがちですので、外に出るのとっても楽しみです。

詳細はHPにアップしておりますので、
そちらをご覧下さい。
ブログでは、思いつく事、心持ちをつれづれと書いてみました。
2017.3.12 | information

2016.7.20

ANDADURA展



広島にございます84さんで8月4日(木)~7日(日)に展示会をします。
サブテーマは「革る6年、革らない6年」です。

ANDADURA、84さん、ともに活動をはじめて6周年で、その間に、
僕は神奈川から栃木に移りそして、去年岡山へと移り、
84さんも現在の幟町へと移られました。
6年間というものは、長いようで短いようで、いろんな事があったような
気もしますし、淡々と毎日やっていた気がします。
毎日制作し、時間を見つけて新作を作る、この連続だったように思います。

ANDADURAではもの作りをしつつ、同時に革作りも革屋さんと行ってきました。
今まであまり、革について書く事もなかったのですが、いろんな人から
革についてもっと話したらいいのに、と言われます。
なんといっても一番大変なのが、革作りなんだから。

今まで特に、書いてこなかったのは、毎回微妙に作り方を変えている事。
こういう風に作ってますと、書いてもその次には、作り方が微妙に
変わってますから。あとは苦労話になってしまうのが、嫌だったからです。

日本で革を作ると(厳密に言うと、ベースが仕上がった革を
染色し加工する2次加工でオリジナル革を作ってます。)どうしても、様々なものが
見えます。革の歴史も知れば知るほどディープなものだし、革の加工方法も首を
かしげるものも多く、大きな革産業の中、僕のようなひっそり活動している
ものの要望の応えてくれる人も少なく、オリジナルで革を作ると、そんな問題と
向き合う必要があるわけです。

6年目にして、ようやく求める革が安定してきました。
はじめたての頃に「オリジナルで作るなら5年は踏ん張ろう」と決めましたので、
やはり時間がかかるものは、時間がかかるものですね。

素材が安定するということは、活動のベースが安定する事を意味します。
6年目にして、ようやくベースが安定したわけです。
ですから、これから、ここから始めますの区切りとしての展示会になればと思います。
定番のものが並ぶ展示会ですが、心持ちとしては、そんな感じです。

千駄ヶ谷のFINE FOODSさんのアイスバーも販売されるようです。
僕も革作りをよく踏ん張ったご褒美として、アイスバーを頬張るのが楽しみです。

夏の盛りですが、お越し頂けたら幸いです。
2016.7.20 | information

2015.8.28

コンパクト財布 LGW10&仕様変更 LGWC02

すっかり涼しくなり、長袖を着ています。ちょうど良いものが見つからなかった
ので、セーター着用です。
さて、コンパクト財布(LGW10)をHPにアップ致しました。



小銭入れのLGWC02も仕様変更致しました。
構造はそのままで、お札も収まるよう、サイズを見直しました。

LGW10は今自分で使っているものが、take14と結構な長旅でした。
結局take17くらいまで作りましたが、これは、どこまで解体出来るのかの
実験で、take14が丁度良いバランスでした。
去年に修理で、昔に作っていた、コンパクト財布の修理をしてから、
ずっとコンパクト財布を考えており、ようやく着地しました。(やったね!)

今回の制作経過はブログに載せても面白いかなと思うのですが、
作っている際の一番の発見は「コンパクトとは目線だ」という事です。
コンパクト財布を目指しているので、もちろん小さくしてゆくのですが、
それでも、小さくする事ばかり目指すと、いろんな要素が置き去りになるような
気がして、「コンパクトは目線」を合い言葉にして、あまり引っ張られないように
作りました。(そうしないと小さくする事自体が目的になりそうでした。)

あと、面白かったのが、いつもは足したり引いたりしながら、
最終にもってゆくのですが、今回は引いてばっかりでした。
これってコンパクト目線の作り方だよな、と思いました。

LGW10というキリの良い品番で、良いものが出来ました。
是非HPをご覧下さい。(左側のリンクよりご覧下さい。)

せっかくコンパクト目線で作るの覚えた(まだまだだと思うけど)ので、
コンパクト長財布も作りたい。CDサイズをより少し大きいだけのCDウォークマン
を思い浮かべながら…
2015.8.28 | information
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