ANDADURA

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2021.1.4

風の径

 

あけまして、おめでとうございます。

正月はのんびりと過ごしました。
 
昔から凧揚げが好きでした。僕の父はめんどくさがり屋なのか、
合理的なのか、釣りのリールをラインにして凧揚げしてました。
なので、上空300mくらいの風を感じる事が出来ます。
 
小学校の国語の教科書で記憶に残っている話で、風の流れを読む少年の話がありました。
魯迅の小説だったと思い、数年前にその話を探しましたが(魯迅の『故郷』を読み返しました)そんなシーンは無く、なんの小説だったかすごく気になってます。
 
その少年はトンビ(もしくは鷹)が飛んでいるのを見て、「もうすぐ、上昇するよ。」みたいなことを言います。そして、その言葉通りになり、何で分かるの?風には径(みち)があるからそれを見るんだ、と言います。
 
この風の径(みち)というイメージに魅せられました。
(30年前の記憶で確かでは無いですが、道ではなく径と書いてみちと読む言語感覚にも痺れました。)
 
凧は上空の風を手のひらに感じる楽しさがあります。上空の風をたっぷり味わった正月でした。
 
写真はちょっと本格的な凧の初フライト。
 
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2021.1.4 |
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