ANDADURA

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2023.9.12

新作作りの頭の中

 

数日前に作った新しいものの話。

新しいものを作る時の脳の動きをドキュメントしてみます。
 
最近は「あっ、作ってみよう。」とフッと思い立ち作りはじめることが多い。今作っているものもそうです。
 
ANDADURAはお財布のレンタルというものをやっていて、使って下さった方に、使った感想をいただいています。お財布を使って下さっている方に感想をいただくこともあります。
 
レンタルの際に感想を書いていただくカードサイズの用紙を同封していて、手紙のやり取りのようなことが出来るのは、ありがたいです。
少し前にレンタルで感想をくださった方に、こんな小さな用紙には収まらないから、とメールでとても細かく感想をいただきました。こんなお財布があったら、との要望も具体的に書いてくださっている。
 
それを眺めて、数日たった頃に、「そのお財布を作ってみよう。」と思い立つ。いただいた要望が明確なので、すぐに完成する。そして早速自分で使い始めてみる。
 
使ってみると、そのお財布は、使うときにコツがいるお財布で、「これはこれで面白いかも。」と思いつつも、このお財布をリリースするとなると、どうなんだろうとも考える。
 
そうやって何日も使っていると、車でいうところの、「マニュアルとオートマ」という軸が出てくる。そうか、このお財布はマニュアル車なんだ、前に子供と見に行ったドリフトをするような車。
 
それなら、リリース出来るマニュアル具合ってどの程度なんだろう?さすがに今使っているハイパーなマニュアル感のお財布は出せないけど、もしかしたら、心地よいマニュアル感ってあるんじゃないか?うん、きっとある。
 
と意気揚々とマニュアルとオートマがグラデーション的になるように試作を重ねる。そうか、こうやったらオートマに近づくんだ。ここのサイズを変えたらマニュアルになるんだ。そうか、そうか、楽しくなってきた。
 
この頃になると、いただいたメールの要望は失念(すみません)し、どのくらいのマニュアル感が心地いいのか?ということばかり考えている。
 
いや待てよ。そもそも、ANDADURAのお財布はマニュアル寄りだよな。使う人への余白は残しているの(つもり)だし、そうかマニュアルに寄せた分、使う人が感覚を使うんだ。
いままでもそんなこと考えていたけど、あまり言語化はしてこなかったな。前にオカズさんとPECHKAのアイテムを作った時も、感覚を使うこと考えていたし。今回も同じことやってないか?作家は同じテーマを言い方をかえて繰り返す、って言葉があるように、そんな自分にたくさんの切り口なんてないんだし、「マニュアルとオートマ」の軸は感覚を使うことを考えるいいきっかけだ、このまま進んでみよう。
 
このお財布のマニュアル感はどの程度に留めるのがいいんだろう?ホックもセンターからずらして付けた方が、手のかたちに無理がないのでは?フタのかぶせ具合も使っていて操作している感覚がいいかも。フタを開けずにカードの取り出しが出来るのはいいけど、何枚が適切な収まりに設定するのがいいだろうか?ひとまず寝かせて、使いながらじっくり考えよう。
 
という感じを繰り返し作っています。かなり、端折ってはいますが、要約するとこういう風に進んでいきます。
作るものが変われば、毎回プロセスは変わるので、今回は「マニュアルとオートマ」の軸にひっぱってもらいながら進みました。
 
作っては使って、また違う形になり、また使って、とインプットとアウトプットを繰り返すことで、見えてる景色が変わり、作ることで新たな視点が生まれます。新作作りは旅みたいです。ひとりブツブツと騒がしく作っています。
 
昨日も、フッと思いたち、違う新しいものを作りはじめました。着地しないものが増えていきますが、そのうち出来るかな、とおおらかに思いつくままに作っていきたいです。
 
 
最初に書きましたが、使った感想を書いていただくフォームあります。
いただいた要望のものを作ろうと思っても、どんどんスライドして違うものになったりしますが、そのきっかけがないと作らなかっただろうと思います。こちらのフォームからご意見いただけましたら嬉しいです。
 
2023.9.12 | note
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