ANDADURA

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2023.12.24

クリッカーのオイル交換

工房にある、油圧裁断機(通称クリッカー)のオイルを交換しました。

 

クリッカーのオイル交換は検索してみても、数件しか記事がなかった(説明書なども出てこない)ので、自分が行ったやり方を忘備録をふまえて書いてみます。このやり方が合っているかは分かりませんが、参考になれば、と思います。

 

使っているクリッカーは大石工業さんのOHC-1000A(ふじA型)です。オイルはハイドロリックオイル(油圧作動油)の32番です。

 

 

前面のパネルのネジを外します。

 

 

機械の底に、オイルが溜まっています。

これを灯油缶に移していきます。地味にシュポシュポと入れていきます。

クリッカーを購入した際に、前の持ち主の方から伝えてもらったのは、30番手のオイルを60リットルとのことでしたが、オイルを全部灯油缶に入れても、40リットルでした。うーん、どっちを信用しようか。

 

クリッカーのオイル交換の際に大変なのは、廃油をどうするか、という事ですが、僕は近所のガソリンスタンドのおっちゃんに相談し、廃油を引き取ってもらいました。その後、灯油を0.5リットル入れ、灯油缶の中を洗い→廃油→また灯油を0.5リットル入れて、を3回繰り返しました。

 

オイルを抜いて、オイルを入れればいいと思っていましたが、クリッカーの製造元の記事によると、全部オイルを抜いた後で、灯油で清掃して綺麗な状態にして入れないと、新しいオイルを入れても、オイルがすぐに汚れるとの事でしたので、僕もそりゃそうだ、と思いましたので、そのやり方にしました。

 

オイルを抜いていくと、手前の底の方に、ろ過フィルターが現れます。

 

 

このフィルターでオイルをろ過しています。

 

 

30mmのスパナでも取れない、大きい径のナットを回して取ります。(工具を駆使して、なんとか取りました。)

 

 

中にろ過材が入っているのかと思いきや、スレンレスのネットで濾しているだけみたいです。

1Lのペットボトルを切り、灯油につけて、目詰まりを取ります。この灯油はクリッカー内部の清掃に使います。

 

シュポシュポで底部のオイルを取れるだけとり、あとはウェスでオイルを拭き取っていきます。だいたいオイルが拭き取れましたら、先ほどの灯油を入れ、内部をきれいにしていきます。僕は灯油を入れて拭いてを3回繰り返しました。3回くらいでおおよそ綺麗になりました。

内部を綺麗にしたら、ろ過フィルターを取り付け、オイルを入れてオイル交換完了です。

 

 

クリッカーの中をくまなく見てみると、上の方にギアがありますので、ここはグリスアップしといた方が良さそうです。

オイル交換と言いながらも、フィルター清掃や、内部掃除があります。どこまでやるかは、それぞれの判断でお願いします。

 

こういう説明書の無い機械のメンテナンスは、個人ブログの記事が参考になることが多く、いろんな方のブログのお世話になっている身としては、たまには自分も書いておこうと思い、つらつら書いてみました。

 

 

2023.12.24 | note
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