ANDADURA

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2010.5.30

初恋の味

パン屋さんの話昔ながらのしつらえのパン屋さん。おそらく創業以来使い続けているであろう什器、
少ない商品数ながら、時間の経過と共に淘汰(おおげさ)されたパンたちが並ぶ。

その中で、3種類のラスクを発見。
おなかが空いていた僕は歩きながらでも食べれると、
ラスクを選ぶ事に

・コーヒラスク  コーヒー風味
・レモンラスク  初恋の味
・ミルクラスク  牛乳風味

の3種類。
もちろん、僕は初恋の味を購入。
レモンは僕の初恋の味ではなかった事が残念だったけれども、
ネーミングした人の気持ちになって、初恋の味を楽しみました。

甘くて、酸っぱい初恋の味、レモンラスク。

しかし、きゅんとした。

例えば大きいパン屋の場合
その他のラスクにも、初恋に準えたネーミングをつけるのが世の常、
いわゆる、マーケティングというやつ。

他の味に比べて初恋という言葉が、とびでたバラバラな感じにきゅんとした。
個人の思考の軌跡(また、おおげさ)が感じられて、思わず、初恋を詠った人を探す為
店内を一望した。
2010.5.30 | note
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