ANDADURA

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2026.8.17

ティッシュケース

 
ご要望をいただき、ティッシュケースを制作しました。ティッシュケースのご要望いただいた時に、もしかしたら洗える布の方がいいのでは、と思いその旨をお伝えしました。
 
その返信で、いただいたメッセージを読み、「暮らしのみっともない部分で使われ」という言葉に出会う。それを受け止めるケースとは、どのようなケースなのか?を頭の片隅に置きながら、試作を重ねました。
 
僕にとっては、ティッシュケースは作るのが難しいアイテムです。作ること自体は簡単ですが、やれることは限られているので、ティシュケースというアイテムで、どんなことが出来るのかを、手を動かしながら、考えました。取り出し口の位置や、内縫い、外縫いバージョンなど、作って、使ってを繰り返していると、ティッシュの白がチラチラと見えることが気になるようになりました。
 
泣いたり、鼻水がでたりと「暮らしのみっともない部分」のそばにいる。一緒に泣いたり笑ったりしても、そばにある道具くらいは、平常心であるのがいいのではと思い、使っても変わらぬ佇まいでいるケース「平常心のティッシュケース」を目指しました。
 
中のティッシュの白も見えず、ティッシュを出しても、すぐにいつもの顔になる。取り出し口をセンターからずらして、かぶせをつける。普通に作ると、ティッシュを出すときに、かぶせられている革も一緒にめくれてしまうので、パターンを調整したり、フタと本体の曲線の塩梅、補強の革の形状など工夫しました。気がつくと曲線多しなパターンになりました。
 
 
センターからずらしている構造なので、最初にティッシュをセットする際は、入れる向きを気にしなくてはなりません。(ポケットティッシュはボックスティッシュとは異なり、ティッシュが互い違いではなく、向きが決まっています。)それを気をつけていただけると、いつもの顔でお使いいただけます。
 
メッセージをいただかなかったら、このカタチにはなってないだろうな、と思います。ゴリゴリと実験しながら、take13で完成しました。
 
 
tissue case
size : w128×h83(mm)
color : tan . ink (light & dark)
material : goat leather
 
online shopにアップしています。こちらからご覧ください。
 
 
【雑記】
 
ティッシュケースを作るなら、ボックスティッシュのケースも同時に作ろうかと思い、コンビニに買いに走りました。いつもは、1型づつ進めていますが、今回は同時進行で数アイテムを進めました。新作を作る中にいると、日常を過ごす時も、新作作りの目を持って過ごすことになります。今回はその目が複数あった方がよかろうと感じました。
 
ボックスティッシュのカバーも考えましたが、そもそも我が家ではボックスティッシュを使っていない。僕が1人暮らしをはじめてすぐに、トイレットペーパーとボックスティッシュの2種を在庫するのが面倒だと感じ、在庫必須のトイレットペーパーで全てをまかなうことを習慣にしてしまっています。ならば、ボックスティッシュのカバーではなく、普段使っている、トイレットペーパーのカバーを作ろうと思い立ったものの、それは革ではなく、木とか違う素材で作るのに適しているであろう、と思い、今回の制作は見送りました。また、タイミングがきたら作るかもしれません。
 
 
 
 
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